イギリスの宝くじ国債「プレミアムボンド」とは?賞金100万ポンドは○○より当たらない

本日はイギリス国内で根強い人気を誇る国債「プレミアムボンド」を紹介します

 

ジェームズボンドの親戚かしら、イギリスだけに

 

日本では買えないけど凄い面白い制度みたいなので是非一読ください

なんで僕のこと無視するんですかぁ〜構ってくださぁい


イギリスでは金融商品「Premium Bonds(プレミアムボンド)」が非常に人気で、国民のほぼ3分の1にあたる2,100万人以上が保有しています。

プレミアムボンドは元本保証。つまり銀行預金のように運用期間は預けた金額が一切減らず、それに加えて宝くじ形式で賞金が毎月獲得できる可能性があることから、1956年11月に始まって以来、多くのイギリス人を魅了しています。

ソース先

Winning £1million on Premium Bonds or getting hit by lightning: Which is more likely? We asked a stats wizard to reveal TRUE odds of nabbing a prize

https://www.thisismoney.co.uk/money/saving/article-12161769/Premium-Bonds-likely-win-1m.html

目次

プレミアムボンドとは

プレミアムボンドとは国債の一種ですが、英国政府に代わって国民貯蓄投資機構(NS&I)が発行する普通貯金口座となります。

一般的な債券の場合は固定利率であり、一定の利息を受けることができますが、プレミアムボンドには利息の代わりに毎月抽選による当選金25ポンド〜100万ポンド(約4400円〜1.77億円)が支払われます。

いわゆる永続的に当選の可能性がある宝くじを買うようなもので、投資に対して利益が得られるわけではありません。

詳しい仕組み

まずプレミアムボンドは買うには最低25ポンド(約4400円)が必要です。

1ポンドごとに抽選権が1つ購入でき、投資額が増えるごとに、当選確率が上昇します。ただ5万ポンド(約885万円)以上は当選確率が上がらないような仕組みになっています。

16歳以上のイギリス人なら誰でも購入することができ、当選金は非課税かつ元本保証が特徴です。

誰でも100万ポンド当選のチャンス

口座を開設したばかりの少額の貯蓄しか持っていない人でも、確率は非常に小さいとはいえ、大金を獲得するチャンスがあります。

例えば、2004年に100万ポンドの賞金を得たロンドン在住者は、1959年2月に購入したわずか17ポンド分のプレミアムボンドだけしか持っていませんでした。

また一部のプレミアムボンド保有者は、口座開設直後に多額の賞金を獲得しています。今までプレミアムボンド購入後2ヶ月で100万ポンドに当選した人は12人もいるそうです。


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プレミアムボンドの当選確率

NS&Iは2023年3月、賞金の利率を過去14年間で最大となる3.3%に引き上げると発表。

プレミアムボンドの保有額によってその確率がどう変化していくのか、そしてそれらの当選確率はどれぐらい当たりやすい/外れやすいのか、英国王立統計協会の大使・Michael Dunne-Willows博士に詳しい話を聞いてみました。

100万ポンドの当選確率

100万ポンド(約1.8億円)当選者は毎月2人なので、確率は高くはありません。

Dunne-Willows博士によれば、ある1年の間にプレミアムボンドを5万ポンド保有する人が少なくとも1回100万ポンドを当てる確率は10万460分の1だと言います。1万ポンドしか買っていないと確率は50万2,280分の1まで減り、1,000ポンド保有者は500万分の1を超える当選確率になるそうです。

  • 5万ポンド保有者の当選確率:10万460分の1
  • 1万ポンド保有者の当選確率:50万2,280分の1
  • 1千ポンド保有者の当選確率:500万分の1
  • 100ポンド保有者の当選確率:50億分の1

分かりやすく言うと、1,000ポンド以下のプレミアムボンド保有者は、1年のうちに100万ポンド当選するよりも、一生のうちにサメに食べられる確率(375万分の1)の方が高いことになります。

また少額保有者だと本物の宝くじ(ロト)の方が当選確率は高く、そちらは1等が4,500万分の1です。

  • 一生のうちにサメに食べられる確率:375万分の1

10万ポンドの当選確率

10万ポンド(約1800万円)だと当選者は毎月63人のため、確率はぐんと上がります。

ある1年の間にプレミアムボンドを5万ポンド保有する人が少なくとも1回10万ポンドを当てる確率は3,241分の1です。保有額が下がれば当選確率も下がり、1万ポンド保有者は1万6,203分の1、100ポンド保有者だと162万分の1になります。

  • 5万ポンド保有者の当選確率:3,241分の1
  • 1万ポンド保有者の当選確率:1万6,203分の1
  • 1千ポンド保有者の当選確率:16万2,030分の1
  • 100ポンド保有者の当選確率:162万分の1

3,241分の1は高い確率に思われますが、アメリカ国立気象局のデータを参考にすると、一生のうちに雷が自分に落ちてくる確率のほうが高いようです。平均寿命80歳の米国人が雷に打たれる確率は1,530分の1となっています。

また100ポンド保有者の当選確率は162万分の1で、ある1年のうちに米国人が雷に打たれる確率122万分の1の方が高いです。

  • 一生のうちに雷に打たれる確率:1,530分の1
  • ある1年のうちに雷に打たれる確率:122万分の1

5万ポンド以下の当選確率

賞金5万ポンド以下だと現実味を帯びてきます。5万ポンド(約890万円)の当選者は毎月125人、2.5万ポンド(約450万円)だと252人に増え、1万ポンド(約180万円)は627人です。

よって1年のうちに少なくとも1回5万/2.5万/1万ポンドが当たる確率は以下の通りです。

  • 5万ポンド保有者の当選確率:323分の1〜1,607分の1
  • 1万ポンド保有者の当選確率:1,615分の1〜8,037分の1
  • 1千ポンド保有者の当選確率:1万6,150分の1〜8万365分の1
  • 100ポンド保有者の当選確率:16万1,500分の1〜80万3,650分の1

プレミアムボンドの期待値

プレミアムボンド保有者は1年間でいくら支払われる可能性があるのでしょうか。

NS&Iは「保有者の平均年間リターンは3.3%」と銘打っています。これに基づくと1,000ポンド(約18万円)保有者は毎年32.99ポンド(約6千円)の払い戻しが期待できることになります。

もちろんこの期待値は運に左右されるため、長く保有を続けていれば、利回りが3.3%を上回る/下回る年もあることでしょう。


利回りは年間3.3%だけど宝くじ要素で1.77億円当たる可能性があるんですね

 

あれ?銀行に預けてるより全然良くね?裏山

 

きっしー頼んだ、日本でもこの制度作って!NISAもイギリスの制度を真似て作ったんだからできるっしょ!

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