ええっ!?アップルさんヤバいの?
成長に対する懸念が高まってるらしいけど大丈夫なん?
新たに調子の良い企業がM7に入るらしいけど
この銘柄はどうなんだろう・・・?
マグニフィセント・セブン(M7)ってなに?
そもそもM7とは何か?という話ですが、これはアメリカ企業の超大型銘柄7つの事を指す言い方で、「マグニフィセント・セブン」と総称されます。
マグニフィセント(Magnificent)は「崇高な」や「豪華な」を意味する形容詞で、セブンは数字=銘柄数です。
名前の由来は黒澤明監督作品の日本映画「荒野の七人」が元になっているようで、アメリカでもその映画がリメイクされたりしています。
それだけ人気の高い映画を名前の由来にしている事もあり、7つの銘柄は株式投資の中でもかなり人気が高いです。
そして現在は以下7つの企業が対象になっているようです。
- アップル(Apple)
- マイクロソフト(Microsoft)
- アルファベット(Google)
- アマゾン・ドット・コム(Amazon)
- エヌビディア(NVIDIA)
- テスラ(TESLA)
- メタ(META、旧Facebook)
ビッグテック企業のGAFAM(Google、Amazon、Facebook(META)、Apple、Microsoft)にNVIDIAとTESLAを加えた7つという顔ぶれになっています。
M7の時価総額はS&P500の大半を占めているとされており、もはや残りの493社の存在価値は一体・・・みたいになっちゃってますね。それだけ影響力と人気が高い銘柄たちです。
アップルの調子が悪い?
そんなM7の中でも「iPhone」や「iPad」、「Macbook」などで有名な時価総額1位の巨大テック企業「Apple」のパフォーマンスが悪いという話を多く聞くようになりました。
というのも時価総額1位は2023年までの話で、2024年に入ってからはマイクロソフトに抜かれてしまったとの事。
マイクロソフト、時価総額で首位奪還 2年強ぶりにアップル抜く
11日の米株式市場でマイクロソフト(MSFT)の株価が上昇し、時価総額でアップル(AAPL)を抜き、首位を奪還した。アップルの時価総額がマイクロソフトを下回るのは2021年以来初めて。
マイクロソフトの株価は午前の取引で一時2%上昇し、時価総額は2兆9030億ドルに達した。生成人工知能(AI)分野での競争で優位に立っていることが好感されている。
ロイター https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ITDSHSCR65MHLP6OF6KBBOHRQA-2024-01-11/
記事によると、やはり最近勢いが凄すぎるAI分野の恩恵を受けたのか、Microsoftの勢いがものすごいというところにあると思います。
かたやAppleは複合現実(MR)のヘッドセット「Appple Vision Pro」に力を入れていますが、これがまたヒットするのが難しそうな気配・・・。
勢いが衰えてきたAppleが首位の座を奪われるのは当然っちゃ当然だったかもしれません。
(※1/16時点では)アップルは3.4%の下落。テスラは2024年に入って年初来で11%も下落。先日決算が悪かったこともあり、売りが優勢になっています。対してNVIDIAは11%もの上昇。明暗がハッキリと分かれた年初になっています。
そんなわけでマグニフィセント・セブンから除外されると噂のAppleですが、他のどんな企業がM7候補になるのか?という話で界隈は盛り上がっています。
Appleに代わる企業はどれか?
画像はmoomoo証券がまとめた画像ですが、これによるとApple以外にもMetaとTeslaがM7から除外されるという可能性があるという指摘もされています。
その候補に挙がっているのが「VISA」「バークシャー・ハサウェイ」「ユナイテッド・ヘルス」の3社です。
VISA(ビザ)
クレジットカードでお馴染みのVISA(V)。主にクレジットカード関連サービスを提供しています。
おそらく読者の方もクレジットカードにしろデビットカードにしろ、1枚は持っているであろうVISAは世界中で使われているカードブランドです。
moomoo証券の分析によると、アナリスト評価は「強気」が90%を超えており、株価は四半期ベースのローソク足で見ると右肩上がりです。
規模としても勢いとしても申し分のないVISA。M7に加わるなら納得の銘柄ですね。
株価は安定して推移していますし、事業としても大きくブレる事のない数値を安定して出してきますので安心感があります。手数料ビジネスはやはり堅実ですね。
下げたら買いを検討したい銘柄だわ!
BERKSHIRE HATHAWAY(バークシャー・ハサウェイ)
伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏が代表を務める保険事業を基軸に置いた投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK)。様々な業種の買収・運営を行っており、その規模はとんでもなく大きく、先程の画像を見てみるとテスラよりも時価総額が上です。
実業よりも投資での規模が上回るとは、さすがバフェット爺さんですね・・・。
ちなみにバークシャー・ハサウェイの株価を見る際にA株とB株が存在しますが、個人投資家としてはB株を参考にしておけばOKです。
A株は機関投資家向けの株価となっており、記事執筆時点では1株あたり約58万ドル(約8500万円)という化け物みたいな株価になっています。
そんな株価でも日足チャートを見ると結構頻繁に売買されているので恐ろしいことです・・・。
対してB株は個人でも買えそうな価格帯での推移です。基本的にB株はA株に準じて動くそうなので、あまり個人の売買は影響なさそうですね。
とはいえあの伝説の投資家が代表を務める投資会社だからというのもあってか、チャートは右肩上がり。
この規模と勢いで考えればM7入りも納得できます。
moomooの分析としても「やや強気」ということで、今後も成長していくであろう銘柄として注目されています。
1社だけで分散投資が出来てしまうという事も魅力的です。投資信託と似たようなものといえばそれまでですが。
あとは2022年時点では時価総額がトップ7に入っていたとか。そうなればもう紛れもなくM7ですね。
しかし現M7のブランド力や知名度だけを見てしまうと、バークシャー・ハサウェイがM7入りするのはどうなんだろう・・・?という気もします。
United Healthcare(ユナイテッド・ヘルス)
最後はユナイテッド・ヘルスグループ(UNH)。アメリカの医療保険会社の大手ですね。
しかしその事業は保険だけに留まらず、様々な医療関連サービスを展開。ソフトウェアなどの医療システム構築にも手を広げる企業です。
下のチャートを見てもわかるとおり、株価は長期的に見てとても順調に推移しています。
業績としてもかなり安定しており、売上高は年率10%程度成長するというアナリストの見込みもあって今回M7入りの候補として挙げられました。
過去にはかなりの勢いで上昇していました。ここ1,2年は値動きが落ち着いている印象ですが、ポテンシャルだけで言えばかなり将来性がある方ではないでしょうか。
株価がある程度高い所まで行ってしまっているのでポートフォリオに組み込むには少々勇気が入りますが、下がったら積極的に手持ちの株に含めたい1社と言えますね。
時代の変化でポートフォリオにも変化を!
いかがでしたか?まさかあの企業がM7候補に・・・なんて思った方も居るんじゃないでしょうか。
今回の事で伝えたいのは、特定企業がずっとトップを走り続けるのは難しい、ということ。
時代の流れ・変化で企業も変化に対応せざるを得ません。そこに柔軟に対応できてこそ、トップを走り続けることが出来ます。
しかし100%それを対応するのは難しく、どこかで落ち込むことはあるでしょう。読みを外すことなんて誰にだってありますし、大企業も例外ではありません。
そんな時にしっかりと見極めて銘柄選定や入れ替えを行うことで、時代に合った構成にする事が大切です。
我々個人投資家もこうした変化に対応しつつ、自分のポートフォリオを柔軟に変化させて株式投資の利益をうまく積み重ねていきたいですね。
是非参考にしてみてください。
フェイスブックも時代に乗ろうとしてMETAになったけど
メタメタにやられて一時はかなり落ち込んだからなぁ・・・
誰にも未来は読めないって事を思い知らされたよね
上手いこと銘柄の乗り換えができればいいけど
利確や損切りはいつまで経っても難しい
たくさん情報を追いかけて、判断基準を多く持つようにしましょう
今回の情報はmoomoo証券を参考にさせてもらったよ!
株の情報収集・分析ツールとしてはかなり優秀なので入れておいて損は無し!
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