ドル円が150円に回帰!このまま地獄の円安が再燃するのか・・・?

おいおいおい!150円に戻ってきちゃったじゃないか!
早すぎるだろ!マジでこのままドル高円安なの!?

アメリカが強いからドルが買われてるってのはわかるんですが
このままスルスルと160円方向に向かっていくのか?と考えるとちょっと違う気もします・・・
今回はその辺りを踏まえて色々考えてみましょう

目次

ドル円150円再タッチ!強すぎない?

昨晩2024年10月17日の夜、アメリカの小売売上高が発表されました。

予想と前回から結構な幅で上昇した結果となり、想像以上にアメリカの小売が強いことが示されました。

アメリカ小売売上高は予想および前回よりも高い数値の発表となりました

これによりドル円は150円をタッチ。記事執筆時点では再度割れているものの、”ドル買い圧力が引き続き強まってしまう懸念”が高まってしまいました。

ドルはどうしてここまで上がるのか?

ドル円が強い背景としてはまず月初に発表されたアメリカ雇用統計の数値が高かった事が挙げられます。

市場予想は15万人程度だったのが結果25.4万人だったことを受けてドル買いが再燃。債券利回りも上昇して金利面でもドル優勢という傾向が強まってしまいました。

アメリカ 9月の雇用統計 就業者 市場予想大きく上回る(2024/10/4の記事)

アメリカの9月の雇用統計が発表され、農業分野以外の就業者は前の月より25万4000人増加し、市場予想を大きく上回りました。労働市場の堅調さが示された形で、市場ではFRB=連邦準備制度理事会が利下げを急がないのではないかとの見方が広がっています。

NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241004/k10014601451000.html

こうした背景も踏まえてアメリカの中央銀行FRBの利下げ観測が後退したことから、ドル買い圧力が高まっているものかと思われます。

ここ1週間はドルも強いが円も強い

ドル買いが強まってしまったことによりかなり円安懸念が高まってしまいましたが、実は円も負けないくらい強いです。

ここ1週間ぐらいの通貨強弱を見てみると、ドルが最強なのは勿論ですが、3番手に日本円がつけているのを見ることができます。

米ドルはここ1週間右肩上がりでずっと買われている傾向
しかし日本円も弱くはないです

しかし円も買われているのにそれ以上にドルが強いため、ドル円は上昇していると。

そして今回のメイントピックですが、ドル円が月末月初に反転する可能性が出てきました。事項で解説したいと思います。

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4つの要因から見る反転の兆し

今月末にドル円が反転する可能性があるという要因について調べた所、なんと4つも見つかりました。簡単に解説したいと思います。

自民党がヤバい

選挙アノマリーをご存知でしょうか?

これは日経平均株価が衆議院選挙期間中に上昇するというものです。過去に記事にて取り上げたこともありますが、その確率はなんと百発百中だとか。

そしてその選挙が終わった後が問題です。本来であれば新しい政策に期待されて上がるはずの日経平均株価ですが、以下の懸念材料があるため下がる可能性があります。

  • 事実売り(セルザファクト)
  • 石破政権の危機

1つ目は「噂で買って事実で売れ」の格言の通り、選挙中は新しい政策期待で上昇しますが、その下駄が外れた後に売られるというものです。

2つ目は報道にもあった通り、自民党が過半数割れする可能性が出てきたとのことです。

【速報】自民党 15年ぶりの単独過半数割れの可能性 衆院選JNN序盤情勢調査

今月27日に投開票が行われる衆議院選挙について、JNNが序盤情勢を分析した結果、自民党が大幅に議席を減らし、15年ぶりに単独過半数を割り込む可能性があることがわかりました。

Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/fc85d62e424aa35f82888676c23cb74ba829abd1

これはつまり日本経済に混乱を招く可能性があるということで、日経平均株価が下落する危険性が高まっています。

そして日経平均株価が下落するということはドル円の下落を誘発する可能性が高いです。

日銀の利上げ

次に月末10月31日に行われる日銀の金融政策決定会合において、12月の会合にて金利を引き上げる事を議論するんじゃないかという観測が高まっています。

これは利上げが適当である、と日銀委員が発言しているという報道によるものです。

段階的な利上げが適当、緩和環境を維持し極めて緩慢に-安達日銀委員

日本銀行の安達誠司審議委員は16日、今後の金融政策運営について、段階的な利上げを極めて緩慢なペースで行う必要があるとの見解を示した。香川県金融経済懇談会で講演した。

  安達委員は、政策正常化に際しては「段階的な利上げというプロセスを経ることが適当だ」と強調。緩和的な金融環境を維持しながら「極めて緩慢なペースで政策金利を引き上げていく」ことの重要性を指摘した。目標達成後の急ピッチの利上げは「景気を悪化させ、再度、デフレーションを意識させるようなデフレレジームへの転換となってしまうリスクも無視できない」と語った。

Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-16/SLE0B6T0AFB400

円買いが強まっているのはこうした利上げ観測によるものかと考えています。

こうしたリークのようなものがあれば利上げされる可能性が高まる事を踏まえると、利上げされる可能性は十分あると思われます。

11月頭発表のアメリカ雇用統計

次にアメリカの雇用統計についてですが、10月発表(9月分)が強かったのは先述したとおりですが、これについては政府関係者(主に教育関係)の雇用が多かったから、という事のようです。

アメリカは9月が1学期ということもあり、それに向けて教員の再登用が始まるみたいです。その影響で毎年政府関係者の雇用数が高まるのだとか。

しかしですよ、ここから考えると11月1日発表(10月分)も同じように強くなる事はないと考えるのが普通ではないでしょうか。

ということは11月1日に発表されるアメリカ雇用統計は・・・#あとはわかるな

テクニカル指標が示す反転の兆し

次にテクニカル的な話ですが、日足で直近の高値安値をフィボナッチ・リトレースメントで結んだ時に、50%が150.781付近になります。

そして200日移動平均線も現在151.3円付近です。

現在が下落トレンドだとするのなら、ここを反転ポイントとして見ておくのは妥当だと思います。

ぴったり当てるのは無理かと思いますので、大体150円~152円の水準で反発すると見ておくのが良いんじゃないでしょうか。

おまけのインジケーター

そして最後に重要な兆候についてお話しておきます。まずはこれを見て下さい。

満月と新月を表すムーンフェーズというインジケーターです。新月は青丸、満月は白丸で描画されます。

ここから見ると、満月時はチャートの下側、新月時はチャートの上側に来ていることが見て取れます。

つまり満月のときは底打ちしやすい、新月のときは天井になりやすい、ということです。

そして11月1日は新月です。

つまりそういうことです。

これもう整っちゃったよね!?信じるか信じないかは、信じるか信じないかです!

まとめ:条件は揃った!来る決戦の日に備えろ!

というわけで、以下の4つが出揃った事を考えると月末月初に反転する可能性があると考えるのが妥当かなと思います。

  • 自民党の過半数割れによる政局不安で日経平均の売り!?
  • 日銀の金融政策決定会合で利上げが前向きに議論される?
  • アメリカ雇用統計の10月分(11月1日発表)は良くない結果かも!?
  • テクニカル指標が示す反転ポイント!

動画でも解説しましたので是非参考にしてみて下さいね。

あと1,2円耐えれば大丈夫ってこと!?余裕っしょ!勝ったわ!!!

必ずしもそうとは言えませんが・・・しかし確かに条件は揃ってきたかも?
予想通りになるといいですね・・・

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