いま米国株を買うのは火遊び、だと言えてしまうほど割高なんだって
それを示すデータが「バフェット指数」と呼ばれる指標です。今日はこの指標について詳しく見ていきましょう
投資がギャンブルにならないように気をつけないとだね
ウォーレン・バフェット氏が愛用する指標「バフェット指数」によると、米国株はいま”かなり割高”のようです。
株を買うのが「火遊び」と言えるレベルにまで近づいています。
ソース先
Warren Buffett’s favorite indicator signals stocks are ‘significantly overvalued’
米国株は”著しく割高”
投資の神様ウォーレン・バフェット氏が好んで使う「バフェット指数」。
これは「ある特定の国の株価が高いのか安いのかを示す目安」として利用されるものですが、いまアメリカの株価は”著しく割高(significantly overvalued)”と判断されています。
バフェット指数とは?
経済の調子がいい先進国では、国内で生まれたモノやサービスによる儲け(国内総生産・GDP)が大きいほど、株価も上がりやすいです。
しかしGDPがあまり増えていないのに株価だけが高くなっていると、少しおかしな感じがします。それは株価が割高、つまり普通よりも高くなっている可能性があるからです。
バフェット指数というのは、このバランスを見て、株価の高さを判断するためのヒントとして用いられます。
バフェット指数は「株式市場の時価総額÷その国のGDP×100」で計算され、
- バフェット指数が100%を下回ると割安 → 株価高騰のチャンス
- バフェット指数が100%を上回ると割高 → 株価暴落の危険
バフェット氏は2001年に「指数が100%ならば株式は公正に評価されており、70%か80%の水準で買えばうまくいくでしょうが、200%で買うのは火遊び」と説明。
「おそらく現時点で株価の状況を示す唯一の最良の尺度」と付け加えていました。
米国株のバフェット指数が170%超え
そのバフェット指数、米国株を基に計算した指数が7月下旬に170.2%を記録したのです。
100%を超えると株価が割高ということなので、米国株はいまとても高くなっていることが分かります。
投資情報サイトGuruFocusの専門家らはこう指摘しています。
現時点でのバフェット指数を見ると、米国株式市場は著しく過大評価されていることが分かります。
歴史的なデータから推測するに、バフェット指数が170.2%という水準にあると、配当を含めた年利回りは1%ほどになる可能性が高いです。
バフェット指数推移(1950年〜)
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アナリストは米国株に弱気
ウォール街の有名なアナリストたちは、将来の展望があまり明るくないと思っていて、その考えがアメリカの株価を下げる原因になっています。
JPモルガンのトップ・ストラテジストMarko Kolanovic氏もその1人です。
「市場はソフトランディングするという考え方が今は主流」と同氏。ソフトランディング(軟着陸)とは、過熱した景気が穏やかに落ち着いていくというイメージです。
そのため「今の株価には景気後退の可能性が大きく織り込まれていない」と話しています。
JPモルガン社の見解では、株の評価はソフトランディングするよりもさらに楽観的なシナリオを織り込んでおり、これは軟着陸せず拡大が継続したり、金融緩和する状況に似ています。
先進国の中央銀行がお金を刷るのをやめると、経済が悪くなります。でも、お金を刷りすぎると物価が上がります。だからお金を刷るのはちょうどいい量にしないといけません。
今の国々は、お金を刷るのをやめる気配がありません。これは経済が減速するという予想に反しています。そのため、会社の価値は高く見えますが、実際はそうではない可能性もあります。
Kolanovic氏は投資家に対して資産から米国株を減らすよう提案しています。そしてバフェット指数は170%を超えています。
これらはどちらも、遠くない将来アメリカの株価が急に下がる可能性があることを示唆しているのかもしれません。
米国株のバフェット指数はいま170%、今後どう推移するか見守る必要がありそうです
ちなみに日本株も145%で”著しく過大評価”とのこと
おわた
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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