NISA(ニーサ)のデメリットってあるの?運用の注意点

NISAってお得に見えるけど、デメリットってあるの?

僕が株投資に使っている一般NISAは、税金が非課税で運用できるお得な制度。
しかしデメリットがないわけではありません。

おいしい話しには裏があるように、“NISAのデメリット”についてもこの記事を読んでしっかり理解して運用しましょう。


超お得なNISA制度にも、デメリットがあります
しっかり理解してから、運用を初めるのじゃぞ


少額投資非課税制度:NISA(ニーサ)とは?選び方・おすすめの買い方
目次

NISA(ニーサ)制度をおさらい

NISA制度の比較(SBI証券より)

まずNISA制度をおさらいしておきましょう。

NISAは投資信託をコツコツ運用する「つみたてNISA」と、米国株など株やETFを買える「一般NISA」があります。

一般的に初心者ならつみたてNISAがおすすめと言われていますが、ボクは一般NISAをオススメします。

両者は途中で変更も可能ですが、年が切り替わってから変更が適用されるので注意が必要です。

僕が運用しているのは一般NISAで、米国株をコツコツ買っています。少額からでも購入できる米国株はオススメです。

NISA(ニーサ)制度のデメリット

利益がすべて非課税になるNISAにもデメリットがあります。
デメリットは以下3つ。

非課税期間が短い

つみたてNISAの場合は20年間コツコツ投資信託に積み立てができますが、一般NISAの非課税期間は5年間だけ。

この5年以内に利益確定しなくてもロールオーバーすることで更に5年非課税にできますが、それでも長期運用という観点で見ると確かに期間が短いです。

一般NISAは5年という非課税期間で利益を出すという中期スパンでの投資向け、と考えてもらえたらOKですが、色々と詳しく調べる必要がある分、初心者には少しハードルが高めな手法かもしれません。

このデメリットは一般NISAに限った話しですが、5年以内で利益を出せる自信のない人はつみたてNISAにしておいた方がいいかもしれません。

この辺りについては個人的な考えもあるのでその人の投資スタイル次第ですが、やっぱりボクは一般NISA推しです。たとえハードルが高くても、勉強してでもお得な方を使ったほうがいいじゃん!って感覚ですかね。

これについては後日記事にしますね。

損益通算ができない

通常の投資は他でマイナスのものがあれば、利益が出ている投資と相殺することができます。

例えば僕のようにFXで損切りしていた場合は、CFD取引の利益から差し引いたりして損益通算することができて、場合によっては税金を払わなくて済むわけです。

しかしNISA枠ではプラスになってもマイナスになっても、他の投資と通算することができないのです。

つみたてNISAも一般NISAも利益が非課税のメリットがある分、マイナスになった時の救済が無いことは大きなデメリットです。

補足ですが、FXやCFD等の損益と株取引の損益は税区分が違いますので損益通算できません。ご注意ください。

※2020/11/7追記 誤った情報を訂正致しました。大変失礼致しました。

頻繁に売買ができない

NISA枠内では銘柄の買い替え、いわゆるスイッチングができません。

例えば一般NISA枠内でA銘柄に60万円投資していたが、売却してB銘柄に60万円投資したら、それだけで年間120万円の枠を使い切ってしまいます。

実質的にNISA枠内ではリバランスできないことになりますので、一度買ったら中長期的に持っておくつもりで買いましょう。

ちょっと様子見で買うくらいなら、NISA枠は使わない方が懸命です。


利益が非課税というメリットはある分だけ、自由度は下がる投資です
それでもNISAがお得なことは間違いないンゴよ


一般NISA(ニーサ)は2024年に制度変更

現行のNISA制度は2023年で終了し、2024年からは新NISA制度で運用が開始される法改正が成立しました。

主な変更点は以下。

  • つみたてNISA:2042年まで期間延長(非課税期間の20年は変わらず)
  • 一般NISA:1階:20万円、投資信託のみ 2階:一般NISAと同等

つみたてNISAは期間延長のみですが、一般NISAは大きな変更。

1階建て部分でつみたてNISAと同等枠を20万円と、2階建て部分の今まで通り株やETFに投資できる枠の、2階建て構造になります。

どうやら2階部分だけ投資することもできるようですが、まだ新NISAの開始まで時間はありますから、この辺りは変更になる可能性もあります。

制度の開始直前に、もう1度確認しておきましょうね。当ブログでも新情報が判明し次第紹介していきます。

一般NISA(ニーサ)でコツコツ運用

SBI証券 NISA口座の手数料(米国株)

初心者はつみたてNISAでコツコツ投資が簡単でしょうが、僕が運用している一般NISAでもコツコツ投資が基本です。

僕は一般NISAで、米国株をコツコツ買っています。

短期的に利益を狙うのではなく、コツコツ買っていくことで買付価格を平均化していくこと。
下がった時に良さげな銘柄を物色して買いを入れています。

ドルコスト平均法といえばありきたりですが、これで株は結構なプラスになっていますからね。

NISA枠内の現物株なら、FXのようにナンピン買いを続けて証拠金維持率が苦しくなることもありませんから、安心してコツコツ買ってください。

株もコツコツ買うことで利益を出せるものですから、短期的にマイナスになってもコツコツ買ってみてください。

一般NISAを運用したい人は、僕と同じSBI証券で始めてみるのをオススメします。


“マイナスになっても救済がない”
NISAって怖い制度なんだな…、始めるか迷うなぁ…




とか迷ってるウチが損だよな。とりあえず始めてみることをオススメするンゴよ

デメリットはあっても、NISAはお得な制度だよ
過度に怖がらずに、コツコツ運用しようね


NISA枠を活用してお得に投資しよう!

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