月ごと(季節ごと?)のアノマリーをまとめてみました!


僕がよくやるアノマリー投資なのですが、
せっかくだし、みなさんに覚えてもらいたいなと思って季節のアノマリーをまとめてみたよ!

 


市場は大衆心理!
アノマリーを活用して、上手く相場の波に乗ろう!

目次

月ごと(季節ごと)のアノマリー

数あるアノマリーの中から特に有名なものを取り上げています。

“この時期はこんな動きをしやすい!”といった特徴を押さえながら、相場へどのような影響があるか見ていきましょう。

1月のアノマリー

1月のはじまりはお正月シーズンのため薄商いとなりやすい特徴があります。

欧米企業が会計年度の始まりとなるため、変動幅が大きくなる傾向にもあります。

ちなみに会計年度について、アメリカでは フィスカルイヤー 、イギリスでは フィナンシャルイヤーと呼ばれているようです。

さらに米ドル/日本円に限ったアノマリーですが、1月につけた相場の高値または安値が、その年の最高値・最安値となる傾向もあるといいます。

2月のアノマリー

2月は、前月の流れを引き継ぐことが多いといわれています。

2月といえば節分ですが、投資の世界には “節分天井彼岸底” というアノマリーがあります。これは、節分の日に相場の天井値をつけやすく、それが彼岸の時期である3月20日ごろに底をつく、といった傾向を捉えたものです。

3月のアノマリー

日本では3月末で決算し、4月から新たな年度とする企業が多いです。

そのため3月は多くの企業が決算期に突入する時期です。
企業は外貨を日本円に替える必要があるため、相場は円高になる傾向があります。

ちなみに、この資金の動きを“ リパトリエーション(Repatriation)” と呼ぶので、アノマリーのひとつとしてぜひ、覚えておきましょう。

4月のアノマリー

3月で決算を終えた日本の企業は、ここで年度初めを迎えます。

企業が再び外貨を持ち始める月なので、先月とは逆に4月は円安傾向になりやすいです。

そして、月末から始まるゴールデンウィークは海外旅行に出かける日本人が多く、旅行者による日本円と外貨の交換も影響して、 4月は円安になりやすい と言われています。

5月のアノマリー

5月の有名なアノマリーに“Sell in May(5月に売れ)”*というものがあります。

これはアメリカの株式相場のアノマリーですが、その影響から為替相場においても相場の方向がドル安・円高になりやすいといわれています。

*「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day.」の略称。意味は「5月に売って Leger day(9月第2土曜日)まで戻ってくるな」となります。

6月のアノマリー

決算月について注目してみると、6月は“第1四半期”に当たります。

年末や3月ほどではないものの、リパトリエーションの影響は少なからずあると考えておくと良いでしょう。

加えて6月は日本の企業だと、株式配当金が行われる月であったり、ボーナス支給の月であったりします。そのため6月が 大きく動く時期 だと言えます。

7月のアノマリー

7月は円安ドル高になりやすいといわれます。

その理由のひとつとして、アメリカの株式相場が7~9月にかけて株価上昇しやすい “サマーラリー” と呼ばれるアノマリーの影響もあると思います。

また夏場は、夏休みを取得するファンドも多いため、市場参加者が減って相場が動きにくい“夏枯れ相場”と呼ばれる傾向も見られます。

8月のアノマリー

8月も引き続き“夏枯れ相場”のアノマリーが続きます。

特に日本の8月といえばお盆休みがあるため、その意味でも相場が動きにくい時期だといえます。

またヘッジファンドの“45日ルール” に当てはまる時期でもあります。

“45日ルール”とは、投資家がファンドを解約する場合、各四半期末の45日前に通告する必要がある、というヘッジファンドのルールのことです。

9月のアノマリー

日本企業の第2四半期、いわゆる中間決算を迎える時期です。

これまでのリパトリエーションと同様に、外貨を日本円に変更する必要があるため円高になる傾向が見られます。

さらに9月、そして10月にかけて “秋の大相場” というアノマリーもあります。

夏の期間に比べて、相場が大きく動き出すといわれるため、具体的にどちらに動き出すのか注意しておく必要があります。

また、夏枯れ相場を経て9月には様々な国で議会場がオープンし、マーケットに活気が戻ります。

そしてサマーラリーで好調だった株価が一転して売られやすくなるという傾向が見られるという事も覚えておきましょう。

10月のアノマリー

FXのアノマリーを考える上で、特に注目したい時期といえるかもしれません。

この時期には “10月効果” と呼ばれる、米株が下がり底を打ちやすいというアノマリーがあるのです。

過去に、歴史的な大暴落が何度も10月に起こりました。

有名なところだと、1929年10月24日“暗黒の木曜日(Black Thursday)”1987年10月19日“暗黒の月曜日(Black Monday)” 、日本の出来事では2014年10月31日“黒田バズーカ(第2砲)”がありました。

11月のアノマリー

11月の第4木曜日、アメリカには“感謝祭(Thanksgiving Day)”と呼ばれる祝日があります。

さらに多くの州では翌日も祝日となるため最大4連休となります。

ニューヨーク市場が休場となるばかりでなく、ファンドの決算時期も近いことから、多くの投資家は休暇前に調整を入れることが珍しくありません。
そのため相場にも少なからず影響を与えるアノマリーだといえますね。

さらに11月は、新しい方向性に動き始める時期ともいわれてます。

12月のアノマリー

12月は多くの欧米企業にとって決算期です。
そのためドル高・円安になりやすい傾向があるといわれています。

さらに年末にはクリスマス休暇があり、そこから年末の休暇に突入するため市場が閑散として、より一層の薄商い傾向が見られる時期でもあります。

まとめ:月ごとにいろいろなアノマリーがある!

いかがでしたか?月によってそれぞれ様々なアノマリーがあります。
説明がつかない傾向とはいえ、馬鹿にできないものも多々あります。

あくまでも参考にして、自分のトレード手法に取り入れてみましょう!


月ごとにこんなにアノマリーがあるって知ってたかい?
必ずそうなるというものではないから鵜呑みにしてはいけないよ!

まだまだ色々なアノマリーがあるので頑張って紹介していこうと思っています!お楽しみに!


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