2月19日週の注目経済指標!NVIDIAの決算結果次第で相場大荒れ!?

おっす!オラ含み損1.17億!
シャレになってねぇぞ!辛すぎ!!!

今週は米指標が少ないですが、半導体企業の超大手NVIDIAの決算発表があります。
結果次第では株式市場だけではなく為替市場も動く可能性があるので要警戒です

目次

注目経済指標

2024年2月19日~2月23日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。

特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。

2024年2月19日(月曜日)

◆月曜日はアメリカ市場・カナダ市場は祝日により休場となります。

2月第3月曜日は大統領の日ということでアメリカは休場となります。カナダはファミリーデイですね。

その他の経済指標は特に重要なものはありません。

2024年2月20日(火曜日)

オーストラリア中央銀行の金融政策会合議事要旨が公表されます。

  • 9:30:🇦🇺
    豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表

RBAは昨年12月の議事要旨で据え置きの根拠がより強い、という内容を記していました。

「金利を上げる準備がある」とタカ派な発言をしていたものの、会合で出た結論としては据え置きの根拠が強いという事だったため、今回の議事要旨公開に同様の内容が記載されているかどうかに注目が集まります。

オーストラリアの消費者物価指数については予想を下回る結果になったことを受けて豪ドル売りが優勢になっている背景がありますが、議事要旨にハト派な内容があればそれを後押しする結果になりそうです。

豪ドル円は98円という厚い壁に阻まれながら推移していますが、日本円の弱さvs豪ドル売り圧力のどちらが強いかに注目ですね。

動くかもしれない金融商品:豪ドル関連通貨ペア

あとはRBAの要人が謎のタカ派発言をしていることにも注目です。過度に豪ドル売りが発生しないように牽制しているんでしょうかね・・・?

カナダで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。

  • 22:30:🇨🇦
    1月消費者物価指数(CPI)(前月比)
    予想:0.5%、前回:-0.3%
  • 22:30:🇨🇦
    1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:3.4%、前回:3.4%

アメリカのCPIが上振れしたことを踏まえるとカナダもインフレ鈍化しているとは言い難いです。その証拠に予想値が前回を下回っていません。

おまけに前回(12月)の数値は予想より高くなってしまった事を考えると、今回もインフレ加速が懸念されます。

北米のインフレを退治するにはまだまだ根気が必要だということでしょう。

流石にこれ以上の利上げは検討されないとは思いますが、利下げが遠のく可能性を考慮するとカナダドルは根強く買われる可能性のほうが高いのかなと思われます。

動くかもしれない金融商品:カナダドル関連通貨ペア

2024年2月21日(水曜日)

ニュージーランドで卸売物価指数(PPI)が発表されます。

別名「生産者物価指数」と言われており、消費者物価指数(CPI)と対をなす経済指標です。

文字通り生産者側からのインフレ具合を測るもので、消費者物価指数(CPI)と似たように扱われます。どちらかというと注目度は消費者物価指数(CPI)の方が高いです。

  • 6:45:🇳🇿
    10-12月期四半期卸売物価指数(PPI)(前期比)
    前回:0.8%

動くかもしれない金融商品:ニュージーランドドル関連通貨ペア

◆南アフリカで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。

  • 17:00:🇿🇦
    1月消費者物価指数(CPI)(前月比)
    前回:0.0%
  • 17:00:🇿🇦
    1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:5.3%、前回:5.1%

動くかもしれない金融商品:南アフリカランド関連通貨ペア

◆NVIDIAの決算発表があります。

経済指標ではないですが、特に重要視されている半導体企業のNVIDIA(エヌビディア)が米国現地時間21日16時20分頃(日本時間翌22日早朝6時20分頃)に決算を発表します。※時間に誤りがありましたので訂正しました。失礼いたしました

今回の発表がもし市場予想を下回った場合、株式市場は全体的に売られる可能性がある、といった旨の報道がいくつか出ています。

NVIDIAの業績はAI市場の盛り上がりに対する一種のバロメーターのようなものになっていて「今後もAI市場の強気相場が続くのか、それとも一旦落ち着きを見せるのか、この企業の業績にかかっている」と市場は見ているようです。

2023年の四半期決算発表は連続でとんでもない数字を出してきたこともあり、その勢いは続くものかと思われています。

直近の日本市場では日本の半導体株に売りが入ってしまった事も頭によぎりますが、個人的に今回の決算も強い数字が出るのでは?と考えています。

アメリカ株も強いですしアメリカ経済もまだまだ衰えを見せません。米国株の半導体関連も勢いは衰えていないところを見ると、NVIDIAも漏れなく調子がいいと見るのが普通なのかなと思っています。

僕は既に半分以上NVIDIA株を利確してしまったのであとは残りのポジションを持ちながら眺めるだけという状況です。たくさん儲けさせてもらいました。ありがとう。

というわけでこの日の夜は米国株市場、そしてもしかしたら為替市場が荒れる可能性がありますので気をつけましょう。

◆アメリカで米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開されます。

  • 28:00:🇺🇸
    米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

FOMC時点ではCPIの数値やその他経済指標のデータが揃っていなかった(1月までのものだった)事を踏まえると3月の利下げが議論されていてもおかしくありませんでした。

その証拠に利上げという文字が声明文から消え、ハト派な内容となっていたFOMC声明文には3月の利下げ期待を加速させる内容だったというのは間違いありません。

しかし2月頭の雇用統計を皮切りにアメリカの経済指標は軒並み強さを見せ、インフレは治まっていない様子が明らかになってきた以上、ここで見る議事要旨にはあまり意味がないのかもしれません。

今更ハト派だった内容を見たとしても「結局今の状況じゃ利下げできないでしょ」という市場心理により一蹴されるでしょう。

逆にタカ派の視点はどのようなものだったのかを確認するようなものになるかなと考えています。

経済指標は時期的な影響を受けて変化する場合もあるので、今後のアメリカ経済の行く末は向こう数ヶ月のインフレ率を含む経済指標についての強さを確認してから判断したい所です。

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

2024年2月22日(木曜日)

欧州諸国の購買担当者景気指数が発表されます。

購買担当者景気指数(PMI)は企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、アンケート調査した結果を指数化したものです。景気の動向を測るのに使用されます。

  • 17:15:🇫🇷
    2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:43.5、前回:43.1
  • 17:15:🇫🇷
    2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:45.6、前回:45.4
  • 17:30:🇩🇪
    2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:46.5、前回:45.5
  • 17:30:🇩🇪
    2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:48.5、前回:47.7
  • 18:00:🇪🇺
    2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:47.0、前回:46.6
  • 18:00:🇪🇺
    2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:48.7、前回:48.4
  • 18:30:🇬🇧
    2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:47.5、前回:47.0
  • 18:30:🇬🇧
    2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:54.5、前回:54.3

動くかもしれない金融商品:ユーロ・英ポンド関連通貨ペア

欧州で消費者物価指数(HICP)が発表されます。

欧州の消費者物価指数はCPIではなくHICP(Harmonised Indices of Consumer Prices)と表記します。これは調和消費者物価指数と呼ばれ、EU基準の消費者物価指数を算出したものです。

  • 19:00:🇪🇺
    1月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
    予想:2.8%、前回:2.9%
  • 19:00:🇪🇺
    1月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
    予想:3.3%、前回:3.3%

アメリカにつづき欧州の消費者物価指数はどうなっているのか、注目が集まります。

予想では加速はしていないとはいえ、コア指数は前回と同じ数値であるという事で鈍化は無さそうな雰囲気が漂っています。

しかしドイツのGDPがリセッション懸念ということもあり、予想よりも低い可能性も否めません。

ここでインフレが再燃してしまうのかどうかはわかりませんが、今回を含め向こう数回の消費者物価指数を見てから判断したいところですね。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆トルコで政策金利が発表されます。

  • 20:00:🇹🇷
    トルコ中銀、政策金利
    予想:45.00%、前回:45.00%

トルコリラは・・・僕はオススメしません。

動くかもしれない金融商品:トルコリラ関連通貨ペア

◆メキシコで国内総生産(GDP)が発表されます。

  • 21:00:🇲🇽
    10-12月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前期比)
    前回:0.1%
  • 21:00:🇲🇽
    10-12月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
    前回:2.4%

動くかもしれない金融商品:メキシコペソ関連通貨ペア

◆欧州中央銀行の理事会議事要旨が公表されます

  • 21:30:🇪🇺
    欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

アメリカで失業保険の新規・継続受給者数の発表があります。

失業保険の新規受給者が増える、継続受給者が減らない、ということであれば経済は悪いという判断になります。逆に新規が減り、継続が減れば経済が回復してきているという捉え方で良いかと思います。

  • 22:30:🇺🇸
    前週分新規失業保険申請件数
    予想:21.8万件、前回:21.2万件
  • 22:30:🇺🇸
    前週分失業保険継続受給者数
    予想:187.8万人、前回:189.5万人

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

カナダで小売売上高が発表されます。

  • 22:30:🇨🇦
    12月小売売上高(前月比)
    予想:0.8%、前回:-0.2%
  • 22:30:🇨🇦
    12月小売売上高(除自動車)(前月比)
    予想:0.6%、前回:-0.5%

動くかもしれない金融商品:カナダドル関連通貨ペア

アメリカで購買担当者景気指数(PMI)が発表されます。

購買担当者景気指数(PMI)は企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、アンケート調査した結果を指数化したものです。景気の動向を測るのに使用されます。

  • 23:45:🇺🇸
    2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:50.4、前回:50.7
  • 23:45:🇺🇸
    2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:52.1、前回:52.5
  • 23:45:🇺🇸
    2月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
    予想:52.0、前回:52.0

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

アメリカで中古住宅販売件数が発表されます。

アメリカの国民が家を買っているかどうかは経済が順調かどうかを示す指標になります。前回より増えている場合には経済が順調で、インフレ加速懸念が増加するおそれがあります。
減っている場合はその逆でインフレ鈍化傾向ということですね。

  • 24:00:🇺🇸
    1月中古住宅販売件数(年率換算件数)
    予想:397万件、前回:378万件
  • 24:00:🇺🇸
    1月中古住宅販売件数(前月比)
    予想:4.9%、前回:-1.0%

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

2024年2月23日(金曜日)

ニュージーランドの小売売上高が発表されます。

  • 6:45:🇳🇿
    10-12月期四半期小売売上高(前期比)
    予想:-0.2%、前回:0.0%

動くかもしれない金融商品:ニュージランドドル関連通貨ペア

◆日本は祝日で休場となります。

◆ドイツで国内総生産(GDP)が発表されます。

国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。

  • 16:00:🇩🇪
    10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
    予想:-0.3%、前回:-0.3%
  • 16:00:🇩🇪
    10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
    予想:-0.2%、前回:-0.2%
  • 16:00:🇩🇪
    10-12月期国内総生産(GDP、改定値、季調前)(前年同期比)
    予想:-0.4%、前回:-0.4%

日本はGDPが四半期2連続でマイナスになりテクニカルリセッション入りとなりました。

ドイツも前回マイナスとなり、今回マイナスになればテクニカルリセッション入りとなります。

こうなった場合に流石に利下げ時期を議論する必要が出てくると思いますので、ユーロのトレンド転換が期待できます。

売りを持っている自分としてはようやくここまできたか、という気持ちです。

とはいえ蓋を開けてみないとなんとも言えませんので、発表を待ちたいと思います。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

今週は欧州圏の指標が多め!特にユーロの消費者物価指数とドイツのGDPには注目だ!
アメリカの指標はあまりないのでNVIDIAの決算結果に大注目だぞ!

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気にしておくべきこと

先週はアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されました。

米消費者物価指数、1月3.1%上昇 市場予想上回る

米労働省が13日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が3.1%となった。前月の3.4%から鈍化したものの、市場予想の2.9%を上回った。高インフレは落ち着きつつあるが、そのペースは緩やかだ。米連邦準備理事会(FRB)は時間をかけてデータを見極める。

日本経済新聞社 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN130AI0T10C24A2000000/

結果はインフレが若干盛り返してきた、という数値。

これを受けてドル円は150円を突破し、上昇トレンドを継続するという状況になってしまいました。

しかし皆さん冷静になりましょう。良く考えてください。

たった1回のCPIが少々上ブレしただけで過剰反応しすぎです。あと最低でもCPI発表を2回は見てから判断しましょう。

アメリカの金利はめちゃくちゃ高い水準にあります。先日アメリカの地銀が大量の損失計上をしたのが記憶に新しいですが、こんな高金利な状況で好調な経済を維持するのが可能なのかどうか?というところを改めて考えてみるとやはり無理があるだろうと感じます。

既に崩壊の兆しを少しずつ見せ始めている以上、安易に利上げしてしまうと崩壊のスピードがとんでもないことになりかねません。

よって利上げは無いでしょう。では利下げはいつなのか?

もちろんこれは遠のいてしまったかもしれません。思ったよりも米経済が強く、平均時給も高いので引き続きこの高金利を維持する必要があるのは当然です。

とはいえ、前々から言っていますがこれほどまでの高金利を維持すれば企業がダメージを受けるのは間違いありません。

しかしここ1,2年の流れを見ていれば分かる通り、CPIは順調に低下し、インフレ鈍化を示しています。

もしあと2回のCPI発表で数値を下げることが出来たなら、そこからはようやく利下げの時期を議論するタイミングになるでしょう。

パウエル議長の12月のハト派には意味があったと僕は信じています。インフレが抑えられてきているというのがデータ全体から見て取れたからこそああいう発言だったのかなと思います。

え?もし今後のCPIが鈍化せず維持されたらどうなるかって?

そりゃ利上げの可能性を示唆されてドル円152円突破で僕は破産して引退です。お疲れ様でした。

では今回のまとめです。

  • NVIDIAの決算結果で相場が荒れる可能性がある!?
  • FOMCの議事要旨にはさほど意味がない!?
  • 欧州の景気後退が本格化か!?

ぜひ参考にしてくださいね。

そうだ!落ち着いて冷静になれ!
たった1回のCPIに惑わされてんじゃない!
アメリカ企業には着実にダメージが積み上がってる!
ここが天井になるんだ!そういうことなんだ!

まあ確かに1回のCPIだけで利上げか!?なんて大げさよね
ということは来月のCPIが大注目・・・ってことですね

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