もしかして株あがってきたああ?今こそ底買いだああああああ!
などとJIN君みたいに考えなしに投資してると痛い目見るかもしれません。本当に米国株が底打ちしたのか今回は考えてみましょう
これでダメだったらもう破産だ。ボクお星さんになるしかないお
ロシアのウクライナ侵攻で株価は底をついたようにも見えますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
ソース先
Russia’s invasion of Ukraine could keep stocks sliding for weeks before the market finally hits bottom
米国株は底打ちしたか?
米国株が先月3日の過去最高値から10%を超える下落を見せ、2年ぶりに調整局面入りしました。しかし2月24日には大きく反発。NYダウは日中に950ポイントの上昇(+2.51%)を見せるなどしており、底を打ったと考えナンピンする人も出てきています。
しかし本当に米国株は底を打ったのでしょうか。金融メディアMarketWatchのMark Hulbert記者によれば、底打ちを宣言するにはまだ早計かもしれません。
底を打つとは:
株式相場が限界まで下がりきり、大底が確認され、相場が下げ止まったことを指す。回復に転じたときにも言う。
底打ちを信じる人々
大底とは、失望した投資家が諦めてタオルを投げたとき初めて生まれるもの。
にも関わらず、今回のロシアによるウクライナ侵攻で「マーケットはすでに底打ちした」と信じる人も少なくありません。地政学的危機が起きても株価はすぐに回復すると彼らは考えているのです。
問題点1. 絶望的状況を回復のチャンスと考えている
CFA協会認定証券アナリスト・Genevieve Roch-Decter氏はウクライナ侵攻のニュースが報じられた直後、このようなツイートをしていました。
最高の買い場とはそのタイミングではそうは思えない時期に到来します。過去の地政学的イベントが株価に与えた影響を見てみてください。ここから導き出せる教訓は、株は道路に血が流れている時に買うことなのです
しかしこのような語り口には問題があります。地政学的危機が投資家に招いた大きな損失はまるでなかったかのように、一切触れられていないのです。
例えるなら、これはKOされたボクサーを祝うことに等しいと言えます。「倒れたボクサーは再び立ち上がるチャンスを与えられたのだからKOされて良かったのだ」と彼らは投資家に現実逃避させ、鼓舞しているだけなのです。
問題点2. 主張を正当化するためデータを恣意的に選出している
さらにもう1つの問題点は、株価が急回復するというバラ色の物語そのものにあります。アナリストらは自分の主張を証明するため都合の良い地政学的イベントを恣意的に選び出しているのです。
地政学的危機のなかでもとりわけ「戦争」だけに注目すれば、全く異なる結論が浮かび上がります。
詳しくは以下に説明しますが、1941年以降に勃発した6つの紛争/戦争のうち半数は事件から6ヶ月後もS&P500は回復しなかったのです。
株価暴落したのにチャンスと考えるとかバカなの?
自分に都合良いデータだけ見て「回復するから」ってバカなの?
ご、ごめんって。さすがに言いすぎたわ
紛争勃発後の株価の動き
下記のグラフは1941年以降、軍事侵略や国家主権への脅威を伴う6つの主要な地政学的危機(真珠湾攻撃・朝鮮戦争・第四次中東戦争・フォークランド紛争・湾岸戦争・911テロ)に対してS&P500がその後どう反応したかを示したものです。
これら6つの事例のうち3つで、事件から6ヶ月経過しても米国株は回復しませんでした。
戦争・紛争勃発後のS&P500推移
底打ちするのは事件から数週間〜数ヶ月後
このグラフからも見てとれる通り、戦争のような地政学的危機が起きてからマーケットが底を打つまで数週間〜数ヶ月かかるのです。底打ちするまでに要する日数は平均で60取引日、つまり3ヶ月後でした。
さらに侵攻または攻撃の日に市場が底を打ったことは過去に1度もありませんでした。
ロシアのウクライナ侵攻は始まったばかりであり、株価がすでに底をついたとは到底考えにくい状況と言わざるを得ません。今後数週間は底に向かって下落し続けることが考えられ、さらに先に最悪の事態が待っている可能性もあります。
今は底で買う時ではない
株を底値で買おうと株式市場に現金を投じる考えの投資家も多いはず。しかしこの考え方に否定的な見解を示す専門家もいます。
ソース先
Russia’s attack on Ukraine: ‘Now is not a time to be buying the dip’ in stocks, cautions Wells Fargo strategist
米大手銀ウェルズ・ファーゴのグローバル市場戦略責任者・Paul Christopher氏はこう述べていました。
今は現金があっても底で買うタイミングではありません。そして保有しているものを売らないでください。ただ辛抱強く待つ時期なのです。現時点では不確実性が多すぎます。
ウクライナ侵攻はもちろんのこと、世界経済に打撃を与えるインフレが今後どうなるのか先行きは不透明です。これらの不確実性が解消されない限り、せめてその兆候だけでも現れない限り、マーケットが回復に転じるのは容易ではないのかもしれません。
もう少し静観が正しい..ということですね
でもなガッツリ儲けるには人がしないことをするしか方法がないんだ
身を崩さない程度にしてね
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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