11月20日週の経済指標と気にしておくべきこと

やったー!ドル円急落した!これで天井だよね!?だよね!?

ただの調整なのか、トレンド転換のきっかけなのか・・・
今週は日本・アメリカ共に休場の日があるので「見」に回る週になりそうな気がします

注目経済指標

2023年11月20日~11月24日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。

特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。

2023年11月20日(月曜日)

月曜日?はイギリスのベイリー英中銀(BOE)総裁の発言があります。

  • 27時45分:🇬🇧ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言

月曜とはいえ日付を跨いだ後になりますのでご注意ください。

イギリスのCPIはようやく落ち着きを見せてきたように思いますが、まだまだ英ポンドが買われる展開が続いています。

イギリス中銀は金利据え置きを既に2度も行っているため、これ以上の利上げについてはおそらく行わないというのが大筋かと思います。

問題はドルが売られる流れになった場合のカウンター通貨です。その場合に選ばれるのはユーロか英ポンドが多い事を考えると、ドルが下落する局面になった場合に英ポンドはそこまで下がらないのかもしれません。

ベイリー英中銀総裁の発言は基本的に今後の金利について・インフレについての考え方を聞けば良いと思いますが、特に大きな方針変更がない場合は英ポンドは下がったら買いの展開が続くかもしれません。

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

それ以外に目ぼしい経済指標はありません。防御力高めでいきましょう。

2023年11月21日(火曜日)

◆火曜日はオーストラリア豪準備銀行(中央銀行)の金融政策会合議事要旨発表があります。

  • 9時半:🇦🇺豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表

動くかもしれない金融商品:豪ドル関連通貨ペア

あとは香港の消費者物価指数(CPI)の発表があります。

消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。

  • 17時半:🇭🇰10月消費者物価指数(CPI)(前年比) 予想:2.1%、前回:2.0%

動くかもしれない金融商品:中国元関連通貨ペア、中国株

あとはカナダの消費者物価指数(CPI)の発表があります。

前述した通り、消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。

  • 22時半:🇨🇦10月消費者物価指数(CPI)(前月比) 予想:0.2%、前回:-0.1%
  • 22時半:🇨🇦10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 予想:3.2%、前回:3.8%

アメリカと似た経済傾向のカナダですが、アメリカのCPIが予想を下回ったのと同じく前年同月比が大きく低くなると予想されています。

北米のインフレはついに終わりを告げるのかもしれませんね。

動くかもしれない金融商品:カナダドル関連通貨ペア、米ドル関連通貨ペア、米国株

あとはアメリカで中古住宅販売件数の発表があります。

アメリカの国民が家を買っているかどうかは経済が順調かどうかを示す指標になります。前回より増えている場合には経済が順調で、インフレ加速懸念が増加するおそれがあります。

減っている場合はその逆でインフレ鈍化傾向ということですね。

  • 24時:🇺🇸10月中古住宅販売件数(年率換算件数) 予想:390万件、前回:396万件
  • 24時:🇺🇸10月中古住宅販売件数(前月比) 予想:-1.5%、前回:-2.0%

年率換算件数としては消費者物価指数(CPI)と同じくインフレ鈍化を示す予想となっています。しかし前月比としては若干改善予想となっています。

月ごとの数値についてはブレがありますので、大筋は年率換算件数を見ておけばよいでしょう。

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

あとは欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁の発言があります。

  • 25時:🇪🇺ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

こちらもイギリスと同じく利上げはもうしないという姿勢のようですが、米ドルのカウンター通貨としてユーロが買われている傾向にあります。

まだまだ上昇するかもしれない可能性を秘めているので、個人的には考えるだけで恐ろしいです。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

あとはアメリカでFOMC議事要旨公表があります。

  • 28時:🇺🇸米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

2023年11月22日(水曜日)

◆水曜日はアメリカで失業保険関連の発表があります。

失業保険の新規受給者が増える、継続受給者が減らない、ということであれば経済は悪いという判断になります。逆に新規が減り、継続が減れば経済が回復してきているという捉え方で良いかと思います。

  • 22時半:🇺🇸前週分新規失業保険申請件数 予想:22.6万件、前回:23.1万件
  • 22時半:🇺🇸前週分失業保険継続受給者数 予想:187.5万人、前回:186.5万人

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

あとはアメリカで耐久財受注の発表があります。

アメリカで耐久年数3年以上の耐久財(家財や自動車・航空機など)の新規受注額を計算したもの。民間設備投資の先行指数として見られており、増えていれば経済が順調、減っていれば景気が悪くなってきている、という指標になります。

  • 22時半:🇺🇸10月耐久財受注(前月比) 予想:-3.2%、前回:4.6%
  • 22時半:🇺🇸10月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 予想:0.2%、前回:0.4%

こちらの予想が前月比でかなりの悪化予想となっています。素材系に悪い数値が出てくるとインフレ鈍化を感じざるを得ません。

こちらの発表によりドルが売られる展開は有り得そうですが、この予想なので既に織り込まれている可能性もありますね。

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

あとはアメリカでミシガン大学消費者態度指数・確報値の発表があります。

  • 24時:🇺🇸11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 予想:61.0、前回:60.4

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

2023年11月23日(木曜日)

◆木曜日はニューヨーク市場と日本市場が休場です。

日本は勤労感謝の日、アメリカは感謝祭となっています。

あとは南アフリカで政策金利発表があります。

  • 時刻不明:🇿🇦南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利 予想:8.25%、前回:8.25%

動くかもしれない金融商品:南アフリカランド関連通貨ペア

あとはユーロ圏の各国でPMIの発表があります。

購買担当者景気指数(PMI)は企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、アンケート調査した結果を指数化したものです。景気の動向を測るのに使用されます。

  • 17時15分:🇫🇷11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:43.1、前回:42.8
  • 17時30分:🇩🇪11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:41.1、前回:40.8
  • 18時00分:🇪🇺11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:43.3、前回:43.1
  • 18時30分:🇬🇧11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:45.0、前回:44.8
  • 17時15分:🇫🇷11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:45.5、前回:45.2
  • 17時30分:🇩🇪11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:48.4、前回:48.2
  • 18時00分:🇪🇺11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:48.0、前回:47.8
  • 18時30分:🇬🇧11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:49.5、前回:49.5

全体的に改善予想となっているため、ユーロ経済がまだまだ強いという結果になってしまうのかもしれません。

ユーロ円・・・止まってくれないかなぁ・・・。

動くかもしれない金融商品:ユーロ・英ポンド関連通貨ペア

あとはトルコで政策金利発表があります。

  • 20時:🇹🇷トルコ中銀、政策金利 予想:37.50%、前回:35.00%

多くは語りません。トルコリラだけは止めておきましょう。個人的にはおすすめしません。

動くかもしれない金融商品:トルコリラ関連通貨ペア

2023年11月24日(金曜日)

◆金曜日はニュージーランドで小売売上高の発表があります。

  • 6時45:🇳🇿7-9月期四半期小売売上高(前期比) 予想:-0.8%、前回:-1.0%

動くかもしれない金融商品:ニュージーランドドル関連通貨ペア

◆あとは日本で消費者物価指数の発表があります。

国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。

  • 8時半:🇯🇵10月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 予想:3.4%、前回:3.0%
  • 8時半:🇯🇵10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) 予想:3.0%、前回:2.8%
  • 8時半:🇯🇵10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比) 予想:4.1%、前回:4.2%

今週の一番大きなイベント指標になるであろうCPI。朝8時30分の発表なので早起きして身構えておく必要があるかもしれません。

日銀植田総裁も物価の見通しについて誤りがあったと認めざるを得ない、といった発言をしていました。

日本のインフレ加速具合は思ったよりも速く、さっさと対策しないと大変なことになるぞと僕はもう数ヶ月前から何度も口を酸っぱくして言っていますけどもねええ!?

いよいよ数値として現れてきたら日銀も対処せざるを得ないでしょう。遅いぐらいです。早くして。

動くかもしれない金融商品:日本円関連通貨ペア(ドル円・クロス円)

◆あとはドイツでGDPの発表があります。

国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。

  • 16時:🇩🇪7-9月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比) 予想:-0.1%、前回:-0.1%
  • 16時:🇩🇪7-9月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比) 予想:-0.3%、前回:-0.3%
  • 16時:🇩🇪7-9月期国内総生産(GDP、改定値、季調前)(前年同期比) 予想:-0.8%、前回:-0.8%

ユーロの中でも経済大国のドイツですが、GDPは前回と同じ予想となっています。予想通りになればそこまで大きな動きは起きないかなと思われます。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

あとは欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁の発言があります。

  • 19時:🇪🇺ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

今週2回目ですね。前回と同じような事を注意して聞いておけばOKかなと思います。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆あとはカナダで小売売上高の発表があります。

  • 22時半:🇨🇦9月小売売上高(前月比) 予想:0.0%、前回:-0.1%
  • 22時半:🇨🇦9月小売売上高(除自動車)(前月比) 予想:-0.3%、前回:0.1%

動くかもしれない金融商品:カナダドル関連通貨ペア、米ドル関連通貨ペア、米国株

◆あとはアメリカでPMIの発表があります。

  • 23時45分:🇺🇸11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:49.9、前回:50.0
  • 23時45分:🇺🇸11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:50.2、前回:50.6
  • 23時45分:🇺🇸11月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 予想:50.3、前回:50.7

今週のアメリカ関連で目ぼしい指標はこのぐらいでしょうか。

この時期は感謝祭入りで国全体の景気が盛り上がる事から様々な金融商品も上昇していく、いわゆる年末ラリーなんてものが始まる傾向にあります。

金利も据え置きにしていく方向性で落ち着きそうなので、ここから年末にかけて株は上昇していく可能性もあります。

大きめな暴落が来るとしたら・・・もしかしたら年が明けた後なのかもしれません。しっかり見極めていきましょう。

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

今週の注目は何と言っても日本のCPI!
インフレが加速していれば日本円の買いを誘発する可能性が高まる!
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気にしておくべきこと

先週はアメリカのCPIが発表されました。

NY外為市場=ドル下落、10月CPIがインフレ鎮静化示す

ニューヨーク外為市場では、ドルが1%超下落した。この日発表された10月の米消費者物価指数(CPI)がインフレの一段の鎮静化を示したことを受けた。

米労働省が14日発表した10月CPIは前年同月比で3.2%上昇した。伸びは前月の3.7%から縮小し、市場予想の3.3%も下回った。

ロイター https://jp.reuters.com/markets/us/KWRMV2TKN5PKZDODZOVLHKUJWI-2023-11-14/

結果はインフレ鈍化を示す、数値の低下。前年同月比で0.5%も減少したことを受けて、米ドルは150円を割れる展開となり、かなりの下落を見せました。

いよいよ胸を張ってアメリカのインフレは終りを迎えつつある、と言える状況になってきたかなと思います。

こうなって来たらいよいよ利下げの時期を探るフェーズに入るのかなと思います。

それがいつになるのかはわかりませんが、この高金利時代の中で企業がずっと良い決算を出し続けられるかと思うと少々疑問です。

ただ、先日以下の記事でお伝えした通り、まだまだコロナマネーはアメリカ人の懐に残っている可能性があって、そこまで消費が落ち込むようなことは無さそうだ、という見解もあります。

結局ソフトランディングで済むの!?TradingViewで見る、米国経済の今!オッスJINだお!今回はワイの友達の株博士にTradingViewの有益な使い方について聞いてきたのでそれをシェアしようと思う! 私が株博士です。データ分析においてTradingViewはとても優秀…
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もしかしたら利下げを目論むFRBの思惑でドルは売られる展開になり、株価は上昇。そしてさらにアメリカ国民の消費がまだまだ好調な展開を見せるのであれば、ドル安株高の流れが2024年明けまで続いてくれるんじゃないか、そんな淡い期待を抱き始めています。

そんな、僕にとって最高の展開が来てくれれば良いのですが、過度な期待をせずに今週も防御力を高めにして頑張っていきたいと思います。

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