ETFは株の分散投資というイメージの人が多いかもしれませんが、債券もETFで投資することができるんです。ご存知でしたか?
今回は債券ETFで有名なTLT、AGG、BNDの違いと、投資銘柄について解説していきます。
債券そのものに投資する以外にも多彩な方法があるという事を学んでおきましょう。
ETFは株の分散投資だけでなく、債券にも投資できるんです
ぜひ学んでいってくださいね
債券はETFで投資ができるか?おすすめ銘柄は?
結論から言うと可能です。
債券のETFとして有名なのは、
- TLT(iシェアーズ 米国国債20年超ETF)
- AGG(iシェアーズ コア 米国総合債券)
- BND(バンガード・米国トータル債券)
の米国債券3つでしょう。
この3つの債券はいずれも米国債券が中心で、経費率も安くて人気のETFなんです。
配当利回りも2%台後半と高く、日々の値動きよりも長期保有で効果を発揮するETFといえるのではないでしょうか。
値動きを見てわかるように、AGGとBNDはほぼ同じ。
経費率で見ても0.03%と同程度ですから、どちらに投資しても同じような結果になると思います。
値動きが大きい銘柄がTLTで、経費率も最も低コストな銘柄です。
騰落率も2022年には27%前後大きく動いていますから、利益も狙いやすい銘柄です。
債券に投資するなら米国債
まず日本の債券は日銀が10年債の利回りを0.25%に抑え込んでいるので、儲ける事を考えるのであれば投資対象としては向いていません。
利回りが低すぎて利益がほとんど出ませんから、投資対象としてあまり旨味がないからです。
債券には国が発行した国債と、民間が発行した社債等がありますが、基本的に扱うのは国債が多いです。
よく取り扱いがあるのは、米国債券が最も人気かと思います。
債券の種類については、過去記事にまとめていますので参考にしてください。
https://jinfxblog.com/archives/28628
債券の値動きは株価と逆相関ではない?
債券の値動きは株価と逆相関と言われていますが、実際には政策金利とも株価とも完全な相関ではありません。
2022年のように金利が上がっている状況でも、債券ETFは下落していますね。
債券価格はインフレ価格などの要因もあるため、景気が悪いと債券価格が落ちることもあり得ます。
債券利回りが高い=ETFでも利益になる、と安易に考えず、あくまで債券も投資だということを忘れないでください。
TLTが最も値動きの大きいETF
債券は値動きが小さいと言われますが、例えばTLTでは直近1年の騰落率(どれだけ値動きしたか)が、25%以上と大きな値動きを記録しています。
債券とはいえ、ETFならそれなりの値動きがあります。
株価とは違った値動きに投資しているという感覚でしょうか。
債券とはいえETFですから、油断せずに投資してくださいね。
債券は株と組み合わせて運用すると、安定した値動きになる
- ファンド名:SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)
- 信託報酬(税込):0.0938%/年
- 購入できる証券会社:SBI証券
株だけではハイリスク?債券だけでは利益が出せない?
そんな時には組み合わせて投資することで、資産全体で見て値動きを調整することができます。
自身で両ファンドを買ってもいいですが、手軽なのは投資信託で運用をおまかせした方が、初心者にも扱いやすいと思います。
iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)なら、1米国株のS&P500とAGGに50%ずつ投資するファンドです。
2022年開始のファンドですから長期的な値動きはわかりませんが、株価が不調な時も堅調な時も、安定した値動きをしてくれるのではないかと、僕は思います。
債券が気になる人は、口座開設してSBI証券限定ファンドも注目してくださいね。
株が一強の時代は終わりなのか?
2021年まではとにかく株を買っておけば勝てるような相場。
コロナショックのような暴落は、振り返ってみれば押し目買いのチャンスでした。
2022年ような暴落相場を経験すると、債券にも投資してリスク分散しておくことが投資において重要だとよくわかります。
投資は長い目で見て利益を積み重ねていくこと。
景気が悪い時こそ投資先を見直して、もう一度大暴落が来てもいいように、分散投資を意識してみてくださいね。
株が下がり過ぎて、含み損がつらい・・・
僕の得意な米国株も、今では含み損だよ・・・
もう“米国株だけ買っておけば勝てる”時代は終わりです
これからは暴落から学んで、債券にも投資しようと思います
債券もETFで勝負!
分散投資する投資信託も、ぜひ選んでみてくださいね!
債券ETFを使いこなして分散投資をしよう!
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