今週から欧米でサマータイムが始まって、指標が1時間早まりますよ!
“マイナス金利解除”や”雇用統計”で大荒れの後の1週間です
今週も大荒れになりそう・・・
注目経済指標
2024年3月11日~3月15日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。
特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。
今週から欧米でサマータイムが開始され、経済指標の発表が1時間早くなります。
今までよりも指標の時間が早くなりますから、注意してくださいね。
2024年3月11日(月曜日)
◆日本で国内総生産(GDP)が発表されます。
国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。
- 08:50:🇯🇵
10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
予想:0.3%、前回:-0.1% - 08:50:🇯🇵
10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
予想:1.1%、前回:-0.4%
これは発表時にまず短期的に速報値を発表して景気判断を行います。 次に正確なデータを蓄積してデータの精度を高めた後に発表されるのが改定値です。というわけでどちらかと言うと改定値の方が重要です。
前回は2連続四半期マイナスを記録してテクニカルリセッション入りした日本。今回においてはプラス値に返り咲くという予想となっています。
経済が強くなっていることを示すことができれば日本円は買われると思いますが、円安の恩恵を受け続けていた日経平均株価は下がってしまうかもしれません。
円も買われて、日本株も買われて、どちらも上昇するような相場になって欲しいものです。
というわけで月曜朝から下記金融商品は大きく変動するかもしれませんので気をつけましょう。
動くかもしれない金融商品:米ドル円・クロス円、日経平均株価
2024年3月12日(火曜日)
◆ドイツで消費者物価指数(CPI)が発表されます。
消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。
- 16:00:🇩🇪
2月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
予想:0.4%、前回:0.4% - 16:00:🇩🇪
2月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
予想:2.5%、前回:2.5%
ユーロ経済の中心とも言えるドイツの消費者物価指数(CPI)改定値が発表されます。
速報値から乖離していなければ普通にスルーしていい指標ですが、もし何らかの理由でズレた場合は荒れる可能性がありますのでご注意ください。
動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア
◆イギリスで失業率が発表されます。
失業保険の新規受給者が増える、継続受給者が減らない、ということであれば経済は悪いという判断になります。逆に新規が減り、継続が減れば経済が回復してきているという捉え方で良いかと思います。
また、ILO方式というのは国際労働基準(International Labour Organization)に基づいた失業率の事です。今回発表されるのは1月分なので、そのギャップで雇用状況がどうなっているかを測る事ができます。
- 16:00:🇬🇧
2月失業率
前回:4.0% - 16:00:🇬🇧
2月失業保険申請件数
前回:1.41万件 - 16:00:🇬🇧
1月失業率(ILO方式)
予想:3.8%、前回:3.8%
動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア
◆アメリカで消費者物価指数(CPI)が発表されます。
前述した通り、消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。
- 21:30:🇺🇸
2月消費者物価指数(CPI)(前月比)
予想:0.4%、前回:0.3% - 21:30:🇺🇸
2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
予想:3.1%、前回:3.1% - 21:30:🇺🇸
2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
予想:0.3%、前回:0.4% - 21:30:🇺🇸
2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
予想:3.7%、前回:3.9%
こうすることでインフレ率の変動をより正確に測ることができると言われています。
市場大注目のアメリカ消費者物価指数(CPI)です。予想は横ばいとなってしまいます。
先日の雇用統計、雇用は予想よりも悪く、平均時給も前回より数値が少し下がった事を受けて、市場はアメリカの景気悪化を感じる結果になったかと思われます。
肝心のインフレ率はどうなっているのか?ここでCPIが悪い結果になったならばついにアメリカは本格的に利下げを視野に入れて前向きに行動することになるでしょう。
以前からお伝えしている通り、相場の転換点はアメリカのCPIがきっかけな事が多く、ここ数年ではドル円トレンド転換の起点となっています。
今回がそれになるかどうかはわかりませんが、非常に重要な指標となりますので忘れずに見ておくことにしましょう。
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
2024年3月13日(水曜日)
◆イギリスで国内総生産(GDP)が発表されます。
国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。
- 16:00:🇬🇧
1月月次国内総生産(GDP)(前月比)
予想:0.2%、前回:-0.1%
短期的な指標ですが、前回より改善している様子です。誤差の範囲かなと思いますが、イギリスがいつまで強さが続くんでしょうね・・・。
動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア
◆イギリスで鉱工業生産が発表されます。
- 16:00:🇬🇧
1月鉱工業生産(前月比)
予想:0.0%、前回:0.6% - 16:00:🇬🇧
1月鉱工業生産(前年同月比)
予想:0.7%、前回:0.6% - 16:00:🇬🇧
1月製造業生産指数(前月比)
予想:0.0%、前回:0.8%
動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア
◆欧州で鉱工業生産が発表されます。
- 16:00:🇪🇺
1月鉱工業生産(前月比)
予想:-1.5%、前回:2.6% - 16:00:🇪🇺
1月鉱工業生産(前年同月比)
予想:-3.0%、前回:1.2%
動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア
2024年3月14日(木曜日)
◆アメリカで卸売物価指数(PPI)が発表されます。
別名「生産者物価指数」と言われており、消費者物価指数(CPI)と対をなす経済指標です。
文字通り生産者側からのインフレ具合を測るもので、CPIと似たように扱われます。どちらかというと注目度は消費者物価指数(CPI)の方が高いです。
- 21:30:🇺🇸
2月卸売物価指数(PPI)(前月比)
予想:0.3%、前回:0.3% - 21:30:🇺🇸
2月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
前回:0.9% - 21:30:🇺🇸
2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
予想:0.2%、前回:0.5% - 21:30:🇺🇸
2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
前回:2.0%
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
◆アメリカで小売売上高が発表されます。
小売売上高は、百貨店、スーパー、コンビニ等の小売・サービス業者の売上金額をまとめた経済指標で、その国の景気の良し悪しや個人消費の動向が判断できます。
- 21:30:🇺🇸
2月小売売上高(前月比)
予想:0.7%、前回:-0.8% - 21:30:🇺🇸
2月小売売上高(除自動車)(前月比)
予想:0.5%、前回:-0.6%
アメリカの小売売上高予想は前回のマイナスを大きく改善するという予想になっています。
製造業は微妙な感じが続いていますが、小売はまだまだ強い状況が続いていそうです。
予想通りになればアメリカの経済はまだ強いと判断されてドルは買われるでしょうが、利下げの意識次第ではそこが売り場になる可能性のほうが高いと思います。
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
◆アメリカで新規失業保険申請件数の発表があります。
失業保険の新規受給者が増える、継続受給者が減らない、ということであれば経済は悪いという判断になります。逆に新規が減り、継続が減れば経済が回復してきているという捉え方で良いかと思います。
- 21:30:🇺🇸
前週分新規失業保険申請件数
前回:21.7万件 - 21:30:🇺🇸
前週分失業保険継続受給者数
前回:190.6万人
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
2024年3月15日(金曜日)
◆アメリカでニューヨーク連銀製造業景気指数の発表があります。
ニューヨーク連銀製造業景気指数は、製造業約200社を対象に、現況と半年後の景況感についてアンケート調査を実施して指数化したものです。
- 21:30:🇺🇸
3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
予想:-7.0、前回:-2.4
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
◆アメリカで鉱工業生産の発表があります。
- 21:30:🇺🇸
2月鉱工業生産(前月比)
予想:0.0%、前回:-0.1%
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
◆アメリカでミシガン大学消費者態度指数の発表があります。
ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが300~500人を対象にアンケート調査を実施し、1966年を100として指数化したものです。現在の景況感を示す現状指数(約40%)と先行きを示す期待指数(約60%)で構成されています。
この指標はアンケートなので信頼感としては低めなのですが、相場は反応しやすい指標です。
米国の指標が続きますので、米ドルが動く材料は十分にあるため、トレンドに逆らわないようにトレードしましょうね
- 21:30:🇺🇸
3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
予想:77.0、前回:76.9
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
今週はなんといってもアメリカの消費者物価指数(CPI)がどうなるか!
それ次第では今後の動き方か変わってくる超重要指標だぞ!
ちなみに経済指標はGMO外貨さんのウェブサイトが見やすいよ!
FX口座としてもかなり優秀なので是非口座開設してみてね!
いまならキャッシュバック額もかなり大きいよ!
気にしておくべきこと
先週は日銀のマイナス金利解除の示唆により、久しぶりに大幅な円高相場となりました。
日銀の3月か4月のマイナス金利解除、一部の政府関係者が容認姿勢
Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-07/S9V7R7DWLU6800
一部の政府関係者は日本銀行が3月か4月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除することへの容認姿勢を示している。市場ではすでに早期解除への織り込みが進んでおり、異次元緩和からの政策正常化に向けた環境が整いつつある。
さらに米FRBも2024年中の利下げを開始するとしています。
FRB議長「年内いずれかの時点で利下げ」時期の言及は避ける
NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240307/k10014381491000.html
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、6日、議会下院で証言し、政策金利がすでにピークに達しているという考えを示した上で「年内のいずれかの時点で利下げを始めることが適切になるだろう」と述べました。
およそ2年間はとにかく日本円が弱い円安相場でしたが、ようやく円安相場も終わりが見えてきたのではないかなと、僕は思います。
先のことはわかりませんが、相場の転換点となる可能性が高くなってきています。
先週の米国の雇用統計は強弱入り交じる結果となり、指標の結果で米FRBの利下げにどう影響してくるのか?
実際に利下げは2024年後半になると市場は見ていますが、今後の指標と要人発言にはしっかり注目していきましょう。
では今回のまとめです。
- 日銀関連のニュース速報に要注意!
- アメリカの利下げは2024年後半か?
- サマータイムで指標時間が変わる!
ぜひ参考にしてくださいね。
この円高タイムで、ワイの涙の大損切り・・・
絶対見逃すなよ(泣)
損切りできるほど円高になるかな?
難しい相場だから、ギャンブル的なトレードは避けましょうね
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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