プーチンがドンパチ始めた影響で防衛株が高騰しているそうです
戦争がこんな長引くとは正直思わんかったわ
というわけで、この記事で「今買いなの?」って疑問にお答えできたら幸いです!
過去1年間で航空宇宙・防衛ETFが上昇しています。今からでもこのセクターへの投資は遅くないでしょうか。
ソース先
It’s Not Too Late to Invest in Defense Stocks. These Funds Are Good Plays.
航空宇宙・防衛ETFが高騰している
ロシアによるウクライナ侵攻により、軍事株を中心に航空宇宙系の企業へ投資するETFは2022年に市場全般をアウトパフォームしました。2023年2月24日には侵攻開始から丸1年を迎えますが、この戦争が今すぐ終結するような気配は今のところ全くありません。
そして2022年12月下旬以降は航空宇宙・防衛ETFの価値がさらに上昇を見せています。その主な理由は米国政府による防衛費増額でしょう。
米国の23年度包括的歳出法案では、ウクライナ向け軍事支援に650億ドル(8.5兆円)の予算が割り当てられていますが、ここからさらに470億ドル(約6.2兆円)の追加支援が先日決定しました。さらにアメリカ国防総省の防衛予算も2023年に10%増加しています。
S&P500を上回るパフォーマンス
航空宇宙・防衛ETF7銘柄のうち純資産が最も大きい3銘柄のパフォーマンスはいずれも過去12ヶ月間でプラスを記録しています。これらすべてがS&P500指数を上回っていますが、ヨーロッパでの戦争が終われば、上昇をやめて下降してくる可能性は十分あり得ます。
■航空宇宙&防衛ETFの過去12ヶ月のリターン
- 『インベスコ航空宇宙&防衛ETF(PPA)』+15.4%(純資産18億ドル)
- 『iシェアーズ米国航空宇宙・防衛ETF(ITA)』+12.0%(純資産54億ドル)
- 『SPDR・S&P航空宇宙&防衛ETF(XAR)』+8.7%(純資産15億ドル)
■S&P500ETFの過去12ヶ月のリターン
- 『SPDR S&P 500トラスト(SPY)』-5.7%(純資産3845億ドル)
軍需メーカーが騰貴を後押し
航空宇宙・防衛ETFのなかで特に強力なリターンを出した主要組入銘柄は『ノースロップ・グラマン(NOC)』や『レイセオン・テクノロジーズ(RTX)』といった軍需メーカーでした。
■軍需メーカーの2022年のリターン
- 『ノースロップ・グラマン(NOC)』+27%
- 『レイセオン・テクノロジーズ(RTX)』+20%
『インベスコ航空宇宙&防衛ETF(PPA)』の場合、この2銘柄だけで総保有額の13%を占めており、『iシェアーズ米国航空宇宙・防衛ETF(ITA)』だと24%(RTだけで20%)になります。
一方『SPDR・S&P航空宇宙&防衛ETF(XAR)』におけるこれら2銘柄のウェイトはわずか6.7%でした。
このことがETF3銘柄の過去12ヶ月のパフォーマンスに差をもたらしたのでしょう。
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いま航空宇宙・防衛ETFへの投資はアリか
さてここで疑問は「我々投資家はいま関連銘柄に手を出すべきなのか」という点でしょう。
米資産運用会社インベスコによれば、同社の航空宇宙&防衛ETF(PPA)には今年1月に約2800万ドルの資金が流入したとのこと。同社アナリスト・Rene Reyna氏も「今が買い時か?それとも騰貴を見逃してしまったのか?と尋ねる投資家が多い」と認めています。
1)いまだ強気
金融会社ジェフェリーズで航空宇宙&防衛担当のアナリスト・Sheila Kahyaoglu氏によると、ウクライナ侵攻は米国政府にとって軍事支出の原動力になっているものの、それだけに留まらず、中国と台湾の潜在的な紛争にも予算を割り当てていると言います。
それゆえ同社は航空宇宙&防衛セクターに”強気”です。
「23年度連邦予算では軍事支出が10%増加し、インフレ上昇率の5%を反映した数字のため、実質成長率は5%」とKahyaoglu氏は記しており、24年度は軍事費がさらに4%増加するということで見逃せません。
2)いまはホールド
航空宇宙&防衛ETFはここ一年で騰貴したため購入に消極的な専門家もいます。
「一般的に航空宇宙&防衛関連企業は堅実なバランスシートとキャッシュフローを備えており、現在の価格は妥当」と指摘するのは、金融コンサルタント企業セージ・アドバイザリーの社長兼CIO・Bob Smith氏。
しかし安くはないことから「これらの銘柄は今は”ホールド(保有)”」と述べていました。
航空宇宙・防衛関連銘柄の今後
航空宇宙・防衛関連銘柄の今後の展望についても考えてみましょう。
考えうるリスク
「米国がリセッション(景気後退)に陥ると、航空宇宙&防衛ETFは短期的に上昇した後にハードランディングする(急降下して地面に叩き付けられる)ことも考えられる」と語るKahyaoglu氏。
逆にリセッションが起きないとしても、株価分析サイトBriefing.comのアナリスト・Brett Manning氏曰く、同セクターは景気循環株をアンダーパフォームするかもしれません。
またその他のリスクとして、防衛予算増額案が議会で反対されたり、軍事支出が減ったり、高金利であることもこのセクターの足を引っ張る可能性があります。
長期的には有望か
とはいえManning氏もSmith氏も航空宇宙・防衛セクターを有望視しています。世界の軍事費の潜在的構造変化と宇宙探索のチャンスが理由として挙げられていました。
また2024年の4%という米国軍事予算増額案は「アジア太平洋地域の紛争がピークに達した場合に増やすことを余儀なくされるだろう」と話すKahyaoglu氏。これに加えてウクライナへの兵器輸出により、軍備が「大きく」不足し始めていることも見逃せません。
「特にコロナ後は兵器生産拠点を強化する必要がある」と同氏は付け加えています。
1年で15%以上伸びてるものに投資するのは恐ろしいや・・
何度天井で掴まされてきたことか・・・
ただ気球問題で米中関係も微妙だし、台湾のこととか、悲しいかなまだまだ伸びる余地がある可能性がありそうなセクターです
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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