アメリカ、雇用がちょっと良くなってたからって長い目で見れば悪化してきてるっしょ・・・
きっと今週の米CPIは下振れするんだ・・・そしてドル円は下がるんだ・・・
いい加減円高が現実的になってきた感じがするよ
夏は円高アノマリー、今年は実現なるか?
注目経済指標
2024年6月10日~6月14日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。
特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。
2024年6月10日(月曜日)
◆オーストラリア、香港、中国市場は休場です。
◆日本で国内総生産(GDP)の改定値が発表されます。
これは発表時にまず短期的に速報値を発表して景気判断を行います。 次に正確なデータを蓄積してデータの精度を高めた後に発表されるのが改定値です。というわけでどちらかと言うと改定値の方が重要ですが、市場に与えるインパクトが強いのは速報値となります。
- 08:50:🇯🇵 日本
1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
予想:-0.5%、前回:-0.5% - 08:50:🇯🇵 日本
1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
予想:-1.9%、前回:-2.0%
今回は改定値となります。年k率換算の数値が若干改善した点も考慮したいですが、マイナスなのに変わりはないのでさほど影響は無いものと思われます。
動くかもしれない金融商品:ドル円、クロス円、日経平均株価
2024年6月11日(火曜日)
◆イギリスで失業関連指標が発表されます。
- 15:00:🇬🇧 イギリス
5月失業保険申請件数
前回:0.89万円 - 15:00:🇬🇧 イギリス
5月失業率
前回:4.1% - 15:00:🇬🇧 イギリス
4月失業率(ILO方式)
予想:4.3%、前回:4.3%
ILO方式というのは国際労働基準(International Labour Organization)に基づいた失業率の事です。今回発表されるのは4月分なので、そのギャップで雇用状況がどうなっているかを測る事ができます。
動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア
2024年6月12日(水曜日)
◆中国で消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表されます。
消費者物価指数(CPI)はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。
生産者物価指数は消費者物価指数(CPI)と対をなす経済指標です。
文字通り生産者側からのインフレ具合を測るもので、CPIと似たように扱われます。どちらかというと注目度は消費者物価指数(CPI)の方が高いです。
- 10:30:🇨🇳 中国
5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
前回:0.3% - 10:30:🇨🇳 中国
5月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
前回:-2.5%
最近の中国の動向も見逃せませんので、関連指標はしっかりチェックしておきましょう。
動くかもしれない金融商品:中国元関連通貨ペア、中国株
◆イギリスで国内総生産(GDP)が発表されます。
国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。
- 15:00:🇬🇧 イギリス
4月月次国内総生産(GDP)(前月比)
予想:0.0%、前回:0.4%
こちらは悪化予想となっています。イギリス経済も悪化の一途を辿っている感じがしますので、欧州に続いて利下げする可能性が高くなってきていると考えてよいでしょう。
動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア
◆イギリスで製造業生産指数が発表されます。
- 15:00:🇬🇧 イギリス
4月製造業生産指数(前月比)
予想:-0.2%、前回:0.3%
GDPに引き続き製造業の指数も発表されますが、こちらもGDPと同じく悪化予想となっています。
これが予想通りになるのであれば、イギリスは次回の金融政策委員会で利下げする可能性も出てくるのではないかなと考えています。
動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア
◆アメリカで消費者物価指数(CPI)が発表されます。
- 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
予想:0.1%、前回:0.3% - 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
予想:3.4%、前回:3.4% - 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
予想:0.3%、前回:0.3% - 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
予想:3.5%、前回:3.6%
今週の注目指標の1つ、アメリカの超重要指標である消費者物価指数(CPI)が発表されます。
予想は若干の鈍化ということになっていますが、これが上振れするようなことがあれば国債の金利が上昇してドル円は買われてしまうでしょう。
個人的には予想通りになって若干の鈍化となり、ドル売りの圧が強まってほしいなという思いです。その際にゴールドあたりも買われてくる可能性があるので、ちょっとだけ見ておこうかなとも思っています。
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
◆アメリカのFOMCで政策金利が発表されます。
- 27:00:🇺🇸 アメリカ
米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
予想:5.25-5.50%、前回:5.25-5.50% - 27:30:🇺🇸 アメリカ
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
今週の注目指標の1つ、アメリカの金利を決めようね委員会が行われます。
予想としては据え置きとなっており、特にサプライズがなければ予想通りに進むものと思われます。
アメリカはISM製造業指数が強かったものの、ISM非製造業の数値は強かった事や雇用統計の数値が強く出たことから利下げ観測が後退しています。
ただ、先に発表される消費者物価指数(CPI)の数値次第で色々と変わってくるのは間違いありません。今回は据え置きだとしても、CPIが下振れすればきっと次回FOMCで利下げも意識されてくるでしょう。
このあたりがドル円トレンドの分水嶺なのかもしれません。
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
2024年6月13日(木曜日)
◆オーストラリアで雇用統計が発表されます。
- 10:30:🇦🇺 オーストラリア
5月新規雇用者数
予想:3.00万人、前回:3.85万人 - 10:30:🇦🇺 オーストラリア
5月失業率
予想:4.0%、前回:4.1%
予想については雇用が悪化しているものの失業率が改善しているという予想になっています。
強弱入り交じる予想に対して結果はどうなるのか?先日豪中銀(RBA)の副総裁が、オーストラリアはまだ金融緩和をする段階にない、と発言したことが話題となっており、タカ派の姿勢を崩さない様子です。
オーストラリアは主要国の中で最後の方に利下げをするのかもしれませんね。
動くかもしれない金融商品:豪ドル関連通貨ペア
◆アメリカで卸売物価指数(PPI)が発表されます。
別名「生産者物価指数」と言われており、消費者物価指数(CPI)と対をなす経済指標です。
文字通り生産者側からのインフレ具合を測るもので、CPIと似たように扱われます。どちらかというと注目度は消費者物価指数(CPI)の方が高いです。
- 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月卸売物価指数(PPI)(前月比)
予想:0.1%、前回:0.5% - 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
予想:2.5%、前回:2.2% - 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
予想:0.3%、前回:0.5% - 21:30:🇺🇸 アメリカ
5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
予想:2.5%、前回:2.4%
予想は強弱入り交じる形となっておりますが、重要度が高いとされている年単位でのPPIは改善予想となっています。
今週もPPIが発表された時点でドル買いが強まってしまうのではないかなと懸念しています。
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
◆アメリカで失業保険関連指標が発表されます。
- 21:30:🇺🇸 アメリカ
前週分新規失業保険申請件数
予想:22.3万件、前回:22.9万件 - 21:30:🇺🇸 アメリカ
前週分失業保険継続受給者数
前回:179.2万人
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
2024年6月14日(金曜日)
◆日銀の金融政策決定会合があります。
- –:–:🇯🇵 日本
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
予想:0-0.1%、前回:0-0.1% - 15:30:🇯🇵 日本
植田和男日銀総裁、定例記者会見
我らが日本の金融政策決定会合があります。
リーク記事などで利上げの可能性などを示唆してきていることから、利上げをする可能性が全く無い、とは言い切れない状態で会合を迎えることになりました。
はたして植田総裁の判断やいかに・・・。ほんのちょっとだけ期待しています。
動くかもしれない金融商品:ドル円、クロス円、日経平均株価
◆アメリカでミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表されます。
- 23:00:🇺🇸
4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
予想:72.8、前回:69.1
最近注目されがちなミシガンですが、前回から比較するとかなり強めな予想となっているのが気がかりです。
予想通りになるのであれば、ドル買い圧力が強まってしまうと思うので、少しでも弱めに出て欲しいなというのが正直なところです。
動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株
今週も重要指標が目白押し!
FOMCでは利下げ時期の言及やパウエル議長の姿勢に注目!
日銀は利上げするリーク報道がマジのやつなのかに注目だ!
アメリカ消費者物価指数(CPI)もわすれるなよ!
ちなみに経済指標はGMO外貨さんのウェブサイトが見やすいよ!
FX口座としてもかなり優秀なので是非口座開設してみてね!
いまならキャッシュバック額もかなり大きいよ!
気にしておくべきこと
先週はアメリカ雇用関連の指標が多く発表されましたが、結局金曜日に発表された米雇用の失業率は悪化しつつも時給が上昇した事でドル買い圧力が強まりました。
5月の米雇用統計 就業者数 前月より増加 市場予想大きく上回る
円相場に影響を及ぼすアメリカの先月の雇用統計が発表され、農業分野以外の就業者は前の月より27万2000人増加し、市場予想を大きく上回りました。インフレの要因となってきた人手不足など労働市場のひっ迫が続いていることが示された形です。
アメリカ労働省が7日発表した先月の雇用統計によりますと、農業分野以外の就業者は前の月と比べて27万2000人増加しました。
NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240607/k10014474491000.html
そして欧州とカナダが利下げを開始。ついに金利高政策は終わりを迎え、主要国は緩やかに利下げをしていく流れになってきました。
欧州中央銀行 0.25%の利下げを決定 2019年以来 4年9か月ぶり
ヨーロッパ中央銀行は金融政策を決める理事会を開き、ユーロ圏のインフレ率の低下傾向などを受け、0.25%の利下げを決めました。利下げに踏み切るのは4年9か月ぶりとなります。
公表された声明では利下げの理由について「基調となるインフレ率が緩和し、物価の上昇圧力が低下しているという兆候が強まっている」などとしていて金融の引き締めの度合いを緩めるのが適切だとしています。
NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240606/k10014473261000.html
とはいえ欧州中央銀行(ECB)は依然として慎重な姿勢となっており、ここからガンガン利下げしていく、というわけではなく今後の経済指標を注視していくというスタンスを示しました。
一方カナダは利下げについては合理的な判断だとして、今後も緩やかに利下げしていく姿勢を示したことからカナダドル売りの圧力が強まりました。
「アメリカとの金利の乖離が限界に近づくようなことはない」というカナダ中銀マックレム総裁の発言がありましたので、米国も近い内に利下げしてくると読んでいるのかもしれません。
いずれにしてもアメリカの利下げ局面が近づいていることは間違いありませんので、あと少しの辛抱なのかもしれません。とはいえ日本円が弱すぎる以上はドル円が大幅に下がる見込みはほとんど無いんですけどね・・・。
では今回のまとめです。
- 欧州とカナダの利下げに他国は追随するのか!?
- 米FOMCと日本の会合で市場は大荒れか!?
- アメリカの消費者物価指数は引き続き大注目指標だ!!
ぜひ参考にしてくださいね。
マイナス1.5億が定着してしまった・・・食事が喉を通らないよ・・・痩せちゃうじゃん・・・
かといって含み損が解消されてきたら太るのもちょっと考えものなんだけどな・・・
バランスって難しいですね・・・
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
コメント