100年に1度起きると言われる金融危機についてまとめてみた

株や為替をやっていると、嫌でも起きるのが大暴落。
その大暴落の起因が、国の金融政策だったり、自然災害など。

 

最近では2020年にコロナショックがあったよね。
100年に1度の大暴落って言われてた気がする

あぁ、100年に1度って言われてるけど話を盛りすぎてると思うんだよね。

 

だからその真相を暴くべく、金融危機は本当に100年に1度来ているのかまとめてみたよ

金融危機は100年に1度くる?

最近では、2020年に新型コロナウイルス感染症の発生で全世界の投資家が経済に対して先行きの見えない不安から、保有している株やリスク資産などを大量に売って現金化し、日経平均株価やNYダウ、S&P500といった株価指数だけではなく、様々なリスク資産と言われる通貨や商品の価格が次々に大暴落しましたね。

このことから、新型コロナウイルス感染症が発端で起きた大暴落は“コロナショック”といわれ、100年に1度の経済危機だとして世間では認知されています。

しかし、100年に1度来ると言われている金融危機は本当に100年に1度起きているのでしょうか?

約100年間で起きた金融危機

実際に約100年間で起きた世紀の大暴落と言われている金融危機について、簡単にまとめてみました。

  • 1929年 ウォール街大暴落(別名:ブラックサーズデー)
  • 1971年 ニクソンショック
  • 1987年 ブラックマンデー
  • 1997年 アジア通貨危機
  • 2008年 リーマンショック
  • 2020年 コロナショック

約100年間だけでもこんなに100年に1度の金融危機が起きているんですよね。

これらの金融危機は一体どんな内容だったのか、軽く説明していきます。

1929年 ウォール街大暴落(別名:ブラックサーズデー)

ウォール街大暴落(別名:ブラックサーズデー)とは、1929年10月24日から約1ヶ月間続いた一連の株価の大暴落のことを言います。金融の街として知られているアメリカ・ニューヨーク州マンハッタンの南に位置するストリート、ウォール街で起こったのでその名前が付きました。

また、最初の暴落が起きた10月24日木曜日だったことから、“ブラックサーズデー”とも呼ばれていて、世界恐慌の引き金となりました。


確か歴史の教科書ではウォール街大暴落という名前じゃなくて、世界恐慌やブラックサーズデーって名前で載ってたからそっちのほうが馴染みがあるなぁ

 

実際に世界恐慌と呼ばれているのは1930年代ごろだよ。
1929年のウォール街大暴落から1930年代はさらに下落していて、具体的な数字で言うと1929年から90%以上も下落していてそれはそれは酷い有様だったみたいだよ


1971年 ニクソンショック

ニクソンショックとは、1971年8月15日にアメリカの大統領リチャード・ニクソンが発表した新経済政策のゴールドと米ドルの交換停止で起きた世界市場の混乱のことを言います。

もともとアメリカでは、ゴールドと米ドルの交換比率をゴールド1oz(約31グラム)に対して35米ドルに固定し、この比率を保証することで米ドルの流通と価値の維持に繋げていました。

しかし、財政赤字が続いている中ベトナム戦争が勃発、その結果世界に米ドルがばらまかれたことによって市場に不安が広がりました。

米ドルが市場に過剰供給されることによってゴールドと交換できなくなるかも!?という不安から、今のうちにゴールドを大量に交換しておこうという動きが出ました。

そしてアメリカの保有しているゴールドが底をつき、当時のアメリカ大統領だったリチャード・ニクソンが1971年8月15日にゴールドと米ドルの交換を停止しました。

1987年 ブラックマンデー

ブラックマンデーとは、1987年10月19日月曜日に起こった世界的株価大暴落のことを言います。

当時のアメリカでは、オイルショックの影響などでスタグフレーション(景気停滞・物価上昇)が起きていました。

当時アメリカ大統領だったロナルド・レーガンがスタグフレーションを解消するために行った経済政策が“レーガノミクス”です。レーガノミクスによりアメリカの経済成長はしましたが、貿易赤字と財政赤字が目立ち、アメリカは火の車でした。

それがきっかけとなり、香港を始めとしてオーストラリアやシンガポール、イギリス、アメリカなどの株価が大幅下落し、世界同時株安を記録しました。

1997年 アジア通貨危機

アジア通貨危機とは、1997年7月にタイの通貨であるタイバーツの暴落を皮切りに、東アジアの新興国市場を襲った金融危機のことを指します。

このころのタイは、独自の金融政策でオフショア市場の開設ドルペッグ制を採用していました。

オフショア市場の開設によりバーツの貸付金利が6~7%に抑えられたこと、ドルペッグ制を採用したことによって為替変動リスクが抑えられたことから、低コスト・低リスクで米ドルを調達でき、タイは大きな経済成長に繋がり、当時の外貨流入額はGDPの50%に達したと言われています。

また、このドルペッグ制はタイだけではなく、マレーシアやインドネシア、韓国などのアジア諸国や、ロシア、ブラジルなどでも採用していた制度です。

しかし、アメリカの政策変更によってドルペッグ制を採用していた国々は一気に通貨高となりました。

その出来事に目を付けたヘッジファンドは、ドルペッグ制を採用している通貨に対して次々に空売りを仕掛け、新興国市場の通貨は一気に大暴落しました。

2008年 リーマンショック

リーマンショックとは、2008年9月に大手投資会社のリーマン・ブラザーズが経営破綻し、その影響で市場株価が連鎖的に暴落していき、世界的な金融危機の引き金となった出来事のことを言います。

2000年代からアメリカでは住宅バブルが起き、サブプライムローンという住宅ローンを提供することによって低所得者でもローンで家を購入することができるようになっていました。しかし、ローンの回収が不可能になってき始め、関連の債権を保有していた投資家たちは損失を恐れて、続々と売りを始めました。

このサブプライムローン問題をきっかけに、リーマン・ブラザーズの負債は一気に膨れ上がって経営破綻し、リスク回避できなかった金融機関や投資家たちが続々と大きな損失へと繋がり、株・為替ともに記録的大暴落が起きました。

2020年 コロナショック

コロナショックとは、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大を発端に起こった、世界的な大暴落・金融危機のことをいいます。

新型コロナウイルス感染症は2020年1月頃に発見され、みるみるうちに世界全体に拡大しました。
そして2020年3月には感染対策のため全世界同時ロックダウン(世界規模の都市封鎖)を行いました。

これにより、経済の先行き不安から金融機関や投資家たちが保有していた株・通貨など金融商品を現金化するような動きが見られ、世界的な大暴落へつながりました。

ちなみに、このときのVIX指数(恐怖指数)は2008年のリーマンショックを上回った数字でした。


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古きを学び新しき金融危機に備えよう

100年に1度の金融危機は、10年に1度のペースでやってくることがわかりました。

そのため、10年後に来るであろう金融危機に備えるためにも、過去に起こった金融危機からどのように立ち回ればいいのか学ぶ必要があります。

有名な四字熟語に温故知新という言葉があります。

新しきを得るために、古きをたずねるのは、自分の身を守るための術になるはずです。

この機会に歴史を振り返っておいて、自分の立ち回りに活かせるようにしておきましょう!


2020年にコロナショックきたし、少なくとも今後10年は大暴落なんてないかな!
安心してクソポジを塩漬けできるわ!

 

大暴落はいつくるかもわからないし、アノマリーと同じで今年初めてのイレギュラーもあるかもしれないから、みんなはこうやって判断するのはやめようね?

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