リチウム関連株が暴落!”寧徳(CATL)ショック”の原因は何だったのか?

電気自動車で需要が高まってるリチウム株が急落?なんでや!?

 

寧徳ショックとも呼ばれてるみたい。EV業界への影響を探ってみましょう

僕の愛するイーロンたん・・テスラは大丈夫かな・・


2023年2月17日にリチウム関連株が大幅下落。その理由は今まで謎に包まれていましたが、ついに投資家はその理由を知ることになりました。

ソース先

Lithium Stocks Crashed. Now We Know Why. What It Means for Tesla, EV Battery Stocks.

https://www.barrons.com/articles/lithium-stocks-tesla-ev-battery-shares-40aa53d0

リチウム株が大幅下落

17日、リチウム関連株が一斉に下落しました。

世界最大の電気自動車(EV)用バッテリーメーカーである中国企業『コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー(寧徳時代新能源科技/CATL)』が価格戦略を変更したことに起因するものだったのです。

同社の戦略変更は重要な意味を持ちますが、投資家は誤った結論に飛びついたと言えます。

寧徳時代の戦略変更がもたらすリスクは、『テスラ(TSLA)』などのEVメーカーやバッテリーメーカーにより大きな影響を及ぼしそうです。

1日で66億ドルが吹き飛ぶ

2月17日だけでリチウム株の市場価格は約66億ドル(約8900億円)の損失を被りました。

  • リチウム鉱業会社『アルベマール(ALB)』は6.22%下落
  • リチウム製造会社『ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ(SQM)』『リベント(LTHM)』『ピードモント・リチウム(PLL)』『リチウム・アメリカズ(LAC)』も平均9.7%急落

この日S&P500は0.3%下落しただけに留まり、一方NYダウは0.4%上昇しています。

リチウム最大手CATLが価格戦略を変更

リチウム株大幅下落の原因は、コモディティ価格の大きな変化や、ウォール街によるいずれかのセクターの格上げ・格下げによるものではありませんでした。そもそもそれらは起きていませんからね。

そうではなく、寧徳時代の価格設定戦略が数十億ドルを煙のように市場から消し去ったのでした。

JPモルガンおよびシティの調査結果によると、寧徳時代は自社製バッテリーの価格をリチウム価格連動ベースで設定することを決定。バッテリー価格の半分は、リチウム製品のベンチマーク価格となる、炭酸リチウムの価格1メートルトンあたり20万元(約390万円)が組み込まれ、もう半分には炭酸リチウムのスポット市場価格が組み込まれることになるそうです。

CATLの新しいバッテリー価格
=炭酸リチウムの価格(50%)+炭酸リチウムのスポット価格(50%)


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実質的なバッテリー価格の値引きに

現在のスポット価格は1メートルトンあたり42.8万元(約840万円)ほど。EV需要の増加が世界のリチウムサプライチェーンを圧迫していることから、この価格は過去数年間でおよそ9倍に上昇しています。

とはいえ、寧徳時代の動きはバッテリーの大幅な値引きを意味します。

同社が効果的に値引きを実行できる理由としては、独自でリチウムを採掘していることが大きいでしょう。同社は世界のリチウム供給量の10%未満を採掘しており、採掘事業の収益減少を受け入れながら、値下げしてより多くのバッテリーを販売する方向に舵を切っています。

バッテリの値下げは利益率を損なう行為ですが、CATLは他社バッテリメーカーに対して優位に立てるはずです。

こう記したのは、CATL株を「買い」と評価するシティのアナリスト・Jack Shang氏。

寧徳時代の市場シェアはすでに中国EVバッテリーの約68%を占めており(BYDを除く)、同社が市場でのシェアを防衛していくためバッテリーの割引を行っている可能性があるとShang氏はレポートで指摘していました。

CATLの狙いとは

値下げは自社の市場シェアを獲得するだけでなく、EV需要の成長を促してくれるでしょう。しかし「バッテリー価格は増加するEV小売供給をすべて吸収し尽くしてしまうほどには下がらないだろう」とシティのアナリスト・Jeff Chung氏は述べています。

中国のEV業界は供給過剰となっており、このことは『テスラ(TSLA)』や『リ・オート(LI)』『ニオ(NIO)』『シャオペン(XPEV)』などの企業にとって切実な問題です。

テスラ社も需要を押し上げるために年初に中国国内でのEV価格を引き下げました。

価格競争の幕開けか

値下げはうまくいだろうが他社バッテリーメーカーもこれに追随するはず、とShang氏。価格競争はあらゆるバッテリーメーカーにとって利益減少を意味するでしょう。

寧徳時代の価格プランが発表されてからというもの、『LGエネルギーソリューション』『パナソニック』『SKイノベーション』『サムスンSDI』などのバッテリーメーカーも4%程度下落しました。リチウム株の動きは鈍く、CATLの動きはリチウム供給業者に価格引き下げの圧力をかける可能性がありますが、それが確実に起こるわけではありません。

JPモルガンのアナリスト・Lucas Ferreira氏はこう述べていました。

我々はこれ(価格引き下げ)が業界全体の慣習になるべきではないと考えています。リチウム価格は最終的にはリチウムの需要と供給の力関係で成り立つべきだと考えており、今後3年間は(需要高のせいで)これが難しいとも予想しています。


つまりシェアを維持するためバッテリーの価格改定(実質値引き)を発表したのですね

 

価格競争始まっちゃうかしら

 

そりゃ株価下がるわああああ(ゴン

なぜに八つ当たり!まさか関連株に手出してたの?

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