アリババ決算良かったみたい！株価5年で-44.60%だし今が底かも！？
ホント一攫千金狙うの大好きだよね
いま中国株はちょっと注意が必要だという話をします
アリババの四半期決算は、売上高が予想を上回り好調でした。しかし投資家は注意すべきだと、金融情報誌バロンズが伝えています。
ソース先
Alibaba Stock Jumps as Earnings Smash Estimates. Why the Party Won’t Last.
https://www.barrons.com/articles/alibaba-earnings-stock-price-a8fa47fb
アリババ決算が好調
中国の電子商取引（EC）最大手『アリババ・グループ』が第1四半期決算を発表。
売上高が市場予想を上回っていたことが分かりました。
アリババ4-6月の売上高は2341億6000万元（約4.69兆円）。予想平均の2237億5000万元（約4.49兆円）を軽々と上回り、純利益は約50％増の343億元（約0.69兆円）でした。
事業分割を推し進める
会社の力強い利益成長は、厳しい経営環境のなかにあっても、経営陣たちが正しい判断を行っている証拠と言えるでしょう。
アリババ会長兼CEOのDaniel Zhang氏はこう評価しています。
当社が再編を実行し続ける中、アリババは堅実な四半期を達成しました。事業全体に新たなエネルギーが解き放たれ始めています。
アリババといえば2023年初め、企業価値向上のため事業を分割すると発表。
同社は業種が異なる企業同士の合併・買収によって発達した企業であり、ますますコングロマリット（財閥）化していました。そこで会社のやり方をもっとすばやくするため、6つのグループに分けることを決めたのです。このおかげで、各事業グループで独自にお金を集めたり、IPO（新規株式公開）で新しい株を発行することができるようになると見られています。
投資家にとっては朗報
さらに良い決算報告が続きます。同社の一株あたり利益（EPS）は1年前と比べて48％も増えており、年間売上高も14％増加しました。
アリババCFOのToby Xu氏はこう評しています。
これだけ業績が良かったのは、事業の勢いが力強いこと、そして事業全体にわたる業務効率を進めた結果でしょう。
売上高が大きく回復したのは主にEC事業のおかげで、積極的な顧客獲得プログラムを展開したことが功を奏し、オンラインモール『淘宝（タオバオ）』を毎日使う人は去年と比べて6.5％も増加しました。
また今年5月には従業員の数も減らしたため、給料代などのコストも前年比6%減っています。
このように会社が大きく変わろうとしているなか、決算が良かったことから、投資家は安心。株価も時間外取引で3.8％上昇したのでした。
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最大の懸念は中国経済の減速
アリババの決算は良かったのですが、1つ大きな心配事があります。
世界第2位の経済大国である中国でいま「経済が減速するのではないか」と心配されていることです。
これはお金の流れが遅くなる状態で、国民は普段よりもお金を使おうとせず、企業もまた商品を作るペースがゆっくりになるのではないかと考えられています。
アリババはいつものように翌期の財務予想を発表しておらず、中国経済減速の懸念については触れもしませんでした。
輸入統計に注目
実は何ヶ月も前から、中国経済の”不穏な動き”が確認されていました。
中国はこのところ大きく輸入が落ち込んでいます。商品の輸入が多いほど、アリババのECサイト利用者がモノを多く求めていることを示しますが、2023年7月は中国の輸入が去年よりも12.4％減っていたのです。
中国経済の弱さは、アリババ株や米国市場にじわじわと影響を及ぼし始めています。
経済低迷に抗うにも限度がある
新しいオンラインユーザーを自社ECサイトに引き付け、ずっと使い続けてもらえるよう努力し、業務効率を徹底的に追求するのは正しい経営判断でしょう。
しかし低迷する経済の重みを軽減するには限界があります。
今後の動きには十分注意を
アリババならば経済減速をもうまく乗り切ってみせることでしょう。
Xu氏が指摘するように「強力な決算結果により、アリババは競争力を強化し、新たなチャンスを得られる優れた立場にある」からです。
実際、同社が自由に使うことのできる現金は去年よりも76％多い54億ドル（約7825億円）もあります。
ただ政府・企業・家計を含めた中国全体の経済活動は今後見通しが悪く、景気刺激策もあまり期待されていません。
たしかにアリババの決算は好調でしたが、これらの問題を考えると、投資家は少し慎重になるべきかもしれませんね。
中国はリセッション入りそうなのでマジで気をつけるように
ただアリババは今後も注目に値するね！習近平が変なことしなければいいけど
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