GE株価がここ1年で倍になったらしい
アップルやテスラなんかよりも断然”アツい”んだとか!
今日はGEがもてはやされてる理由を探ります。僕ももてはやされたいです(小声)
ウォール街のアナリストたちは今、電気事業をルーツとするアメリカの多国籍企業『ゼネラル・エレクトリック(以下、GE)』の取り組みをとても気に入っています。
なんとこの会社の株価は過去1年のあいだに2倍以上も上昇しました。
ソース先
Why GE Shares Are Hotter Than Apple, Meta or Tesla
https://www.wsj.com/articles/why-ge-shares-are-hotter-than-apple-meta-or-tesla-c0242a96
GE株価が1年で倍に
GE株がここ1年で倍にはねあがりました。
株価の伸び率で言うと、アメリカ国内で最も人気のある『アップル(AAPL)』や『テスラ(TSLA)』『メタ(META)』といった企業をも大幅に上回るパフォーマンスをあげているのだそうです。
■1年前と比べた株価の変動
GEの株価と利益率
GE株は過去5年間の最高値となる110ドル付近で取引されており、株価は1年前の50ドルからは倍以上に上昇しています。
アメリカの時価総額上位500社の株式で構成されたS&P500ですら、過去12ヶ月で14%程度の上昇率。
どれだけGEに人気が殺到しているかは一目瞭然でしょう。
過去12ヶ月の株価上昇率(7月24日終値)
- GE:+106.69%
- S&P500:+14.82%
ダウ・ジョーンズの市況データによると、株を買うことで定期的に得られる配当金を含めた場合、GE株は2023年に入ってからの利益率が+69%を突破。過去12ヶ月では+108%を超えたそうです。
ちなみにS&P500だとそれぞれの利回りは+19%/+15%と、やはり圧倒的な差がつけられているのが分かります。
配当を含む株主の利益率(7月21日終値)
- GE:年初来+69%
- /過去12ヶ月+108%
- S&P500:年初来+19%
- /過去12ヶ月+15%
株価高騰の理由とは
GE株がこれほどまでに高騰した理由ですが、経営を”単純化”したのが大きいです。
実は同社は2021年11月、会社を事業別に”三つに分割(分社化)”することを決定。それまでGEは「ヘルスケア事業」「電力事業」「航空事業」の3部門をまとめて展開しており、いわゆるコングロマリットと呼ばれていました。
しかし、コングロマリットの欠点は「何を主力に据えるのか分からなくなり、企業の魅力が薄れてしまう」という点です。
そこでGEはこの課題を解決するために、3つの事業をそれぞれ独立した上場企業として切り離すことを決断しました。これにより、各事業は専門性を高め、投資家に対して魅力的な投資対象となることを狙いました。
投資家はこの経営判断に非常に魅力を感じ、結果として多くの人々がGE株を購入しました。経営の単純化と専門性の強化が、投資家の信頼を集める要因となったのです。
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専門性を高めて投資を呼び込む
「ヘルスケア事業」についてはすでに分社化が終わっており、今年1月に新しく『GEヘルスケア・テクノロジーズ(GEHC)』として誕生しました。GEは現在GEHCの株式13.5%を保有していますが、時間をかけて、これらを全て売却するつもりでいます。
そして2024年初頭には「電力事業」を『GEベルノバ』という会社名にして切り離す予定です。
今年5月に開催された年次株主総会では、GE最高経営責任者のラリー・カルプ氏が分社化のメリットについてこう説明していました。
来年には3つのGEが誕生し、それぞれの企業がより大きな説明責任と戦略的柔軟性を備えることでしょう。投資家は純粋な投資商品としてそれらの(分社化した)企業の株を所有することに興奮しています。
旅行需要が株価を後押し
なお「航空事業」についてはいまだGEに残っています。
航空機エンジンの生産能力はパンデミック前にほぼ戻ったこと、そしてアフターコロナの中で旅行需要が回復したことで、同社株価は大きな恩恵を受けたのです。
GE製エンジンは国際線によく使われるボーイング787型機のほとんどに搭載されており、2025年就航予定の新型ボーイング777X型機へは独占提供となるのだとか。ボーイング社の増産にあわせて受注合戦も繰り広げられており、大きな刺激になっています。
GE株は今こそチャンス?
GEは「電気事業」の柱として、再生可能エネルギーのための設備やサービスの販売を続けていますが、最近では航空事業ほどのお金が稼げていません。
航空事業で多額の利益が出ている手前、その事実を見て見ぬふりするGE投資家は少なくないのですが、この足を引っ張る電力部門が独立して『GEベルノバ』になれば、状況は変わる可能性があります。
調査会社メリウス・リサーチの防衛アナリスト主任ロバート・スピンガン氏はこう述べています。
話はますますシンプルになり、クリーンになってきています。(今のところ業績がいまいちの)ヴェルノバからは連絡が少なければ少ないほど良いのです。そして私たちに残されたGEの市場は、順調に回復していて良好なのです。
GE株は2000年8月に史上最高値となる360.5ドルをつけました。
過去1年間で株価は倍になったと騒がれていますが、それでも最高値と比べると69%のマイナスなのです。
分社化でまだまだこの先株価は伸びる余地があることを考えると、最近になって過去最高値をつけた『アップル』などよりも”ホット”な理由がお分かりいただけるでしょう。
複合企業は色々手伸ばしすぎて結局何してる企業か分からなくなるからね。投資家から敬遠されるデメリットがあるんですわ
なるほど、手を出しすぎるのもダメなのか。あと旅行需要の回復も追い風になったと
でも1年でこれだけあがったGE株を今から買うのは怖いぞ!もう手遅れか!?
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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