歴史的に株は絶対上がってきたし全財産を株につっこんだら最強じゃね?
って思うじゃない?でも問題点も多いのでしっかり理解しておきましょう
専門家の中には「株式だけを買って、ずっと持っていればいい」と言う人がいます。でも、この人たちはアメリカの株式市場がずっと上がっている時によく言います。アメリカの株式市場は特別で、他の国ではそうではないかもしれません。
株式だけを買うというのは、魅力的な考えかもしれません。でも、それは危険なことでもあります。株式だけではなく、他の種類の投資もする方が安全かもしれません。
ソース先
Should You Invest Your Entire Portfolio In Stocks?
https://www.investopedia.com/articles/stocks/07/100_equities.asp
100%株式投資という戦略
株式だけを買うという人たちは、こう言っています。
「昔から見ると、株式は長い間持っていると、債券や現金よりももっと儲かる。だから、全部株式にすれば、一番儲かる」と。
根拠を探る
株式だけを買うという人たちは、ある会社(イボットソン・アソシエイツ社のデータ)の数字を見せて、「株式は債券よりも儲かるし、債券は現金よりも儲かるということは証明されている」と言っています。
これを信じている人はたくさんいます。初心者だけでなく、プロの人もいます。
でも、この数字だけでは十分ではありません。株式だけを買うという考え方がどうして正しいのか、もっとしっかりと説明してほしいです。それに、この考え方がどんな問題を引き起こす可能性があるのか、もっと考えてみる必要があります。
100%株式投資の問題点
前述したイボットソン・アソシエイツ社のデータですが、あまり信用できるものでは無いかもしれません。
なぜなら、その数字はアメリカの株式市場がずっと上がっている時期(1926年から今まで)だけを見ているからです。
もっと広く昔のことを見てみると、他の国では株式市場がなくなってしまったり、株式だけを買っていた人が全部お金を失ったりしたこともありました。たとえ株式が将来的に値上がりするとしても、0円になった株式がどれだけ増えるかというのはあまり意味がありません。
でも、最悪のことばかり考えて投資するのも良くないでしょう。
だから、未来は過去と似ていると仮定します。そうすると、株式は長い間持っていれば債券や現金よりも儲かるかもしれません。でも、短い間では大きく損するかもしれません。だから、株式だけを買うという考え方にはまだ問題があると言えます。
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暴落にも耐えうるメンタルを持つ人は少ない
株式だけを買うという人たちは「自分の考えを変えなければ、最後にはお金を取り戻して、市場に出たり入ったりするよりももっと儲かる」と言っています。
しかしこれは人間の心理をまったく考えていないことになります。
株式市場では、人々の気分が株を買ったり売ったりするタイミングに影響します。気分が良ければ買いたくなりますし、悪ければ売りたくなります。
考えを変えないというのは、つまり、普通の判断を無視して、株式市場が下がっている時にも何もしないことが必要になります。正直言って、ほとんどの投資家にとって、数年もそんなことを続けることはできないでしょう。半年も続けることは難しいかもしれません。
インフレやデフレへの対抗手段がない
株式だけを買うという考え方には、もう1つ問題があります。それは、お金の価値が上がったり下がったりすること(インフレとデフレ)に対して、何の対策もしていないということです。
経済がインフレやデフレ、つまりお金の価値が上がったり下がったりするとき、株式はだいたい下がります。しかもその兆候が見えるだけでも、株式の値段には大きな影響があります。
だから、賢い投資家は株式だけにお金をかけるのではなく、他の種類の投資もすることで、お金の価値が上がったり下がったりすることに備えます。
インフレヘッジの例:
- 不動産、エネルギー、インフラ、コモディティ、インフレ連動債、ゴールドなどの実物資産
デフレヘッジの例:
- 長期償還不可能な米国国債、高配当株、インフレ連動債、ゴールドなどの実物資産
つまり問題点は3つ。暴落で資産激減したら急な出費に対処できない。そもそも人は暴落に耐えられない。インフレやデフレへのヘッジができない。でした
全財産が半分以下になったら到底冷静な判断できると思えないわー!
まるでいつも冷静な判断をしているような口ぶりじゃないか
僕はいつだって感情を殺してロジックで動いているんだから!!
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