9月9日週の注目経済指標!ブラックマンデー来るのか!?アメリカCPIもあるし今週は大荒れの予感しかしない!

結局ドル円下なの?
急に上がったり下がったりして、結局捕まって損切りしちゃったよ・・・

知り合いの億トレーダーも、手痛い損切りしてるようだね
かなり難しい相場だから、気をつけてトレードしよう!

目次

注目経済指標

2024年9月9日~9月13日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。
特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。

2024年9月9日(月曜日)

◆日本で国内総生産(GDP、改定値)の発表があります。

国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。

  • 08:50:🇯🇵 日本
    4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
    予想:0.8%、前回:0.8%
  • 08:50:🇯🇵 日本
    4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
    予想:3.2%、前回:3.1%
改定値と速報値の違いは?
経済指標の中には「速報値」と「改定値」が存在する場合があります。

これは発表時にまず短期的に速報値を発表して景気判断を行います。 次に正確なデータを蓄積してデータの精度を高めた後に発表されるのが改定値です。というわけでどちらかと言うと改定値の方が重要です。

ワイはこう見る!

日本のGDP、改定値が発表されます。今回注目すべきは速報値からの変化ですが、年率換算で増加予想となっています。

つまりこれは速報で報じたときよりも良い結果だったよ、ということで日本経済の底堅さの証明、イコール利上げ観測が強まることを意味しています。

これは今週開幕から円買いの流れが出る・・・のかもしれません。日経暴落しないといいけど・・・。

動くかもしれない金融商品:米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆日本で貿易収支の発表があります。

  • 08:50:🇯🇵 日本
    7月国際収支・貿易収支
    予想:-4276億円、前回:5563億円

動くかもしれない金融商品:米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆中国で消費者物価指数(CPI)および生産者物価指数(PPI)が発表されます。

消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。

CPIコア指数って何?
消費者物価指数のなかで、外的要因から影響を受けやすい生鮮食品を除いたもので数値を出したのがCPIコア指数です。

こうすることでインフレ率の変動をより正確に測ることができると言われています。

  • 10:30:🇨🇳 中国
    8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:0.7%、前回:0.5%
  • 10:30:🇨🇳 中国
    8月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
    予想:-1.4%、前回:-0.8%

動くかもしれない金融商品:人民元関連通貨ペア

◆メキシコで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

  • 21:00:🇲🇽 メキシコ
    8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:5.07%、前回:5.57%

動くかもしれない金融商品:メキシコペソ関連通貨ペア

2024年9月10日(火曜日)

◆Apple社のイベントが開催されます。

ワイはこう見る!

iPhoneやMacでおなじみのAppleですが、毎年恒例のこの時期がやってまいりました。

噂ではiPhone16が発表されるとか、Air Podsの新型が出るとか言われていますが、一番の注目は新型iPhoneに搭載されると言われているAI(人工知能)の機能性でしょう。

ここに目新しさが無ければ、いつも通りのiPhoneマイナーアップデートになりかねませんので、失望売りにつながるんじゃないかということを少々懸念しています。

動くかもしれない金融商品:Apple株、米国株全般

◆ドイツで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

  • 15:00:🇩🇪 ドイツ
    8月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
    予想:-0.1%、前回:-0.1%
  • 15:00:🇩🇪 ドイツ
    8月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
    予想:1.9%、前回:1.9%

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆イギリスで失業率(ILO方式)が発表されます。

ILO方式というのは国際労働基準(International Labour Organization)に基づいた失業率の事です。今回発表されるのは7月分なので、そのギャップで雇用状況がどうなっているかを測る事ができます。

  • 15:00:🇬🇧 イギリス
    8月失業保険申請件数
    前回:13.50万件
  • 15:00:🇬🇧 イギリス
    8月失業率
    前回:4.7%
  • 15:00:🇬🇧 イギリス
    7月失業率(ILO方式)
    予想:4.1%、前回:4.2%

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

2024年9月11日(水曜日)

◆イギリスで国内総生産(GDP)が発表されます。

  • 15:00:🇬🇧 イギリス
    7月月次国内総生産(GDP)(前月比)
    予想:0.2%、前回:0.0%

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆イギリスで鉱工業生産が発表されます。

  • 15:00:🇬🇧 イギリス
    7月鉱工業生産(前月比)
    予想:0.3%、前回:0.8%
  • 15:00:🇬🇧 イギリス
    7月鉱工業生産(前年同月比)
    予想:-0.1%、前回:-1.4%
  • 15:00:🇬🇧 イギリス
    7月製造業生産指数(前月比)
    予想:0.2%、前回:1.1%

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆アメリカで消費者物価指数(CPI)の発表があります。

  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
    予想:0.2%、前回:0.2%
  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:2.6%、前回:2.9%
  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
    予想:0.2%、前回:0.2%
  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
    予想:3.2%、前回:3.2%

ワイはこう見る!

今週イチの注目度でもある経済指標、アメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されます。

利下げ幅をどの程度にするかという事は重要な問題ですが、それにはインフレがどの程度抑えられているかという事が大切になってきます。つまりCPIの数値がかなり重要です。

今回の予想は総合指数が鈍化しており、他は前回と同じぐらいと。総合的に見れば全体的に鈍化していると見て良いと思いますが、この予想から外れると相場は荒れてしまうでしょう。

利下げは既定路線なものの、今後の利下げ度合いに大きく関わってくるので、要注目です。

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

2024年9月12日(木曜日)

◆欧州で政策金利が発表されます。

  • 21:15:🇪🇺 欧州
    欧州中央銀行(ECB)政策金利
    予想:3.65%、前回:4.25%

ワイはこう見る!

今週は欧州の政策金利発表が控えています。

今回はなんと0.60%もの引き下げ予想ということで、予想通り実施されればユーロ売りが加速するのは間違いないでしょう。

7月の会合では利下げを見送っていましたが、経済指標などのデータから見ると利下げする理由が十分だと判断されたものかと思われます。しかしいきなり0.60%とは・・・本気なのでしょうか。

あまりにも速い利下げのペースに市場がどう反応するかが怖いところです。ユーロトレーダーは警戒しておきましょう。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆アメリカで卸売物価指数(PPI)の発表があります。

別名「生産者物価指数」と言われており、消費者物価指数(CPI)と対をなす経済指標です。

文字通り生産者側からのインフレ具合を測るもので、CPIと似たように扱われます。どちらかというと注目度は消費者物価指数(CPI)の方が高いです。

  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月卸売物価指数(PPI)(前月比)
    予想:0.2%、前回:0.1%
  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
    予想:1.8%、前回:2.2%
  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
    予想:0.2%、前回:0.0%
  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    8月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
    前回:2.4%

ワイはこう見る!

CPIほどではないものの、アメリカの経済状況を測るために注目されているPPI。今回は強弱入り混じる予想となっておりますが、どちらかというと前年比がどう変化しているか?に注目したほうが良さそうです。

CPIの後なのでどの程度影響があるかは未知数ですが、発表されてからの判断でも遅くはないでしょう。焦らず立ち回るようにしましょうね。

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

◆アメリカで新規失業保険申請件数の発表があります。

失業保険の新規受給者が増える、継続受給者が減らない、ということであれば経済は悪いという判断になります。逆に新規が減り、継続が減れば経済が回復してきているという捉え方で良いかと思います。

  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    前週分新規失業保険申請件数
    予想:23.0万件、前回:22.7万件
  • 21:30:🇺🇸 アメリカ
    前週分失業保険継続受給者数
    前回:183.8万人

ワイはこう見る!

労働状況に今まで以上に注目が集まっているため、この失業保険に対しても注目度が上がっています。

前回よりも増えているという事は失業者が増えているという事になりますので、経済が悪化しているという判断になりますが、前回は若干申請者が減ったということもあり、どちらに転ぶかはイマイチ読めない指標となっています。

こちらもPPIと同じく、発表されてから判断する形でも良いかなと思っています。

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

◆欧州でラガルド総裁の発言があります。

  • 21:45:🇪🇺 欧州
    ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見

ワイはこう見る!

思い切った利下げ幅予想となっている欧州の政策金利ですが、それが実施されたとしてもされなかったとしても、今後のラガルド総裁の見通しについてはかなりの注目度だと思われます。

年内の利下げ回数や利下げ幅など、ここで言及する可能性も高いと思われますので、ユーロトレーダーは必ずチェックしておくようにしましょう。

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

2024年9月13日(金曜日)

◆欧州で鉱工業生産が発表されます。

  • 18:00:🇪🇺 欧州
    7月鉱工業生産(前月比)
    予想:-0.4%、前回:-0.1%
  • 18:00:🇪🇺 欧州
    7月鉱工業生産(前年同月比)
    予想:-2.7%、前回:-3.9%

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆アメリカでミシガン大学消費者態度指数の発表があります。

ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが300~500人を対象にアンケート調査を実施し、1966年を100として指数化したものです。現在の景況感を示す現状指数(約40%)と先行きを示す期待指数(約60%)で構成されています。

  • 23:00:🇺🇸 アメリカ
    9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
    予想:68.0、前回:67.9

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

今週頭はブラックマンデー再来となるか!?
そしてアメリカCPIの結果次第で相場の方向性が更に決定的になる可能性も高いので、こちらも見逃せないぜ!

ちなみに経済指標はGMO外貨さんのウェブサイトが見やすいよ!
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気にしておくべきこと

先週の米国雇用統計では、失業率は低下したものの非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回り、その前の2カ月分が下方修正されました。

労働市場の悪化により市場予測では、9月の0.5ポイント米利下げ確率は50%程度まで高まり、確実視され始めました。

9月の0.5ポイント米利下げ、確率50%に-雇用統計受け米国債上昇

6日の米国債相場は上昇し、利回りが低下。8月の米雇用統計を受け、米金融当局が9月に大幅利下げを実施するとの見方が強まった。

Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJE66KT0G1KW00?srnd=cojp-v2

また一方でFRBメンバーのNY連銀のウィリアムズ総裁は「利下げが適切になった」と利下げに前向きな姿勢。

NY連銀のウィリアムズ総裁、利下げが「適切になった」

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は6日、インフレ抑制における進展と労働市場の冷え込みを踏まえ、政策金利の引き下げが適切になったとの認識を示した。

Bloomberg  https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJE66MT0AFB400?srnd=cojp-v2

9月の利下げはほぼ確実ですが、予防的な利下げになるのか、それとも景気後退(リセッション)に備えた日米金利差の大幅縮小に向かう連続利下げの始まりとなるか?

大きな流れは円高ドル安に向かっていますが、相場は一方的ということはなく、ボラティリティ(値動き)の大きい相場では反発も大きくなりますから、突っ込み過ぎたトレードは用心しましょうね。

また今週は消費者物価指数(CPI)もあります。

一度利下げが始まれば再度利上げはできないでしょうから、物価上昇(インフレ)の動向も気になりますから、消費者物価指数(CPI)でも相場は動く可能性もあります。

では今回のまとめです。

  • ブラックマンデーで相場大暴落!?
  • 欧州の大幅利下げはガチなの!?
  • アメリカCPIの発表前後は超警戒!
  • 自民党総裁戦が始まる!日経は買われるのか!?

ぜひ参考にしてくださいね。

来週からは、各国の政策金利ウィークも始まります!
様子見ムードの相場でも急変動もありえますから、用心しましょうね!

相場には影響ないかもしれないけど、自民党総裁選の告示もあります
日本の総理大臣が誰になるかも、見逃せませんよ!

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