2年半ぶりにS&P500にゴールデンクロスが出現!ラリーが始まると考えるのは早計か!?

S&P500に超絶ラリーの前兆である”ゴールデンクロス”が出現したんだって

僕の米株プラテンしたし!ここから更に上昇するとかヘヴン行き確定ですわ!

 

でも調子に乗ると痛い目みるかもよ。警戒緩めちゃダメだって話するから

 

・・あふん!ヘヴン!(聞こえてない)


金融情報サイトMarketWatchによれば、S&P500が実に2年半ぶりに”ゴールデンクロス(golden cross)”を達成。

これはトレーダーをしばしば歓喜の渦に巻き込む強気のテクニカルシグナルとされていますが、だからといって同指数が2023年にさらに上昇するなどと早計に考えて良いわけではないようです。

ソース先

S&P 500 achieves first ‘golden cross’ in 2½ years, but this doesn’t guarantee more gains ahead

https://www.marketwatch.com/story/s-p-500-nears-first-golden-cross-in-2-5-years-but-this-doesnt-guarantee-more-gains-ahead-11674848760

目次

S&P500にゴールデンクロス出現

”ゴールデンクロス”とは価格の50日単純移動平均が200日単純移動平均の上方に突き抜け、チャート上に交点(クロス)を形成すること。テクニカルアナリストが用いる指標で、市場や通貨の上昇トレンドが長期的に加速する前兆だと見られています。

実際、2023年2月2日木曜日の取引終了後にS&P500に”ゴールデンクロス”が出現。

この日、S&P500の50日移動平均は3,953.61で、200日移動平均の3,951.58よりもわずかに高くなっていました。FactSetのデータによれば、このシグナルが出現したのは「2020年7月以来初めて」だったようです。

S&P500にゴールデンクロス出現

ゴールデンクロスが意味するところ

”ゴールデンクロス”の出現は投資家にとって何を意味するのでしょうか。

株価上昇の可能性が高い

必ずしもそうなると言い切れるわけではありませんが、過去の市場データを参考にすると、通常”ゴールデンクロス”が現れてから6ヶ月間もしくは1年間は株価がさらなる上昇を見せる可能性が高まります。

S&P500は1930年以来52回の”ゴールデンクロス”を記録しましたが、その1年後に株価が上昇する確率は71%でした。

ただ必ず株価上昇につながるわけではない

ただしボラティリティ(価格変動の度合い)が高まった時期には、いくつか例外があった点も注目すべきでしょう。

S&P500は2019年4月1日に”ゴールデンクロス”が現れたものの、その後12ヶ月間に1.04%の下落を見せました。同じ現象が1999年ドットコムバブル崩壊時にも起きており、またブラックマンデー前年の1986年も下落の始まりとなったのです。

他の指数でいえばNYダウは2022年12月に”ゴールデンクロス”を達成し、その後は株価も上昇しましたが、ここ数週間は勢いが衰え始めています。


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米国株が好転していることを示す兆候

最近、米国株が持続的に好転していることを示す有望な兆候がいくつか見られています。

1)騰落株線が上昇

米国の好調さを示す前兆の1つは”騰落株線(Advance Decline Line)”でしょう。

”騰落株線”とは毎日の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差をグラフ化した指標のことで、主要株価指数の上昇が相場全体的な銘柄によってもたらされているのか、それとも一握りの銘柄によるものかが判断できるものになります。

Wald氏によれば、米株の”騰落株線”は最近新たな高みに到達しており、この市場が堅調である可能性を示しているのだそうです。

2)景気循環株の好パフォーマンス

Wald氏によると、もう1つ米国株の好転を示す心強い兆候があるようで、それはテクノロジーや消費財など景気の波によって受注動向が大きく左右される、いわゆる景気循環株が年初来最高のパフォーマンスを示しているという事実に基づきます。

FactSetのデータによれば、2023年は通信サービス・消費財・情報技術の3つの分野がS&P500の最もパフォーマンスの高いセクターでした。

しかも通信サービスに至っては年初来23%以上も上昇しています。

ゴールデンクロス出現をどう考えるべきか

MarketWatchの取材に応じたテクニカルアナリストたちは、”ゴールデンクロス”は株価が上向きに動く余地があることを示す有益な兆候と考えている一方で、ラリーが実現するかどうか確かめるため他の指標も参考にすべきだと説いています。

オッペンハイマーのテクニカル分析責任者・Ari Wald氏もそれに同調していました。

私たちは”ゴールデンクロス”からすべての大きなラリーが始まると考えていますが、必ずしもそうなるとは限らないのです。”ゴールデンクロス”という指標は大きなパズルにおける1枚のピースに過ぎないのです。

一部のアナリストは、金融政策とマクロ経済の見通しに関する不確実性がいまだ非常に高いことから、株式市場が迅速に通常時に戻ることはないと考えているようです。

インフレ率は過去半年の間で鈍化しており、連邦準備制度理事会(FRB)も金融緩和で市場への圧力を緩めていますが、アナリストらは警戒心を解いてはいません。

過去20年間、長期のトレンドとして”ゴールデンクロス”は機能してきましたが、変わりやすい市況では投資家は二重の損害を受ける可能性もあります。

このように指摘するのは、フェアリード・ストラテジーズ在籍のシニアアナリスト・Will Tamplin氏。2022年の市場の急落は本当に終わったのか、それを確かめようとしている投資家は「警戒しながら”ゴールデンクロス”のような指標と付き合っていくべき」だと付け加えていました。

FactSetのデータによると、S&P500は2月2日の取引を4,179.76で終えました。これは2022年8月25日以来の最高値で、年初から9%近い上昇です。


というわけで、お前らあくまで冷静に、参考の1つとして見ておくんだぞ

 

そうだね、確実に上がると思っちゃいけない

 

しかし去年は散々苦汁をなめてきたんだ・・ラリー来なかったらどうなっか分かってんだろうな・・

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