「銀行株を底で買え」ゴールドマンのアナリストが発言！いま注目すべき2銘柄とは！？

2023年3月17日

銀行株が軒並み大暴落ッ！絶好の買い場きたかもおおおおお

というわけでオススメ銘柄おしえんさい！はよう！はよう！

思うように株価が回復しなくても泣かないこと。おじさんとの約束だ

そりゃ下がったら文句言うよ？嘘つきジジイは殲滅だ

最近の銀行株下落はチャンスだとゴールドマン・サックスのアナリストらは捉えているようです。そこで今注目しておきたい関連銘柄2つを紹介します。

ソース先
‘Buy the Dip in Bank Stocks,’ Goldman Sachs Says. Here Are 2 Names to Consider
https://www.tipranks.com/news/article/buy-the-dip-in-bank-stocks-says-goldman-sachs-here-are-2-names-to-consider

シリコンバレー銀行が経営破綻

銀行株は先週、2008年の金融危機以来最悪の一日を終えました。

総資産2,000億ドル超を誇っていた全米16位の『シリコンバレー銀行（SVB）』が3月10日に事実上の経営破綻に陥ったことで、市場の信用不安を招いたためです。

株式市場では銀行株が軒並み下落し、SVB破綻の影響は金融セクター全体に広がる形になっています。

■SVB破綻で地方銀行株が急落

■米国＆欧州の銀行株が急落

失望売りを利用すべき

株価が下がった今だからこそ、銀行株を検討すべきなのかもしれません。

ゴールドマン・サックス在籍のチーフ・クレジット・ストラテジストLotfi Karoui氏は、金融セクターがさらなる取り締まりの対象になったり、様々なトラブルに巻き込まれるのではないかという懸念は「誇張されたもの」だと考えています。

IG市場における地方銀行のシェアが低いことを考えると、（SVB破綻の余波が）小規模な銀行から大規模な銀行へと伝染していくリスクはほとんどないと我々は考えています。我々は金融セクターに対する『オーバーウェイト（買い）』の評価を維持しており、いかなる大規模急落をもチャンスとして利用するでしょう。

”底”を利用したい投資家にとって失望売りはチャンスのはず。

ゴールドマン・サックスの他のアナリストたちも実際に銀行株をオススメしており、ここからは2つの関連銘柄を詳しく見ていきたいと思います。

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注目銘柄1『チャールズ・シュワブ（SCHW）』

最初に注目しておきたい金融機関は、米国株投資家にとってはお馴染みの『チャールズ・シュワブ（SCHW）』です。

同社は全米最大のネット証券取引サイトを運営しており、2022年末時点の顧客からの預かり資産は7兆5千億ドル（約992兆円）／証券口座数は合計3,400万口座にも達しています。

その支持者の数からも伺えるように、SCHWは個人投資家に利用しやすく評判の高い企業と言えます。

決算報告

SCHWは2023年1月に第4四半期及び通期決算を発表。

四半期決算は総売上高や調整後EPS（1株当たり純利益）がコンセンサス予想を下回ったものの、通年では400万を超える新規証券口座を獲得し、合計4,280億ドルの預かり資産を新しく集めたことで前年比で大幅なプラスとなりました。

しかし一方で「新しく追加された資産が去年の弱気相場における市場価値の低下により相殺され、保有する総資産が前年比で減少した」とSCHWは報告しています。

■第4四半期決算

総売上高：54.9億ドル（前年比＋17％／予想55.5億ドル）
調整後EPS：1.07ドル（前年比＋24％／予想1.09ドル）

■通期決算

純収益：207億ドル（前年比＋12％）
調整後純利益：79億ドル（前年比＋19％）
調整後EPS：3.90ドル（前年比＋20％）

SCHW経営陣は自信の表れとして、配当が前四半期から14%増加し1株あたり25セントになりました。同社は1990年から安定した配当支払いを行っており、現在の配当利回りは1.7%となっています。

SVB破綻後の見通し

SCHWの株価はSVB破綻に強い反応を示しました。

過去2回の取引で株価は23%も下落し、年初来ー29％を記録しています。

しかしゴールドマン・サックスの5つ星アナリストであるAlexander Blostein氏は同社の将来性について「顧客のニーズを満たすのに十分な流動性がある」と指摘。自身のポートフォリオからSCHW株を売却する必要はないと付け加えています。

SCHW株価情報（3月15日時点）

15件のアナリストレビューのうち、SCHWを「買い」と評価したのは11件／「保留」と評価したのは3件／「売り」と評価したのは1件でした。株価は現在58ドル前後で取引されており、1年後の平均株価目標は90.13ドルと＋53.3%の上昇が見込まれています。

注目銘柄2『バターフィールド銀行（NTB）』

次にご紹介するのは、銀行業界ではあまり知られていない『バターフィールド銀行（NTB）』です。

スイス・イギリス・シンガポール・バミューダ・ケイマン諸島・バハマ・チャンネル諸島の裕福な顧客を相手に、資産管理や住宅用不動産ローンなどのサービスを提供している銀行で、時価総額は15億ドル（約2千億円）ほどです。

決算報告

NTBは2022年第4四半期に堅実な決算を報告しており、売上高と純利益の両方でコンセンサス予想を上回りました。

■第4四半期決算

収益：1.485億ドル（前年比＋17.7％／予想1.4326億ドル）
調整後EPS：1.27ドル（予想1.14ドル）

■通期決算

純収益：5.493億ドル（前年比＋10％）
調整後純利益：2.140億ドル（前年比＋31％）
調整後EPS：4.29（前年比＋31％）

投資家にとって注目に値するのは、NTBが2019年夏から四半期ごとに44セントの定期的な配当支払いを維持しているということです。年間配当額は1.76ドルとなり配当利回りは5.85%を誇ります。

SVB破綻後の見通し

NTBは前述したSCHWと同様に健全で堅実な業務を続けてきた銀行ですが、SVB破綻により株価は大きな影響を受けています。

3月8日の水準からNTB株は14.5%以上下落しました。

しかしゴールドマン・サックスのアナリストWill Nance氏は「TCE/TA比率は目標レベルに近づいており、魅力的な利回りに加えて、自社買いを再開する可能性が高い」「過剰流動資金を高利回り証券に割り当てていることから、今後数四半期にわたり純金利マージン（NIM）の拡大が続く」などと推察。現在の株価下落をポジティブなものだと捉えています。