3月10日週の注目経済指標!アメリカ経済が堅調で円安ドル高が再来するかも・・・

なんかパウ爺のアメリカ経済大丈夫発言が結構な影響を及ぼしてるけど、米ドルも買われちゃうのかな・・・ワイの円高ドリーム3月は来ないの?

おまけにユーロ暴騰しててクロス円がやばいことになってるよね・・・
これで更にドルが買われると、円は売られる流れが出やすくなる・・・のかも?

2025年3月10日~3月14日の週に発表される経済指標の中で、特に注目度が高そうな経済指標について取り上げてみたいと思います。

目次

3月10日(月曜日)

◆日本で国際収支・貿易収支が発表されます。

  • 3月10日(月) 8:50: 🇯🇵 日本
    1月国際収支・貿易収支
    予想:-2兆4961億円、前回:623億円

この指標で動くかも知れない金融商品:ドル円、クロス円、日経平均株価

3月11日(火曜日)

◆日本で四半期実質国内総生産(GDP、改定値)が発表されます。

  • 3月11日(火) 8:50: 🇯🇵 日本
    10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
    予想:0.7%、前回:0.7%
  • 3月11日(火) 8:50: 🇯🇵 日本
    10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
    予想:2.8%、前回:2.8%

この指標で動くかも知れない金融商品:ドル円、クロス円、日経平均株価

予想とブレなければスルーで大丈夫なはず・・・

◆米国で雇用動態調査(JOLTS)求人件数が発表されます。

  • 3月11日(火) 23:00: 🇺🇸 米国
    1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
    予想:772.5万件、前回:760.0万件

この指標で動くかも知れない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

雇用統計は微妙だったけど、求人は悪くない予想みたいだね・・・

3月12日(水曜日)

◆ユーロでラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が発言します。

  • 3月12日(水) 17:45: 🇪🇺 ユーロ
    ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

この指標で動くかも知れない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆アメリカで消費者物価指数(CPI)が発表されます。

  • 3月12日(水) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月消費者物価指数(CPI)(前月比)
    予想:0.30%、前回:0.50%
  • 3月12日(水) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
    予想:2.90%、前回:3.00%
  • 3月12日(水) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
    予想:0.30%、前回:0.40%
  • 3月12日(水) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
    予想:3.20%、前回:3.30%

この指標で動くかも知れない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

アメリカのインフレ率が鈍化予想なんだけど、昨年秋から比べるとちょっと増加傾向にあるのが懸念点だよね。FRBが金利維持するならドル円買われちゃうのかもしれないなぁ・・・

アメリカの消費者物価指数の推移

参考までに長期的なCPIのチャートをみんかぶさんから引用したよ。総合指数が前年比で少しリバウンドしているのが心配だね

◆カナダで政策金利が発表されます。

  • 3月12日(水) 22:45: 🇨🇦 カナダ
    カナダ銀行 政策金利
    予想:2.75%、前回:3.00%

この指標で動くかも知れない金融商品:カナダドル、米ドル関連通貨ペア

3月13日(木曜日)

◆アメリカで卸売物価指数(PPI)が発表されます。

  • 3月13日(木) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月卸売物価指数(PPI)(前月比)
    予想:0.30%、前回:0.40%
  • 3月13日(木) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
    予想:3.20%、前回:3.50%
  • 3月13日(木) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
    予想:0.30%、前回:0.30%
  • 3月13日(木) 21:30: 🇺🇸 米国
    2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
    予想:3.60%、前回:3.60%

この指標で動くかも知れない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

◆アメリカで失業保険関連指標が発表されます。

  • 3月13日(木) 21:30: 🇺🇸 米国
    前週分新規失業保険申請件数
    予想:22.7万件、前回:22.1万件
  • 3月13日(木) 21:30: 🇺🇸 米国
    前週分失業保険継続受給者数
    予想:189.0万人、前回:189.7万人

この指標で動くかも知れない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

3月14日(金曜日)

◆イギリスで月次国内総生産(GDP)が発表されます。

  • 3月14日(金) 16:00: 🇬🇧 イギリス
    1月月次国内総生産(GDP)(前月比)
    予想:0.10%、前回:0.40%

この指標で動くかも知れない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆ドイツで消費者物価指数(CPI、改定値)が発表されます。

  • 3月14日(金) 16:00: 🇩🇪 ドイツ
    2月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
    予想:0.40%、前回:0.40%
  • 3月14日(金) 16:00: 🇩🇪 ドイツ
    2月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
    予想:2.30%、前回:2.30%

この指標で動くかも知れない金融商品:ユーロ関連通貨ペア

◆イギリスで製造業生産指数が発表されます。

  • 3月14日(金) 16:00: 🇬🇧 イギリス
    1月製造業生産指数(前月比)
    予想:0.00%、前回:0.70%

この指標で動くかも知れない金融商品:英ポンド関連通貨ペア

◆アメリカでミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表されます。

  • 3月14日(金) 23:00: 🇺🇸 米国
    3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
    予想:63.8、前回:64.7

この指標で動くかも知れない金融商品:米ドル関連通貨ペア(ドル円、ドルストレート)、米国株

今週の注目指標は何と言ってもアメリカCPI!インフレがどうなっているかに注目だ!
あとは先週の株下落トレンドがまだ続くのかどうかに注目だね!
さらに言えばユーロの暴騰がいつまで続くのか!?を気にしておこう!

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気にしておくべきこと

先週は株価軟調、為替はドル円安値割れからの戻し、ユーロ爆上げという週で終わりました。

指標についてはアメリカISMが予想していたよりも良い数字だったことが挙げられます。ISM製造業は悪化したものの、50超えを維持。サービス業については前回から悪化したものの予想よりも高くこちらも50超えで発表されました。

更には雇用統計も予想より若干悪かったものの、前回よりも改善。時給は予想通りで、失業率も大幅な悪化は見られていません。失業保険申請件数も低下し、景気後退と言うにはほど遠い内容になったかと感じています。

3月3日週のアメリカ主要経済指標結果

ここから察するに、アメリカの景気はまだまだ底堅いと考えています。

トランプちゃんの関税大暴れシーズンがそろそろ出尽くしを迎える頃ですし、季節性どおり3月2周目までに調整を終えて、そこからまた5月に向けて上昇する相場になるのではないかと予想しています。

以前お伝えしたアメリカの政府関係者の解雇問題については、数字として現れてくるのはもう少し先になると予想されています。感覚的にですが、おそらく5月発表(4月分)あたりなのではないかなと。

あとはFRBのパウエル議長が経済に対して強気なのも見逃せません。これを文面通り捉えるのであれば、FRBはしばらく据え置きの政策を取る可能性があります。

この発言を受けて株は反転上昇。下落トレンドになるかと思われましたが、一歩前で食い止めた感じですね。

株上昇、FRB議長発言で下げから反転-ドル148円付近

S&P500種株価指数は米東部時間正午ごろにかけて下げを拡大し、一時1%余りの下落となったが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演での発言が報じられる中で上昇に転じた。パウエル氏は、米経済は順調だと説明した。ナスダック100指数も一時下げて調整局面入りしたものの、その後は反転した。

Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-03-07/SSRRJODWRGG000

というわけで株価については今週に最終調整をした上で、短期反転上昇をする流れになるかもしれません。

しかし個人的にアメリカ経済が鈍化していく予想なのは変わりませんので、4,5月あたりで上昇したら一旦そこで利確して、夏枯れの下落で再び買い場探しという動きが今年の大きな流れになりそうです。

為替についてはドル円こそ下げてきてくれているものの、正直難しすぎるのでなんともいえません。ユーロが地政学リスクの側面も含んだ上で上下しているような気がするので、下手に手を出せないのが現状です。

欧州の防衛費拡大が主な要因とされているようですが、これについては一時的なんじゃないかなと考えています。ユーロ円が売り場に見えるのはワイだけか・・・?

あとはロシアとウクライナがどうなるのか?にかかっている気もしますが、そうなってしまうともう読めないので、今売られ気味の米ドルと買われているユーロが今週も続くようであれば、ユーロ米ドルを短期的に買っていく戦略がいいのかもしれませんね。

日本円関連で言えば、日銀の金利据え置き報道が出ています。これは以前から「次回利上げは夏前ぐらいになる」と言われていたので納得ですが、ここであえて報道する意味を勘ぐってしまいそうですね。

日銀は今月会合で政策維持の公算大、世界経済の不確実性増す-関係者

日本銀行は今月に開催する金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決める公算が大きい。1月に利上げしたばかりであるほか、世界経済の不確実性が増しているとの考えが背景にある。複数の関係者への取材で分かった。

Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-03-07/SSQC9BT1UM0W00

では今回のまとめです。

  • トランプちゃんの関税大暴れ相場はそろそろ一段落する!?
  • 株は一旦底を打ったか?パウエル爺さんの発言をどれだけ信じる!?
  • ユーロが暴れすぎ!手を出すと火傷する!?

また円安相場来ちゃうの?でも確かに円よりユーロが買われちゃうのであれば円を買う理由も薄いしなぁ・・・今週である程度の流れが出ることを祈りたいところ・・・

月曜日の窓明けから注意して見ておいたほうが良さそうだね。月曜のトレンドをそのまま踏襲しつつCPIを迎えて、そのCPIの流れを週後半で維持する、ってイメージで見ていますがはたして・・・

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