12月9日週の注目経済指標!政策金利発表が続く大荒れ間違いなしの1週間!!!

うぉぉ!雇用統計上振れかよぉぉ!!!
米国経済が謎に強いんだが・・・なんでや・・・

これで12月会合は利下げ確率が高まったけど、指標の影響で米ドル強くなりそうだね・・・

目次

注目経済指標

2024年12月9日~12月13日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。

特に重要な経済指標は赤背景にしてありますので参考にしてみてくださいね。

2024年12月9日(月曜日)

◆日本で国内総生産(GDP)の発表があります。

国内総生産はその国の経済活動全体を表す指標になりますので金利の方向性やインフレ具合を測るために重要視されています。

改定値と速報値の違いは?
経済指標の中には「速報値」と「改定値」が存在する場合があります。

これは発表時にまず短期的に速報値を発表して景気判断を行います。 次に正確なデータを蓄積してデータの精度を高めた後に発表されるのが改定値です。というわけでどちらかと言うと改定値の方が重要です。

  • 08:50:🇯🇵 日本
    7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
    予想:0.2%、前回:0.2%
  • 08:50:🇯🇵 日本
    7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
    予想:0.9%、前回:0.9%

動くかもしれない金融商品:米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆日本で貿易収支の発表があります。

  • 08:50:🇯🇵 日本
    10月国際収支・貿易収支
    予想:-2950億円、前回:-3152億円

動くかもしれない金融商品:米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆中国で消費者物価指数(CPI)が発表されます。

消費者物価指数はインフレ具合を測る指標で、消費者が実際に購入する商品やサービスの小売価格の動向を示す指標のことです。

  • 10:30:🇨🇳 中国
    11月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:0.5%、前回:0.3%

動くかもしれない金融商品:人民元関連通貨ペア

◆中国で生産者物価指数(PPI)が発表されます

  • 10:30:🇨🇳 中国
    11月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
    予想:-2.8%、前回:-2.9%

動くかもしれない金融商品:人民元関連通貨ペア

◆メキシコで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

  • 21:00:🇲🇽 メキシコ
    11月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:4.59%、前回:4.76%

動くかもしれない金融商品:メキシコペソ関連通貨ペア

2024年12月10日(火曜日)

◆オーストラリアで政策金利が発表されます。

  • 12:30:🇦🇺 オーストラリア
    豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
    予想:4.35%、前回:4.35%

動くかもしれない金融商品:豪ドル関連通貨ペア

◆ドイツで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

  • 16:00:🇩🇪 ドイツ
    11月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
    予想:-0.2%、前回:-0.2%
  • 16:00:🇩🇪 ドイツ
    11月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
    予想:2.2%、前回:2.2%

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

2024年12月11日(水曜日)

◆南アフリカで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

  • 17:00:🇿🇦 南アフリカ
    11月消費者物価指数(CPI)(前月比)
    予想:0.2%、前回:-0.1%
  • 17:00:🇿🇦 南アフリカ
    11月消費者物価指数(CPI)(前月比)
    予想:3.1%、前回:2.8%

動くかもしれない金融商品:南アフリカランド関連通貨ペア

◆アメリカで消費者物価指数(CPI)の発表があります。

  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月消費者物価指数(CPI)(前月比)
    予想:0.2%、前回:0.2%
  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:2.7%、前回:2.6%
  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
    予想:0.3%、前回:0.3%
  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
    予想:3.3%、前回:3.3%

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

◆カナダで政策金利が発表されます。

  • 23:45:🇨🇦 カナダ
    カナダ銀行 政策金利
    予想:3.25%、前回:3.75%

動くかもしれない金融商品:カナダドル関連通貨ペア

2024年12月12日(木曜日)

◆オーストラリアで雇用統計が発表されます

  • 9:30:🇦🇺 オーストラリア
    11月新規雇用者数
    予想:2.50万人、前回:1.59万人
  • 9:30:🇦🇺 オーストラリア
    11月失業率
    予想:4.2%、前回:4.1%

◆スイスで政策金利が発表されます。

  • 17:30:🇨🇭 スイス
    スイス国立銀行政策金利
    予想:0.75%、前回:1.00%

動くかもしれない金融商品:スイスフラン関連通貨ペア

◆欧州で政策金利が発表されます。

  • 22:15:🇪🇺 欧州
    欧州中央銀行(ECB)政策金利
    予想:3.15%、前回:3.40%

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆アメリカで卸売物価指数(PPI)の発表があります。

  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月卸売物価指数(PPI)(前月比)
    予想:0.3%、前回:0.2%
  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
    予想:2.6%、前回:2.4%
  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
    予想:0.2%、前回:0.0%
  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    11月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
    予想:3.3%、前回:3.1%

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

◆アメリカ新規失業保険申請件数の発表があります。

失業保険の新規受給者が増える、継続受給者が減らない、ということであれば経済は悪いという判断になります。逆に新規が減り、継続が減れば経済が回復してきているという捉え方で良いかと思います。

  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    前週分新規失業保険申請件数
    前回:22.4万件
  • 22:30:🇺🇸 アメリカ
    前週分新規失業保険申請件数
    前回:187.1万人

動くかもしれない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

◆欧州でラガルド総裁が記者会見があります。

  • 22:45:🇪🇺 欧州
    ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

2024年12月13日(金曜日)

◆日本で日銀短観の発表があります。

これは日銀が特定の大企業にアンケートを実施して景気の状況を確認する指標になります。

日本のインフレ率や景気動向は今後の政策金利に大きく関わるものになります。マイナス金利解除が早まるのかどうか、この指標次第で決まるかもしれないのでチェックしておきましょう。

  • 08:50:🇯🇵 日本
    10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
    予想:13、前回:13
  • 08:50:🇯🇵 日本
    10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
    予想:12、前回:14
  • 08:50:🇯🇵 日本
    10-12月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断
    予想:33、前回:34
  • 08:50:🇯🇵 日本
    10-12月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き
    予想:28、前回:28
  • 08:50:🇯🇵 日本
    10-12月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資(前年度比)
    予想:10.0%、前回:10.6%

動くかもしれない金融商品:米ドル円、クロス円通貨ペア全般、日経平均株価

◆イギリスで国内総生産(GDP)が発表されます。

  • 16:00:🇬🇧 イギリス
    10月月次国内総生産(GDP)(前月比)
    予想:0.1%、前回:-0.1%

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆イギリスで鉱工業生産が発表されます。

  • 16:00:🇬🇧 イギリス
    10月鉱工業生産(前月比)
    予想:0.3%、前回:-0.5%
  • 16:00:🇬🇧 イギリス
    10月鉱工業生産(前年同月比)
    予想:0.2%、前回:-1.8%
  • 16:00:🇬🇧 イギリス
    10月製造業生産指数(前月比)
    予想:0.2%、前回:-1.0%

動くかもしれない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆欧州で鉱工業生産が発表されます。

  • 19:00:🇪🇺 欧州
    10月鉱工業生産(前月比)
    予想:-0.1%、前回:-2.0%
  • 19:00:🇪🇺 欧州
    10月鉱工業生産(前年同月比)
    予想:-2.3%、前回:-2.8%

動くかもしれない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

アメリカの消費者物価指数は大注目!そして政策金利発表が続く週です!
場合によっては荒れる可能性も高いので、今週も気を引き締めていこう!

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気にしておくべきこと

先週のアメリカ雇用統計は市場の予測を上回り、米国経済の強さが浮き彫りになりました。

FRB0.25%利下げ確率高まる、12月会合 雇用統計受け

米労働省が6日発表した11月の雇用統計を受け、連邦準備理事会(FRB)が今月の会合で0.25%ポイントの利下げを決定するとの観測が短期金融市場で高まった。

ロイター https://jp.reuters.com/markets/treasury/NHW5MQEBP5J4REDYVKLPPDVAPM-2024-12-06/

雇用統計前は利下げ確率が67%と半々くらいだったのが、雇用統計後は85%とほぼ利下げを織り込みました。
利下げ織り込みでドル円は下がりましたが、これだけの経済の強さがあればドル円の下値は限定的かもしれませんね。

もしかしたら12月FOMC会合で利下げが決まったとしても、我らが日銀が利上げしない限り円安相場が続く可能性も出てきました。

しかし円安が進めば、植田総裁は利下げをする可能性を示唆しています。

日銀総裁「一段の円安、リスク大きい」 政策変更で対応も

金融正常化を進める日銀が10年超続いた異次元緩和の副作用に向き合っている。植田和男総裁は日本経済新聞の取材で「一段の円安はリスクが大きい」との認識を示した。場合によっては政策変更で「対応しないといけなくなる」と強調した。

日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB28DE90Y4A121C2000000/

2024年最後の政策金利会合も目が離せないですから、しっかり対策していきましょうね。

では今回のまとめです。

  • 米CPIは前回値から据え置きとなるか!?
  • スイス中銀の利下げでスイスフラン売りが加速!?
  • 日銀の円安牽制に注意!!!
  • 日本の利上げに関する報道は今週か!?

ぜひ参考にしてくださいね。

またドル円上がっていきそうで怖すぎる・・・
そろそろ含み損1億円を脱出したいんだが・・・許してくれぇ・・・

今週はオーストラリアに欧州、さらにスイスの政策金利発表があるよ
再来週は米FOMCに日銀の政策金利発表もあるから、気を引き締めていこう!

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