どうもJINです。引き続き「米国株決算結果から見るワイの買い時分析」シリーズとして、クレジットカード会社のブランドでおなじみアメリカン・エキスプレスの2022年第1四半期決算分析をお届けしたいと思います
アメリカのダウ工業株30種平均に選ばれているカードブランド!ちなみにワイは確か持ってません!(あんまり使わないので覚えてない)
カードの管理ぐらいちゃんとしようね・・・
アメリカン・エキスプレスって?
まずは企業の概要から紹介しましょう。
ワイが株式投資でメインで使っているSBI証券によると以下の通り。
アメリカン・エキスプレス(American Express Co)は統合された決済会社である。【事業内容】ビジネスを構築する製品、洞察、および経験へのアクセスを顧客に提供する。世界中の消費者、中小企業、中堅企業、および企業にクレジットカードとチャージカードを提供する。
引用:SBI証券企業情報ページ
アメックス(AMEX)でおなじみのアメリカに本拠地を置くクレジットカード事業を行う会社です。3大国際カードブランドの1角で、残り2つはビザ(VISA)とマスターカード(MASTER CARD)。
少々年会費がお高めな代わりに様々な特典が受けられるカードブランドとしても有名ですね。プラチナカードやセンチュリオンカードを持っている人が居たら間違いなくお金持ちでしょう。ちなみに僕は持っていません。
主要株主はあのウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ。
ワイは特典よりもキャッシュバックの方にお得感を感じるタイプなのであんまり惹かれません
現金が戻ってきた方がお得だなって感じる気持ちもわかるよ
アメリカン・エキスプレスの決算
それではアメリカン・エキスプレスの2022年第1四半期決算予想と2022年4月22日に発表された結果を見ていきましょう。
ちなみに以下表記のBはビリオン(10億)、Mはミリオン(100万)です。
2022年第1四半期決算予想
予想は以下の通りでした。(ヤフーファイナンスの予想平均値(コンセンサス)から取得)
- 売上高予想:$11.62B(億ドル)(low $10.96 – high $12.06)
- EPS予想:$2.44(low $2.18 – high $3.45)
2022年第1四半期決算結果
結果は以下の通り。
- 売上高結果:$11.735B(117.35億ドル) 予想より良い
前年同期:$9.064B(90.64億ドル)で今年は29%増加 - 純利益:$2.099M(20.99億ドル)
前年同期:$2.235M(22.35億ドル)で今年は6%下落 - EPS結果:$2.73 予想より良い
前年同期:$2.74で今年はほぼ変わらず
結果は予想よりも良く、前年同期比でもそこまで悪い結果にはなっていないかと思いますが、予想とほぼ同じような数値だったのでとりあえず難なく決算を終えたという雰囲気。
通年事業見通し(ガイダンス)ではEPSを予想よりも低く見積もったという事もあり、株価は少々下落しました。
僕としてはネット決済なども盛んに行われていたコロナ禍が終わって旅行・外出需要が活発化したところでカード会社の売り上げが伸びるのかと言われると微妙なんだけど、そのあたりはどうお考えですか?
外出需要の方が決済額が大きいじゃん?旅行とかお金かかるし、外に出るには服とかバッグとか靴とか買うでしょ?
これから外に出る人が増えるなら必然的に消費は増えるはずさ。その決済の選択肢にクレカは確実に入ってくるよね。
でもインフレが影響して消費が落ち込む可能性もあるんだよねえ
アメリカン・エキスプレスの今後はどう?
決算報告ではアメックスの決済ボリュームが30%増加したということですが、ネットワークボリュームが増えているという事は決済する人が増えてきているということです。
カードホルダーも増えてきているようですし、今後も安定した推移をしてくれそうな感じですね。
しかしガイダンスにてEPSの見通しが予想よりも低かったことに影響して株価は軟調。とは言っても長期目線で見たらかなり右肩上がりの銘柄なので、さすがNYダウ構成銘柄とでも言いましょうか、安定していますね。
そんな中でこんなニュースもありました。
特典のやりすぎで経費増えすぎ!?
アメリカン・エキスプレスのプラチナカードに付帯する特典の刷新を行ったこともあって費用が市場予想を上回る結果になったそうです。
アメックス、特典刷新で費用かさむ-「プラチナ」の新規顧客は大幅増
米クレジットカード会社アメリカン・エキスプレス(アメックス)の1-3月(第1四半期)決算は、費用が市場予想を上回る増加となった。顧客のつなぎ止めや新規獲得のための特典で経費がかさんだ。ただ特典強化により、米国ではプラチナカードで過去最多の新規顧客を獲得した。
参考:Bloomberg
しかしこの特典戦略が奏功してプラチナカードの新規会員数は米国で過去最多を記録。カード解約に至るような施策が無ければ、今後もカードホルダーとして居続けてくれることを考えると今回の費用に見合う結果を出せたのかなと。
ちなみにSBI証券の米国株で取引できますよ。今のうちに口座開設してチェックしておきましょう。
アメリカン・エキスプレスの現在のチャート
そんなアメリカン・エキスプレスの1年間の株価推移をチャートで見てみましょう。
長期的に見ると株価は上昇トレンドを維持している状態です。3月のウクライナ侵攻ショックに見舞われた事もありましたが、さすがはNYダウ構成銘柄。すぐに戻しています。
これから下落トレンドになるのかと言われると想像するのは難しく、落ちたら拾っていっても良いと思える銘柄かなと考えています。
アメリカン・エキスプレスまとめ
いかがでしたか?
カード会社は地道に伸びていく一方で大きな伸びは期待できないのも事実。安全な投資をする上でのポートフォリオの一部には良いと思いますが、僕みたいに爆益を狙っている投資家はあまり目を向けない銘柄なのかなと。っていうか今から買うにしてもちょっと高値圏ですよね。
もし落ちたら拾っていくぐらいの感覚で気長にチャートを眺めるぐらいがちょうど良い銘柄かなと思います。
もしホルダーなのであれば、特に売ったりするようなタイミングでも無いので気長に保有しておきつつ今年の通年売り上げには目を光らせておきましょう。
是非参考にしてみて下さい。
NYダウ構成銘柄なのは伊達じゃないですね。今後も安定して推移していってくれることでしょう。でもやっぱり僕はちょっと惹かれないかなあ
顧客の支出に左右される銘柄なので景気動向には結構敏感だと思います。そのあたりも考慮しつつ自分のポートフォリオに組み込むかどうかを考えてみてはいかがでしょう
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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