5月6日週の注目経済指標!ついに為替介入!?この後どうなる!?

ついに訪れた為替介入らしきもの!待ち遠しかったよ!ありがとう神田ちゃん!
これはトレンド転換待ったなしでしょ!ついにワイが復活する時がきた!

饒舌ですねえ・・・
アメリカ経済の弱体化がようやく表面化してきた気がしますが、1度の指標だけで判断するのも良く無いので、ここからあと1、2回は米経済指標に注目しておきましょう

目次

注目経済指標

2024年5月6日~5月10日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。

特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。

2024年5月6日(月曜日・祝日)

◆日本はこどもの日の振替休日となります。あとイギリス市場も休場です。

◆欧州で卸売物価指数(PPI)が発表されます。

別名「生産者物価指数」と言われており、消費者物価指数(CPI)と対をなす経済指標です。

文字通り生産者側からのインフレ具合を測るもので、CPIと似たように扱われます。どちらかというと注目度は消費者物価指数(CPI)の方が高いです。

  • 18:00:🇪🇺
    3月卸売物価指数(PPI)(前月比)
    予想:-0.4%、前回:-1.0%
  • 18:00:🇪🇺
    3月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
    予想:-7.7%、前回:-8.3%

予想は改善しているものの、数値としてはマイナスなので欧州の経済状況はかなり悪いと見て良いでしょう。

しかしユーロはそこまで弱く無いのは米ドルが売りに傾いてきている影響もあるかと思います。

いま為替はかなり難しいので、あまり触らない方がよいかなと考えています。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

2024月5月7日(火曜日)

◆オーストラリアで政策金利の発表があります。

  • 13:30:🇦🇺
    豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
    予想:4.35%、前回:4.35%

オーストラリアのCPIは予想に反して上昇し、インフレ率の高まりから利下げ期待が遠のいてしまう状況になっています。

とはいえ上昇は短期的なもので、前年比で見ればインフレ率は順調に鈍化しています。

豪中銀は利下げのタイミングをいつにするか悩ましくなってしまった感じがするので、トレードをする側としても一層見極めが困難になってしまったかなと感じています。

動くかもしれない金融商品:豪ドル関連通貨ペア

◆ドイツで製造業新規受注が発表されます。

  • 15:00:🇩🇪
    3月製造業新規受注(前月比)
    予想:0.5%、前回:0.2%
  • 15:00:🇩🇪
    3月製造業新規受注(前年同月比)
    予想:-0.7%、前回:-10.6%

前年同月比でかなり悪化していたドイツの製造業ですが、今回はある程度改善しているとの予想になっています。

時期的なものもあるかもしれませんが、この変化率は注意しておくに越したことはありません。欧州系金融商品のトレーダーは注意して見ておきましょう。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆イギリスで購買担当者景気指数(PMI)が発表されます。

購買担当者景気指数(PMI)は企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、アンケート調査した結果を指数化したものです。景気の動向を測るのに使用されます。

  • 17:30:🇬🇧
    4月建設業購買担当者景気指数(PMI)
    予想:50.5、前回:50.2

今回は建設業のPMIですが、イギリス建設業は堅調に推移しているとの予想になっています。

英ポンドも強いままですし、崩れてくるのは利下げ意識が本格化する秋以降になるのかもしれませんね。

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆欧州で小売売上高が発表されます。

小売売上高とは小売業とサービス業の売上高を集計したもので、経済が順調かどうかを示す指標になります。

  • 18:00:🇪🇺
    3月小売売上高(前月比)
    予想:0.7%、前回:-0.5%
  • 18:00:🇪🇺
    3月小売売上高(前年同月比)
    予想:-0.2%、前回:-0.7%

欧州経済はあまり良く無いというのが定説になってきていますが、小売は改善予想となっています。

この高金利を維持しているのでじわじわと効いてくる事を考えれば、今回の小売は一時的な改善になるのかなと思っています。とはいえユーロ売りをするにしてもまだ先の話になるでしょう。

僕のユーロ売りが助かるのも、もう少し先になりそうです。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

2024年5月8日(水曜日)

◆ドイツで鉱工業生産が発表されます。

鉱工業生産は炭鉱などを中心として生産された額を示す指標で、主に製造業と密接な関係がある経済指標となります。

  • 15:00:🇩🇪
    3月鉱工業生産(前月比)
    予想:-0.9%、前回:2.1%
  • 15:00:🇩🇪
    3月鉱工業生産(前年同月比)
    予想:-3.5%、前回:-4.9%

予想は強弱入り混じっていますが、前年同月比で見ると改善傾向となっています。

ドイツの製造業が改善傾向にあるのは欧州経済がまだまだ強いということを示すことになります。とてユーロはここから買えないですね・・・。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

2024年5月9日(木曜日)

◆中国で貿易収支が発表されます。

  • –:–:🇨🇳
    4月貿易収支(米ドル)
    予想:813億ドル、前回:585.5億ドル
  • –:–:🇨🇳
    4月貿易収支(人民元)
    前回:4158.6億元

ここしばらく悪化が続いていた中国経済ですが、ここにきて貿易収支が大きく改善するという予想になっています。

このところ中国経済の復活が予見されている影響で市場に少なからず影響を及ぼしています。中国株の上昇はオーストラリアドルやコモディティのゴールド、あとは暗号資産(仮想通貨)なんかにも影響を及ぼすことがありますので関連銘柄のトレーダーたちは注意して見ておきましょう。

動くかもしれない金融商品:米ドル円、クロス円、日経平均株価

◆イギリスで政策金利が発表されます。

  • 20:00:🇬🇧
    イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
    予想:5.25%、前回:5.25%
  • 20:00:🇬🇧
    英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
  • 20:00:🇬🇧
    ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言

イギリスの消費者物価指数(CPI)は順調に鈍化してきており、この調子でいけば秋前には利下げを意識することができるのかもしれません。

その時こそ英ポンドが売りに傾くタイミングだろうと予想しますが、今回のベイリー総裁発言で何かしら利下げの匂わせがあれば、そこが反転の兆しになる可能性もあるかもしれません。

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆メキシコで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

  • 21:00:🇲🇽
    4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:4.57%、前回:4.42%

前回はインフレ鈍化していたメキシコでしたが、ここにきて上昇予想となっています。

3月に利下げを敢行したメキシコ中銀。メキシコは経済的にも過熱感を抑えつつインフレ率を抑制することができている、なかなか順調な推移を見せている国です。

しかしせっかく利下げしたにもかかわらずCPIが上昇してしまうと今後の利下げ観測は弱まってしまうでしょう。

メキシコペソトレーダーは今回のCPIに大注目です。

動くかもしれない金融商品:メキシコペソ関連通貨ペア

◆アメリカで失業保険関連指標が発表されます。

  • 21:30:🇺🇸
    前週分新規失業保険申請件数
    予想:21.2万件、前回:20.8万件
  • 21:30:🇺🇸
    前週分失業保険継続受給者数
    予想:178.5万人、前回:177.4万人

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

◆メキシコで政策金利が発表されます。

  • 28:00:🇲🇽
    メキシコ中銀、政策金利
    予想:11.00%、前回:11.00%

今回はおそらく据え置きとなるでしょうが、CPIの数値次第で今後の見通しが変わる可能性があります。注意して見ておきましょう。

動くかもしれない金融商品:メキシコペソ関連通貨ペア

2024年5月10日(金曜日)

◆日本で国際収支・貿易収支が発表されます。

  • 08:50:🇯🇵
    3月国際収支・貿易収支
    予想:5230億円、前回:-2809億円

前回は赤字だった国際収支および貿易収支ですが、今回は改善されている予想となっています。

日本経済が安定して推移してくれれば日銀も利上げをすることが可能になってくるはずですので、この辺りは強い数字が出て欲しいものです。

動くかもしれない金融商品:ドル円、クロス円、日経平均株価

◆イギリスで国内総生産(GDP)が発表されます。

  • 15:00:🇬🇧
    1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
    予想:0.4%、前回:-0.3%
  • 15:00:🇬🇧
    1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
    予想:0.0%、前回:-0.2%
  • 15:00:🇬🇧
    3月月次国内総生産(GDP)(前月比)
    予想:0.1%、前回:0.1%

2023年下半期の段階でマイナス成長を2期連続で記録してしまったイギリスはテクニカルリセッション入りと報道されていましたが、ここにきて改善する予想となっています。

一部報道ではこの程度の幅のマイナスGDPはリセッションというよりは停滞という考え方がしっくりくる、と言われています。

一気に悪化していくというよりはジワジワ悪化していくようなイメージでしょうか。利下げをするにしてもゆっくり行っていく形になるかもしれません。

動くかもしれない金融商品:英ポンド円関連通貨ペア

◆イギリスで鉱工業生産・製造業生産指数が発表されます。

  • 15:00:🇬🇧
    3月鉱工業生産(前月比)
    予想:-0.5%、前回:1.1%
  • 15:00:🇬🇧
    3月鉱工業生産(前年同月比)
    予想:0.3%、前回:1.4%
  • 15:00:🇬🇧
    3月製造業生産指数(前月比)
    予想:-0.5%、前回:1.2%

動くかもしれない金融商品:英ポンド円関連通貨ペア

◆欧州中央銀行(ECB)理事会の議事要旨が公開されます。

  • 20:30:🇪🇺
    欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆カナダで雇用統計が発表されます。

  • 21:30:🇨🇦
    4月新規雇用者数
    予想:2.00万人、前回:-0.22万人
  • 21:30:🇨🇦
    4月失業率
    予想:6.2%、前回:6.1%

カナダの雇用統計は強弱入り混じる予想となっています。これは発表されてみないとなんとも言えない指標になりそうです。

動くかもしれない金融商品:カナダドル関連通貨ペア

◆アメリカでミシガン大学消費者態度指数が発表されます。

  • 23:00:🇺🇸
    5月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
    予想:76.2、前回:77.2

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア、米国株

先週がイベント多すぎて今週は落ち着いた週になりそうだけど、主要国の政策金利とかカナダの雇用統計があるからしっかりチェックしておこうな!

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気にしておくべきこと

先週は色々ありすぎて相場が荒れて、特にドル円が大荒れしました。

まずは週明け4月29日(月)、前週の流れを踏襲して円安方向へと急激に推移していたドル円はついに160円をマークしました。

しかしその直後、ドル円は5円強の大暴落。おそらく為替介入と言われていますが、実際に行ったかどうかについて確信が持てるのはしばらく先になりそうです。

円買い介入観測、29日に5兆円規模か 市場推計

日銀が30日に公表した5月1日の当座預金残高の見通しによると、為替介入を反映する「財政等要因」による減少額が7兆5600億円だった。為替介入を想定しない市場推計と5兆円強のずれが生じており、市場では円が急変動した29日に5兆円規模の円買い介入があったとの観測が強まっている。

日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB306ON0Q4A430C2000000/

ドル円は154円台へと急落しましたが、介入は買いと言われている事もあり、その後は緩やかに買いが先行し、徐々に戻していく展開となりました。

先週は水曜にADP雇用統計、米FOMCがあり、ドル円はそのあたりを伺う形でゆっくり推移していましたが、FOMCで大きなサプライズが無いまま進んだ5月2日(木)の朝5時、なんと2回目の為替介入と思われるドル円の急落が発生しました。

日本は約3.5兆円の為替介入実施した可能性、日銀当座預金見通し示唆

円相場が一時1ドル=153円台へ急伸した日本時間2日早朝の外国為替市場で日本の通貨当局は円買い介入を行っていた可能性が高い。日本銀行が2日公表した7日の当座預金増減要因の予想値と市場の推計値に大きな開きがあり、介入が要因とみられる。

Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-02/SCUP0IT0G1KW00

これによりドル円は153円前半まで下落。まさかに2回目の介入に市場は大騒ぎとなりました。

これには流石にビックリ。個人的には非常に助かりましたが、爆損するトレーダーも多かったみたいです。

そして追い打ちをかけるように複数のアメリカ経済指標の発表。

なんと雇用統計は悪化、ISM非製造業景況指数も50を割れるなどしてアメリカの景気悪化を示唆するような数値が並びました。

米ISM非製造業指数、予想外の縮小圏-業況が4年ぶり低水準

米供給管理協会(ISM)が発表した4月の非製造業総合景況指数は、市場の予想外に活動縮小を示した。縮小圏に沈むのは2022年以来。業況指数が4年ぶりの水準に落ち込み、仕入れ価格指数は上昇した。

業況指数は6.5ポイント低下して50.9。これは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に関連した事業活動閉鎖で経済が混乱していた20年5月以来の低水準。

Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-03/SCWXL2T1UM0W00

この発表を受けてドル円はさらに下落。

どこぞの投資系YouTuberが猿のように喜んでいたという噂を小耳に挟みました。

さて、ここからの見通しですが、日本が為替介入したことによりドル円の上値が重くなったのは間違いないとは思いますが、逆に言えばここから再度為替介入することは難しいようにも思います。

為替介入するには日銀の当座預金残高から数兆円規模の資金を使う必要があり、無限に使えるわけでは無い以上限度があります。

ここで意識するべきは日米金利差ですが、アメリカ経済が景気悪化してきたこともあり、米金利の利下げ観測が強まってきたのは前述した経済指標の鈍化からも現れています。

しかし依然として米金利は高く、日本の金利が低いことを考えると米ドル買いが優勢なのは変わりありません。

市場がここからどういった判断をするのかはわかりませんが、一気に下げたり再度急上昇するようなことは無く、しばらくレンジを組むんじゃ無いかなと予想しています。

いずれにしてもようやくトレンドに変化が出てきたような雰囲気が出てきました。一転攻勢するようなことはできそうにないですが、少なくとも円安一直線という目は消えたんじゃ無いかなと考えています。

では今回のまとめです。

  • アメリカの景気後退は意識されている!?
  • 日本の年内再利上げはあるのか!?
  • 中国の貿易収支改善は市場に影響が大きい!?

ぜひ参考にしてくださいね。

為替介入きたああああああ!!!ここから円高!年末100円!ワイ大勝利!
大爆損FX YouTuberの汚名返上です!!!!ありがとう!FX引退!!!

そんなに円高に振れる事は無いと思うけど・・・
いずれにしても超円安相場はもう終わりを告げたのかもしれませんね

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