11月25日週の注目経済指標！感謝祭ウィークで薄商いの1週間

2024年11月25日

週後半は米国の感謝祭で米国市場がお休み！市場参加者が減りますよ！
急な相場変動の可能性もあるから、ポジションは多く持たないようにしましょう！

すでにポジションを限界まで持ってるJIN君がそれを言うか・・・

注目経済指標

2024年11月25日～11月29日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。
特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。

2024年11月25日(月曜日)

◆ニュージーランドで小売売上高が発表されます。

小売売上高とは小売業とサービス業の売上高を集計したもので、経済が順調かどうかを示す指標になります。

06:45：🇳🇿　ニュージーランド
7-9月期四半期小売売上高(前期比)
予想：-0.5%、前回：-1.2%

動くかもしれない金融商品：NZドル関連通貨ペア

2024年11月26日(火曜日)

◆アメリカで新築住宅販売件数の発表があります。

アメリカの国民が家を買っているかどうかは経済が順調かどうかを示す指標になります。前回より増えている場合には経済が順調で、インフレ加速懸念が増加するおそれがあります。
減っている場合はその逆でインフレ鈍化傾向ということですね。

24:00：🇺🇸　アメリカ
10月新築住宅販売件数(年率換算件数)
予想：72.0万件、前回：73.8万件
24:00：🇺🇸　アメリカ
10月新築住宅販売件数(前月比)
予想：-2.4%、前回：4.1%

中古住宅は増えてたんだけど、新築は減ってるのか・・・？
アメリカ経済強いんだか弱いんだか・・・

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカで消費者信頼感指数の発表があります。

24:00：🇺🇸　アメリカ
11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
予想：112.0、前回：108.7

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカで消費者信頼感指数の発表があります。

24:00：🇺🇸　アメリカ
11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
予想：112.0、前回：-108.7

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカでリッチモンド連銀製造業指数の発表があります。

24:00：🇺🇸　アメリカ
11月リッチモンド連銀製造業指数
前回：-14

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカでFOMC議事要旨の発表があります。

28:00：🇺🇸　アメリカ
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

2024年11月27日(水曜日)

◆オーストラリアで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。

09:30：🇦🇺　オーストラリア
10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
予想：2.3%、前回：2.1%

動くかもしれない金融商品：豪ドル関連通貨ペア

◆ニュージーランドで政策金利が発表されます。

10:00：🇳🇿　ニュージーランド
ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
予想：4.25%、前回：4.75%

動くかもしれない金融商品：NZドル関連通貨ペア

利下げラッシュ来てる！でもオーストラリアとの金利差開きすぎると豪ドルNZドルの動きが偏っちゃうかもしれないなあ・・・

◆アメリカで国内総生産(GDP)の発表があります。

国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。

改定値と速報値の違いは？

経済指標の中には「速報値」と「改定値」が存在する場合があります。

これは発表時にまず短期的に速報値を発表して景気判断を行います。次に正確なデータを蓄積してデータの精度を高めた後に発表されるのが改定値です。というわけでどちらかと言うと改定値の方が重要です。

22:30：🇺🇸　アメリカ
7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)
予想：2.8%、前回：2.8%
22:30：🇺🇸　アメリカ
7-9月期四半期GDP個人消費・改定値(前期比年率)
前回：3.7%
22:30：🇺🇸　アメリカ
7-9月期四半期コアPCE・改定値(前期比年率)
前回：2.2%

改定値なのでよほど乖離しなければスルーしていい指標のはずなんだけど・・・
普通に経済強すぎないかアメリカさん・・・

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカで耐久財受注の発表があります。

22:30：🇺🇸　アメリカ
10月耐久財受注(前月比)
予想：0.3%、前回：-0.8%
22:30：🇺🇸　アメリカ
10月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
予想：0.2%、前回：0.4%

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカで新規失業保険申請件数の発表があります。

失業保険の新規受給者が増える、継続受給者が減らない、ということであれば経済は悪いという判断になります。逆に新規が減り、継続が減れば経済が回復してきているという捉え方で良いかと思います。

22:30：🇺🇸　アメリカ
前週分新規失業保険申請件数
予想：21.7万件、前回：21.3万件
22:30：🇺🇸　アメリカ
前週分失業保険継続受給者数
前回：190.8万人

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカでシカゴ購買部協会景気指数の発表があります。

23:45：🇺🇸　アメリカ
11月シカゴ購買部協会景気指数
予想：45.0、前回：41.6

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカで住宅販売保留指数の発表があります。

24:00：🇺🇸　アメリカ
10月住宅販売保留指数(前月比)
予想：-1.8%、前回：7.4%
24:00：🇺🇸　アメリカ
10月住宅販売保留指数(前年同月比)
前回：2.2%

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカで個人所得の発表があります。

24:00：🇺🇸　アメリカ
10月個人所得(前月比)
予想：0.3%、前回：0.3%
24:00：🇺🇸　アメリカ
10月個人消費支出(PCE)(前月比)
予想：0.3%、前回：0.5%

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

◆アメリカで個人消費支出(PCEデフレーター)の発表があります。

24:00：🇺🇸　アメリカ
10月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
予想：2.3%、前回：2.1%
24:00：🇺🇸　アメリカ
10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
予想：0.3%、前回：0.3%
24:00：🇺🇸　アメリカ
10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
予想：2.8%、前回：2.7%

FRBも重要な指標として参考にしているPCEデフレーター！
今回は個人消費が加速してるからインフレ加速懸念が高まっちゃうやつか・・・？

動くかもしれない金融商品：米ドル関連通貨ペア（ドル円、ドルストレート）、米国株

2024年11月28日(木曜日)

◆アメリカ市場は感謝祭で休場です。

◆欧州で消費者信頼感が発表されます。

19:00：🇪🇺　欧州
11月消費者信頼感(確定値)
前回：-13.7
19:00：🇪🇺　欧州
11月経済信頼感
予想：95.1、前回：95.6

動くかもしれない金融商品：ユーロ関連通貨ペア

◆ドイツで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

22:00：🇩🇪　ドイツ
11月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)
予想：-0.2%、前回：0.4%
22:00：🇩🇪　ドイツ
11月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比)
予想：2.3%、前回：2.0%

最近のユーロ売りは顕著だけど、ここでドイツのインフレが再加速しそうな気配を見せると利下げ観測が後退してユーロ反発するかも！？

動くかもしれない金融商品：ユーロ関連通貨ペア

2024年11月29日(金曜日)

◆日本で失業率の発表があります。

08:30：🇯🇵　日本
10月失業率
予想：2.5%、前回：2.4%
08:30：🇯🇵　日本
10月有効求人倍率
予想：1.24、前回：1.24

動くかもしれない金融商品：米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆日本で東京都区部消費者物価指数(CPI)の発表があります。

08:30：🇯🇵　日本
11月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
予想：2.0%、前回：1.8%

動くかもしれない金融商品：米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆日本で鉱工業生産の発表があります。

08:50：🇯🇵　日本
10月鉱工業生産・速報値(前月比)
予想：4.0%、前回：1.6%
08:50：🇯🇵　日本
10月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
予想：1.7%、前回：-2.6%

動くかもしれない金融商品：米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆ドイツで小売売上高が発表されます。

16:00：🇩🇪　ドイツ
10月小売売上高(前月比)
予想：-0.5%、前回：1.2%
16:00：🇩🇪　ドイツ
10月小売売上高(前年同月比)
予想：3.3%、前回：0.9%

動くかもしれない金融商品：ユーロ関連通貨ペア

◆トルコで国内総生産(GDP)が発表されます。

16:00：🇹🇷　トルコ
7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年比)
予想：2.5%、前回：2.5%

動くかもしれない金融商品：トルコリラ関連通貨ペア

◆フランスで国内総生産(GDP)が発表されます。

16:45：🇫🇷　フランス
7-9月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
予想：0.4%、前回：0.4%

動くかもしれない金融商品：ユーロ関連通貨ペア

◆スイスで国内総生産(GDP)が発表されます。

17:00：🇨🇭 スイス
7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
予想：0.4%、前回：0.7%
17:00：🇨🇭 スイス
7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
予想：1.8%、前回：1.8%

動くかもしれない金融商品：スイスフラン関連通貨ペア

◆ドイツで失業者数が発表されます。

17:55：🇩🇪　ドイツ
11月失業者数(前月比)
予想：2.00万人、前回：2.70万人
17:55：🇩🇪　ドイツ
11月失業率
予想：6.1%、前回：6.1%

動くかもしれない金融商品：ユーロ関連通貨ペア

◆欧州で消費者物価指数(HICP)が発表されます。

19:00：🇪🇺　欧州
11月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
予想：2.3%、前回：2.0%
19:00：🇪🇺　欧州
11月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
予想：2.8%、前回：2.7%

なんか欧州のインフレ、ドイツも含めて再燃しそうじゃないか・・・？
いよいよヨーロッパの経済がヤバいかもしれん・・・リセッションも近いか！？

動くかもしれない金融商品：ユーロ関連通貨ペア

◆カナダで国内総生産(GDP)が発表されます。

22:30：🇨🇦　カナダ
7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率)
予想：0.9%、前回：2.1%
22:30：🇨🇦　カナダ
9月月次国内総生産(GDP)(前月比)
予想：0.2%、前回：0.0%
22:30：🇨🇦　カナダ
9月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
予想：1.7%、前回：1.3%

アメリカと同じ北米のカナダ国内総生産（GDP）は月次ではそこそこだけど四半期では悪化してるね・・・アメリカも長い目で見れば経済鈍化してきてると思うんだけどなぁ・・・

動くかもしれない金融商品：カナダドル関連通貨ペア

今週は先週と違って色々指標が沢山発表されるよ！
アメリカはPCEデフレーターに注目！日本も失業率発表は見逃せない！
欧州は消費者物価指数が特に重要！ユーロが不安定なので要チェックです！

ちなみに経済指標はGMO外貨さんのウェブサイトが見やすいよ！
FX口座としてもかなり優秀なので是非口座開設してみてね！
いまならキャッシュバック額もかなり大きいよ！

気にしておくべきこと

先週は156円台とドル高水準となった米ドル円も、ロシアのリスク回避や日銀の12月会合の「ライブ」発言から、方向感の難しい1週間となりました。

12月会合の「予測は不可能」と植田日銀総裁、ライブになることを示唆

植田総裁は、「現時点で会合の結果を予測するのは不可能だ」と指摘。その上で、次回会合が開かれる12月に向けて「まだ１カ月程度ある。それまでの期間に非常に多くのデータや情報が利用可能となるだろう」と述べた。
ロイター　https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-21/SNAKIVT0AFB400

12月の日銀会合はどうなるかまったくわかりませんが、これから発表される経済指標の結果次第なのかもしれませんね。

そして今週は感謝祭ウィークで薄商いながらも、日本の物価動向の先行指標となる東京の消費者物価指数(CPI)の発表もあります。

指標の結果によってはクロス円全般に影響する可能性がありますから、ポジションを持つ際には注意しましょう。

さらにトランプ政権の就任前に、ロシアは核兵器の使用基準引き下げにより、核戦争のリスクが高まって来ています。

プーチン大統領核兵器使用基準引き下げを承認米けん制ねらい

ロシアのプーチン大統領は19日、核兵器の使用基準について従来よりも引き下げることを承認しました。
NHKニュース　https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241119/k10014643571000.html

地政学的リスクからリスクオフの円高の流れになる可能性もあり、クロス円の買いポジションを持ってる人は警戒してくださいね。

では今回のまとめです。