米国株式市場のベア相場、歴史を振り返ると今後どのような値動きを見せるのか

株で大損こいてるみんな!今こそ手を取り合って一緒に耐え忍ぼうぜ!

 

過去のデータが慰みになると思うから

 

なんて仲良しごっこしてる場合じゃねえ!!こちとら爆損ヤバくておかしくなりそうなんだわ

ふぎゃあ


米国株式市場の全面安によりS&P500はベア(弱気)相場に突入しましたが、ここから相場はどのような動きを見せるのか。

米国で最も著名な投資週刊誌「バロンズ」が歴史を振り返りながら今後の市況を予測しています。

ソース先

The Bear Market Is Officially Here. What Comes Next, According to History.

https://www.barrons.com/articles/bear-market-stocks-whats-next-51655150790

目次

忍耐の先に光が

歴史通りならば、投資家は株価上昇フェーズに入るまではしばし忍耐力が必要になりそうです。ただ今から投資を始める人にとっては、長期的目線では、うまく利益を出すチャンスでもあります。

S&P500は6月13日終値に3749.91(前週末比3.9%安)をつけたことで、今年1月の高値から22%下回り正式にベア相場入りとなりました。株価下落で画面上がすべて緑一色となっている今、これを前向きに考えるのは容易ではないはず。

しかしながら過去のベア相場を調べると、どうやら悪いニュースばかりではなさそうです。

過去のベア相場から今後を占う

歴史が繰り返すのなら、投資家の痛みはすぐには和らぎそうにはありません。1929年以降のS&P500データから読み解いてみましょう。

1)1929年以降のベア相場

1929年以降、S&P500は24回以上のベア相場を経験してきました。

今年はこれまでと比べてかなり速いスピードでベア相場に突入。米国市場データによれば、2022年1月3日の記録的高値からものの111取引日で20%以上の下落となったそうです。これよりも少ない日数で市場がベア相場入りしたのは3回だけでした(1987年/2009年/2020年)。

ベア相場入りしたS&P500の株価下落率は平均36%を記録。そしてベア相場に突入した日から数えて平均52取引日(2ヶ月程度)で底を打つことが確認されています。

■ベア相場におけるS&P500下落率

  • 1929年以降S&P500は24回以上のベア相場を経験
  • ベア相場における株価下落率は平均36%
  • ベア相場入りした日から底を打つまで平均52取引日かかる

2)過去のデータを当てはめると

よってこれまでのベア相場の動きが今回も当てはまるのであれば、S&P500は今後約10週間かけて最高値から36%安になることを意味し、底を打つのは8月下旬頃と考えられます。

ただ注意すべきは、あくまでこれは過去のベア相場の”平均”から割り出した数字だということです。

過去のベア相場では遥かに株価が下落し長期に及んだケースもあります。例えば2008年のベア相場では最高値からの株価下落率は52%で、1年以上もこの低迷時期が続きました。しかもろくな反発をせず、直後の2009年に別のベア相場が市場を襲ったのです。

逆にベア相場が短期で終わるパターンももちろんあり、2020年だと33日間だけしか続きませんでした。また1962年はベア相場が240日間続いたものの株価下落率は22%と緩やかでした。


8月末まで下がるとかおわた・・おわたよ・・・

テクニカル分析ではどこまで下がる見通しか

金融サービス会社BTIGのチーフ・マーケット・テクニシャン、Jonathan Krinsky氏は「下落の勢いはまだピークに達していない可能性がある」と言及。3800の下値支持線(サポートライン)を割ってベア相場入りした今、米国株は容赦なく売りが続き、底も見えなくなってしまいました。

テクニカル分析からは以下の値動きが予想されています。

ソース先

The Stock Market Is Getting Crushed. How Much More It Could Fall.

https://www.barrons.com/articles/stock-market-drop-technicalanalysis-51655139870

ベア相場におけるS&P500の第一次下値支持線は3617。2022年6月17日の終値3666.77からは1.4%安です。

そして第二次下値支持線は3400(7.3%安)。これは2020年2月の新型コロナウイルスによる大暴落直前のレベルに近く、この価格に到達する確率は「大幅に上昇している」とKrinsky氏は論じていました。

さらに下がる場合、第三次下値支持線は3250(11.4%安)。「我々は3500を楽観的と考えており、種々のリスクが上昇している今、3250(が適正)」と投資顧問会社エバーコアのテクニカル・アナリスト責任者、Rich Ross氏は考えています。

■サポートラインを探る状況が続く

  • 第一次下値支持線は3617(1.4%安)
  • 第二次下値支持線は3400(7.3%安)
  • 第三次下値支持線は3250(11.4%安)

今回はいつもとは違うのか

「今回は過去のデータと異なる動きをする可能性がある」と考える投資家も少なくないはずです。

インフレは予想以上に定着してしまっており、これが消費者の購買力と自信を傷つけ、企業の利益率を蝕んでしまう可能性があります。また連邦準備制度理事会(FRB)は1994年以来最大となる0.75%の大幅利上げに踏み切ると発表。これが米経済を不況に追い込み、ベア相場は拡大する恐れがあります。

そしてウクライナでの戦争はより一層激化しており、あらゆる種類の恐ろしいシナリオを引き起こす可能性もあります。

しかし歴史によればベア相場が永遠に続くことはありません。この先十分に長い投資期間があり、そのあいだに株価の高い変動性と潜在的な損失に耐えうる心があるのであれば、ベア相場の1つや2つさほど問題ないのかもしれません。

中長期的なパフォーマンス

幸いなことに、度重なるベア相場で投資家たちを怯えさせても尚、S&P500のパフォーマンスは中長期で見るとかなり高くなっています。1950年以降のベア相場からは以下のデータが導き出されています。

  • S&P500はベア相場から3ヶ月後には75%の確率で平均6.4%上昇する
  • S&P500はベア相場から12ヶ月後には75%の確率で平均17%上昇する

つまり最後に正義は勝つ!僕は勝つのです!

 

あっ、君太り過ぎだからベア相場中にぽっくり逝くよ

 

ま、そん時はそん時やろ

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