どうもJINです。引き続き「米国株決算結果から見るワイの買い時分析」シリーズとして、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G、通称ピーアンドジー)の2022年第3四半期決算分析をお届けしたいと思います
加齢臭が気になるお年頃なのでファブリーズは欠かせません!お世話になってます!
リアルな悩みすぎて・・・
P&Gって?
まずは企業の概要から紹介しましょう。
ワイが株式投資でメインで使っているSBI証券によると以下の通り。
プロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble Co)は、ブランド化された消費者向けパッケージ商品を世界中の消費者に提供することに重点を置く。【事業内容】ビューティー、グルーミング、健康管理、ファブリックとホームケアおよびベビー、フェミニンとファミリーケアの5つのセグメントで事業を展開する。
引用:SBI証券企業情報ページ
ドラッグストアでは必ず目にする日用品を提供する生活必需品系の大手企業ですね。洗濯洗剤のアリエールやT字カミソリのジレット、消臭剤ファブリーズやおむつのパンパースまで、みんな一度は目にしたことがあるであろう製品を取り扱っています。
僕の愛用するダウニーもP&Gが取り扱っていますね。
洗濯洗剤はダウニーって決めてるんだ。好み分かれるって言うけど僕個人としては好きな匂いなんだよね
そういうところ意外とこだわるんすね。だらしなさそうなのに
P&Gの決算
それでは2022年4月20日に発表されたP&Gの2022年第3四半期決算予想と結果を見ていきましょう。
ちなみに以下表記のBはビリオン(10億)、Mはミリオン(100万)です。
2022年第1四半期決算予想
予想は以下の通りでした。(ヤフーファイナンスの予想平均値(コンセンサス)から取得)
- 売上高予想:$18.73B(187.3億ドル)(low $18.49B – high $19.16B)
- EPS予想:$1.29(low $1.25 – high $1.35)
2022年第1四半期決算結果
結果は以下の通り。
- 売上高結果:$19.4B(194億ドル) 予想より良い
前年同期:$18.1B(181億ドル)で今年は7%増加 - 純利益:$3,367M(33.67億ドル)
前年同期:$3,249M(32.49億ドル)で今年は4%増加 - EPS結果:$1.33 予想より良い
前年同期:$1.26で今年は6%増加
参考:businesswire
ということで売上高、EPS共にアナリストの予想を上回り、好決算を叩き出してきました。
通年事業見通し(ガイダンス)についてはアナリスト予想よりも少し低めの発表だったようですが、同社としては売上高見通しを引き上げたようです。
インフレに合わせて自社製品の価格を値上げした事が功を奏して売り上げアップに繋がったと思われます。
ちなみにP&Gの通年決算発表は7月末だよ!
四半期決算で頻繁に発表されているから忘れがちだけど、年間の売り上げも株価に少なからず影響するから覚えておこうネ!
来期の発表が楽しみです!
P&Gの今後はどう?
ディフェンシブ銘柄としても有名なP&Gですが、その安定さには定評があります。長期目線で見ても右肩上がりでコロナ禍も利上げ局面もなんのその。
配当利回りも2.22%と高めで、60年以上増配を続けています。そういえば先日増配を発表していましたよね。
下がったら買っておきたいと思える銘柄の1つですね。
長期保有タイプの投資家のポートフォリオには組み込んでおいて損はないと考えます。
しかし注意しておきたいニュースも出ていたので紹介します。
費用拡大で今後の利益が圧迫される!?
ロシアのウクライナ侵攻によって懸念されるのは資源価格高騰の影響で生産コスト増、からの売り上げ下落、からの株価下落ですよね。
先述しましたがP&Gはこれを値上げすることで乗り切ったように見えます。
P&Gの1-3月決算、値上げが売上高の拡大に寄与-コスト高騰の中
20日のP&G発表によると、1-3月の売上高は一部項目を除いた本業ベースで10%増加。値上げが売上高の拡大につながったほか、出荷高の増加や、高価格商品へのシフトなども比較的度合いは小さいが増収に寄与した
参考:Bloomberg
しかし今後の生産コスト拡大も懸念材料の1つとして見ておく必要があります。
同社はインフレの悪化によって追加コストがかかる見込みだと明らかにしており、次の決算に少なからず影響する可能性を残しています。
通期決算での発表が悪い結果になると株価が下落するおそれもありますが、ロシアのウクライナ侵攻問題が落ち着いて資源価格が下がってくれば、P&Gにとっては追い風になりえますよね。
その時は・・・もしかしたら買いどきなのかも知れません。
ちなみにSBI証券の米国株で取引できますよ。今のうちに口座開設してチェックしておきましょう。
P&Gの現在のチャート
そんなP&Gの1年間の株価推移をチャートで見てみましょう。
チャート形状的にはかなりの高値圏です。とはいえこの決算ですし、最高値を更新して更に上にぶち上げていきそうな勢いを感じます。
これならここで買っていっても全然良いかもしれませんね。下げたら買いたい銘柄です。3月の下落で買えた人は以降も握力強めで良いでしょう。
P&Gまとめ
いかがでしたか?
こうした情勢の中で強さを見せてくれるのはさすがディフェンシブ銘柄と言ったところでしょうか。60年以上の増配を続ける企業は伊達じゃないですね。
グロース株を探すのも面白いですが、防御力高めにするならこうした銘柄も保有しておくべきかなと考えます。
是非参考にしてみて下さい。
60年以上増配って凄いなぁ。相場が不安定な時期こそ半導体とか買わずにこういった銘柄を買うほうが良いんじゃないですかJINさん?
それでも僕はNVIDIAを限界まで買い続ける。それが僕の投資人生です。
あれっ?証拠金が足りない・・・やりすぎたか・・・?
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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