通貨の取引量とは?多い/少ないはどう影響する?

  • 通貨の取引量の多い少ないって利益に影響するの?
  • 取引量の多い少ないによってトレードのしやすさはある?
  • 取引量という言葉、通貨の特徴などでも何度も出てきたけど、具体的に分からない…

などなど迷われてる方々のために、通貨の取引量についてまとめてみました。


考えるまでもなく、米ドルが絡む通貨ペアが一番でしょ?という感じですが…

具体的な数字で見ていこう!


取引量とは?

取引量とは、市場で成立した売買約定の数量のことをいいます。

売買約定とは
外貨を売りたい人と買いたい人の間で、売買が成立することを指します。


例えばリンゴを10個売りたい人が居て、もう1人リンゴを10個買いたい人が居る。
売買が成立して売れた個数10個の事を取引量と言うよ。


他にも売買高や出来高という言葉もありますが、ほとんど意味は同じで、株式市場では出来高の方がよく用いられます。

取引量によってのトレードにしやすさは?

まずは、通貨ごとの取引量から見ていきましょう。

通貨別の取引量シェア率

第1位  米ドル 44.2%

第2位  ユーロ 16.2%

第3位  日本円 8.4%

第4位  英ポンド 6.4%

このようになりました。


さすが米ドル、2位以下の通貨に大差を付けて1位となりました。


基軸通貨である米ドルを含んだ取引は、どの大口投資家も行っています。

取引量が多いということは、ちょっとやそっとの取引じゃ値が動くことはなく、売り買いをする際にすぐに相手が見つかるということ。

つまり、取引量が多い通貨ペアは値動きが落ち着いている傾向あり、売買相手も見つけやすい事から、トレードがしやすいと言えます。

逆に取引量が少ない通貨ペアは値動きが荒く、売買相手も見つかりにくい為、トレードしにくくなります。

自分が思ったとおりのトレードをしたい場合には、取引量が多い方が良いということが言えますね。

時間帯や相場の状況と取引量

では通貨の取引量だけで取引する通貨を選んで良いのでしょうか?

実は取引量には『通貨ペアごとの取引量』『時間帯や相場の状況に影響される取引量』とがあります。

例えば

オセアニア時間

市場参加者が少なく、比較的落ち着いてはいる
しかし、売買が成立しにくい為、主要通貨でも値動きが荒くなることがあるので注意が必要。

東京・アジア時間

市場参加者が増え、相場に動きが出てくる
アジアの市場が開いている事もあり円に絡む通貨が動きやすい

欧州時間

市場が活発に
ロンドンを中心に、ユーロや英ポンドの取引が増加

NY時間

最も活発な時間帯
欧州時間が閉まる深夜2時頃までがピーク。それ以降も動く場合がある。

この様に時間帯によって、取引量に変化がある為、値動きも違ってきます。


ここにあげた特徴は一例に過ぎないからね。時間帯によって通貨全体の取引量に変化があったり、開いている市場の自国通貨が多く取引されたり、変化があるから取引する上で注意が必要だよ。


この他に、各国の祝日も取引量に大きく影響します。

FX取引は世界のどこからでも参加出来るため、世界中の国が祝日となる元日と、世界中(日本などごく一部以外)がほぼお休みとなるクリスマスを除いて、どこかの国が祝日でお休みとなっていても取引は可能です。

ただ、東京、シンガポールが祝日の東京時間英国が祝日のロンドン市場米国が祝日のNY市場はいずれも市場参加者が少なく閑散とした状態となるため、取引量が少なくなり、急に荒っぽい値動きを見せたりと不安定になるため、休場の日をきちんと確認しておくことも大切です。


海外ではクリスマスも休みか。クリスマスに休んで何するんだ?
トレードで利益出そうとしてるやつがのうのうとクリスマスで楽しんでんじゃねえぞ
市場で戦え
 
お、おう・・・まぁ止めはせんけど、閑散とした相場での値動きには充分注意しろよ・・・


トレードのスタイルにもよると思いますが、取引する時間帯や取引する日によっても取引量は変化するので、気にかけながら通貨ペアを選ぶと良いでしょう。

スプレッドも取引量で変わる?

スプレッドは、インターバンク市場の金融機関が通貨ペアごとの売り買いの注文数に応じて決めています。

インターバンク市場とは?
金融機関や証券会社等の限定された市場参加者が取引を行う市場の事。インターバンクでは電話やオンラインなどを用いて銀行間で取引しているため、特定の場所で行われているわけではありません。

その為、世界各国の金融機関と取引することが出来ることから、24時間取引が可能なのです。
ちなみにFX会社が提示するレートはインターバンクのレートが参考となっています。

図にしてみるとこんな感じです。

取引量が多い通貨はスプレッドは狭く取引量が少ない通貨はスプレッドは広く設定されます。


スプレッドについては以前も解説したけど、取引コストの事だったよね。
スプレッド が狭いって事はコストが少ないって事で、コストは少なければ少ない
程良いよね!

FXのスプレッドとは?取引手数料とは違うの?

通貨ペア取引量ランキング!

「各通貨や通貨ペアの特徴は分かったけど、やっぱりどの通貨に手を出していいか迷う…。」

そんな画面の前の読者のみなさんのために!

通貨ペアの取引量もランキング化してみました!

図1: 2019年の通貨ごとの取引量ランキング

第1位  ユーロ / 米ドル    24%

第2位  米ドル / 日本円    13.2%

第3位  ポンド / 米ドル    9.6%

第4位  豪ドル / 米ドル    5.4%

第5位  米ドル / カナダドル  4.4%

このようになりました。


やっぱり米ドルが絡んだ通貨ペアが上位にきてるお。とりあえず1位から取引してくか!

まぁ、比較的上位の通貨は値動きが穏やかだから、それでも構わんけど、今までにあった通貨の特徴と掛け合わせて、情報が得やすく安全通貨である円との掛け合わせ米ドル/円をオススメしとくぞ。


まとめ

取引量が多いと値動きは穏やかで、取引量が少ないと値動きは激しくなりがちです。

しかし、時間帯や日によっては通貨全体の取引量が増減し、取引の多い主要通貨でも、値動きは荒くなるので注意が必要です

取引量によって取引コストであるスプレッドも変わってきますのでそこも注意。

値動きが穏やかだと利益が出しにくいんじゃないかと思うと思いますが、裏を返せば自分の思った方と違う方に相場が動いても大きな損失になりにくいという事でもあります。

よって初心者の方には、最初のうちは取引量が多い通貨ペアを選ぶ事をオススメします。

慣れてきたら他の通貨にも目を向けてみましょう!

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