FXや株などの資産運用に興味のある方であれば、商品先物という言葉を目にする機会は多々あるとはおもいます。
もちろんボクの動画やブログを見てくれている人はボクが原油や金(ゴールド)で爆損していることもあって、聞いたことがあるでしょうね。
では具体的にどのような意味なのか?商品に対してどういった方法を用いて投資することなのか?
この記事では商品先物について解説し、先物取引のイメージがわかるよう、例を用いてまとめてみました。
新たな投資方法に出会うきっかけになると思うので、ぜひ参考にしてみてください!
今回は商品先物について解説していくお!
この記事を読んで、キミも商品先物の説明ができるくらい知識を深めるのだ!
商品先物の投資先について
企業に投資する株式投資、為替に投資するFX。
では商品先物とは何に投資することを指すのでしょうか。
結論、商品先物とは商品(モノ)に対して投資することをいいます。
「具体的にどんな商品に投資できるのか?」については下記のリストをご覧ください
- 金、銀、プラチナ
- パラジウム
- 原油、ガソリン、灯油
- 大豆、コーン
上記の例以外にも投資できる商品はたくさんあります。
株や為替に比べると、身近なものに対して投資することがわかりますね!
具体的に何に投資するのか理解したところで、先物についてもご説明します。
先物ってなに?
先物とは先物取引のことをいい、商品の価格と数量を現時点で決定し、将来の決められた期日に売買することを約束する取引のことをいいます。
何故そんな事をするのか?それには古い歴史から紐解いて行く必要があります。
古くはアメリカの穀物から始まったとされる先物市場。季節や交通事情などによって価格が上下してしまい、ある時は叩き売らなければならなかったり、ある時は高騰してしまったり、思ったように自分の作物が売れない農家の人達が考えたものだそうです。
収穫がまだ先の穀物に対して、「今後高騰する可能性もあるし、今の価格で買わないか?」と持ちかけることがあったり、逆に買い手が「収穫した時に作物を届けてくれればいいから、今の価格で買わせてくれないか?」と契約をしたりしていたといいます。
そしてこうしたやり取りをする際には取引所が間に存在しています。現代で言うと証券会社がそれと似たようなものです。我々はお金を預けて商品の価格が将来どうなるかを見極めながら商品先物取引をして、途中で利確したり損切りしたりしているわけですね。
全てを説明している長くなってしまうので、難しい事を省いて簡単に説明すると
「商品を売るタイミングをずらす事ができれば合理的に商売ができるようになる」
といった理由から先物取引が始まったといいます。
このあたりに関しては楽天証券さんのこちらのページに詳しく記載されていますので是非見てみてください。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/foreign_futures/beginner/basic04.html
ちなみにみなさんが日々行っている、お金と現物の受け渡しをその当日中に済ませてしまう事を現物取引と呼びます。
投資の世界と現実世界はリンクしている部分が多々ありますから、感覚を掴めるとより楽しくなると思いますよ。
商品先物の特徴
さて、商品先物とは何か?ざっくりとした説明をすると
「とある商品を将来に約束した日に、いくらで、どのくらい買う、または売る」
といったイメージです。
通常買い物をする場合、代金を支払い商品をその場で受け取りますが、先物取引は決済と商品の受け渡しを指定した日に行うことになります。
少し難しい内容だと思うので、今回は商品先物取引でメジャーな商品である金を用いて解説しましょう。
【例】1g=5000円の金1kgを1年後に500万円で売買する商品先物取引
・売り手:1年後に金1kgを500万円で売ります
・買い手:1年後に金1kgを500万円で買います
上記の契約内容が商品先物取引の契約内容となります。
約束した日(今回は1年後)に契約内容通り商品と代金の交換が完了した時点で取引完了です。
このように契約内容の期日に取引が完了することを、受渡決済といいます。
価格変動が及ぼす影響について
ここで気になるのは
予約して価格が変わった時にどうなるの?
という点かと思います。こちらに関しては答えはシンプルです。先程の例を使って解説します。
【例】1g=5000円の金1kgを1年後に500万円で売買する取引で、約束の日には1g=6000円の価値になった
・売り手:約束通り金1kgを500万円で売る(損益は仕入れた時の金の価格次第)
・買い手:約束通り金1kgを500万円で買えて、600万円の価値があるので実質+100万円
となります。
約束した日から約束の日までに価格が変動することによって、買い手と売り手が得するか損するかが決まります。
ちなみに、例えば金現物を売買すると約束していると仮定して、もし売り手の人が金を1g=4000円の時に1kg仕入れていたのであれば元手が400万円の金を500万円で売ることに成功できたと考えれば、売り手もプラスですね。
とは言えここでは売り手は約束時点での価値の金を保有していると考えてみれば、本来ならその金はその時点で売却すればもう+100万円だったはずなので、結果的に売り手は損してしまっていると考えてもいいでしょう。
そして逆に価値が下がった場合には、逆のことが起きますよね。
【例】1g=5000円の金1kgを1年後に500万円で売買する取引で、約束の日には1g=4000円の価値になった
・売り手:約束通り金1kgを500万円で売れて、値下がりのリスクを軽減できた
・買い手:約束通り金1kgを500万円で買うが、現在は400万円の価値の物を買ったので実質-100万円
こんな感じで、価値が落ちると買い手が損をして売り手が得をするような図式になっています。
さて、以上が商品先物取引のキホンの流れですが、価格が爆上げしてるから受渡決済まで契約を待ちきれないよ!という人のために、受渡決済以外にも取引完了する方法があるのでご紹介します。
1年後に契約時に決めた金額より上がってたら儲かるってことね!
半年後に爆上げしてたらそこで売っちゃいたいなあ!なんとかならないの!?
受渡決済以外にも決済方法があるんだ
商品先物取引では次に紹介する決済方法、差金決済取引(CFD)の方がメインで使われることが多いんだよ
差金決済取引(CFD)なら僕もメインで使っているGMOクリック証券!
商品先物はもちろん、株価指数やVIX指数(恐怖指数)にも投資できちゃう!
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差金決済とは
商品先物取引には、受渡決済のほかに差金決済という取引完了方法があります。
差金決済とは、指定した期日の前に反対注文をして契約時の購入価格と現在の差額での受払いによって取引を終了させる方法です。
反対注文とは、買う契約をしていれば売ることを指し、売る契約であれば買うことを指します。
少し複雑になってきたので、先ほどの金の例を用いて解説しましょう。
【例】1g=5000円の金kgを1年後に500万円で売買する取引
・金1kgを500万円で買う契約の場合、1年後に500万円で買う予定だったが、半年後に金の相場が1g=6000円になったので、反対注文(売り)をすることにした。
この場合1gあたり1000円の差額があるので、1kg分に換算すると100万円の利益確定となる。
上記の例が差金決済をして利益を得るイメージです。
では逆に損失が生まれ始めて「今後もどんどんマイナスが広がりそうだから損切りをする」といった場合はどうなるのでしょうか。
【例】1g=5000円の金1㎏を1年後に500万円で売買する取引
・金1kgを500万円で買う契約の場合、1年後に500万円で買う予定だったが、相場が下がり始め、1g=4500円になったタイミングで不安になり反対注文(売り)をすることにした。
この場合1gあたり500円の差額があるので、1kgに換算すると50万円の損失確定となる。
上記の例が商品先物取引で、損失が生まれるパターンです。
ハイリスク・ハイリターンといわれる先物取引では、一瞬にして多額の利益を得る場合もあれば、その逆も然りです。
先物取引に限ったことではありませんが、投資をする際は必ず余裕資金を運用していきましょう!
差金決済についてバッチリ理解したお。
途中で決済できるなら短期で大きなリターンも狙えるはずだわ!
損切りできないおじさんの異名を持つアンタが途中で決済って言葉を使うとなんか違和感なんだが・・・
まとめ
今回は商品先物取引についてご紹介しました。
ハイリスク・ハイリターンといわれる商品先物取引ですが、知識や経験があれば勝率を上げて、短期間で大きなリターンを得ることもできます。
ぜひこの記事をきっかけにして、投資の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
商品先物については今後も解説していく予定なのでお楽しみに!
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