なんか凄いことが起きたって聞いたけど、実際メタプラネットに何がおきたの?
今回はそのあたりについて解説しようと思うけど、値動きが凄すぎて歴史に残るレベルだよ・・・
今回は、あの日本の「ビットコイン特化型企業」ことメタプラネット(3350)についてです。
2025年5月22日〜23日にかけて、株価は【年初来高値の1,083円】を記録したかと思えば、その翌日には-24.65%の急落。そして夜間取引ではまさかの【2,283円→783円→1,319円】という“ジェットコースター相場”が展開されました。
この「歴史的ボラティリティ」の背景には何があったのか?そして、今後の動向はどうなるのか?仮想通貨ファンも株クラも巻き込んだ大相場を、徹底的に解説していきます。
ビットコイン関連株として“注目度MAX”

メタプラネットは、2024年以降、財務資産としてビットコインを大量に購入。2025年5月、記事執筆時点での保有量は【7,800BTC】、約1221億円超という規模です。
メタプラネット、151億円でビットコイン追加購入 保有数7,800 BTCに
https://coinpost.jp/?p=618417
米マイクロストラテジーを参考にした戦略で、日本版“ビットコインETF企業”として一躍脚光を浴びています。
このビットコイン戦略が功を奏し、ビットコインが最高値を更新した5月22日にはストップ高(+150円)を達成。取引高もドイツ市場・米国市場ともに過去最高レベルを記録しました。
ワラント完了&社債発行で買いが殺到
5月13日には【無利息社債(1,500万ドル)】を発行し、5月20日には【ゼロディスカウント・ワラントの行使完了(6.4億ドル調達)】を発表。この調達資金によりBTC保有量が一気に倍増し、「1株あたりBTC保有量」も大幅増加。これが株価急騰の一因となりました。
一方、こうした調達は株式の「希薄化リスク」も伴うため、5月23日には短期的な調整が入り、株価は【816円(-267円、-24.65%)】と大きく下落します。
【用語解説】「ワラント」ってなに?
今回のメタプラネットの急騰・急落劇を語る上で外せないのが「ワラント」というキーワード。投資初心者の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、めちゃくちゃ重要なのでここで簡単に解説しておきます。
「ワラント(新株予約権)」とは、あらかじめ決められた価格で将来的にその企業の株を買うことができる権利のことです。
これを企業が投資家に発行すると、投資家は将来その株を安く手に入れることができます。企業側としては、ワラントを発行することで将来的に資金調達できるというメリットがあります。
ただし注意点もあります。ワラントが行使されて新株が発行されると、市場に出回る株数が増える=株式の“希薄化”が起こります。これが既存株主にとっては1株あたりの価値が薄まるリスクになってしまうのです。
つまり、今回のメタプラネットのように「ワラントで大量に資金を集めてビットコインを買う!」という戦略は、期待とリスクの両方が織り込まれる材料というわけですね。
なるほど、社債発行で調達した資金でビットコインを買ったのを好材料とする反面、株式の希薄化を危惧した投資家達が一旦売りを仕掛けた事もあって、乱高下した形・・・ってことか
夜間にこんな動きされたらたまったもんじゃないよな・・・
ホルダーは1日で天国と地獄の両方を味わってそう・・・
夜間に何が起きたかは次で解説するね
ちなみに取引所以外の国内証券会社でビットコインを最初にCFDで取り扱いそうなのはIG証券と睨んでいるよ!
理由はあまりにも豊富な銘柄数なので、取り扱いを始めてもおかしくないと思うから!
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そしてPTSで“事件”が起きた
注目すべきは5月22日夜のPTS(夜間取引)です。以下が夜間取引のざっくりとした値動きです。
- 始値:1,900円(前日比+75%)
- 高値:2,283円(値幅4倍ルール ※後述)
- 安値:783円(前日終値からの下限)
- 終値:1,319円(+21.79%)
- 出来高:2,800万株超
なんと、数時間のうちに「約2倍→3分の1→回復」という異常値動きを見せました。
Xでは「地獄絵図」「億り人製造マシン」といった言葉が飛び交い、パニック買い・売りが入り乱れるまさに地獄の状態に。

えぇ・・・年初来高値1083円をつけたと思ったら、その後の夜間取引に急上昇して、更に大暴落して、そんで元に戻った・・・ってこと!?ヤバすぎるだろ・・・
PTSで何が起きていたのか?
この動きの背景には、次の4つの要因があります。
1. ビットコイン最高値による買い煽り
5月21日にBTCが過去最高値を更新。日中のストップ高に加えて、「PTSで買えば翌日さらに上がる」という期待が過熱し、1,900円超の買いが殺到。
2. 値幅4倍ルールの罠
連続ストップ高により、東証が適用した“値幅4倍ルール”で上限は2,283円、下限は783円に拡大。これがかえって「投機筋の餌食」となり、値幅上限タッチ後に急落。
東京証券取引所の株式には、ストップ高やストップ安が連続した場合に、値幅制限が4倍に拡大されるというルールがあります。
今回のメタプラネットにおいては東京市場が終わった時に1083円でした。
この時、1500円未満の株には値幅制限300円がルールと定められており、本来であれば上限1383円(1083+300)、下限783円(1083-300)となります。
しかし、先週ストップ高を連発していたメタプラネットにはこの「値幅4倍ルール」が適用されることとなり、上限幅が2283円(1083+(300 x 4))という上限幅が限定的に設けられるようになったことから2283円まで上昇することが可能になったというわけです。
3. 海外投資家&ヘッジファンドの参戦
22:30以降、海外市場の開場とともに、ドイツや米国からの注文が一気に流入。一部では「空売り機関オールスターが集結」との声もあり、急騰→急落の流れを助長した模様。
4. X民の期待と不安
SNSでは「100倍株」「BTCのETF銘柄」といった煽り投稿が拡散。短期利益を狙う個人投資家の参入が増加し、需給のバランスが崩壊しました。
投資家はどう動くべきか?
現時点では、以下のような点に注目する必要があります。
- 短期的にはBTC価格と市場心理がすべて
BTCが崩れれば株価も崩れます。逆に言えば、BTCが再度最高値を目指すなら、反発の芽もあるということ。 - 財務戦略と資金調達の動向
今後の社債やワラント発行が続けば、さらなる希薄化リスクが意識される可能性あり。 - 本業が赤字である点を忘れてはいけない
ホテル事業など既存のビジネスは依然として苦戦中。BTCが下落すれば一気に“バブル崩壊”リスクに直面します。
まとめ:頭に入れておきたいこと
メタプラネットはビットコイン相場の“鏡”となってしまっている形です。BTCが強ければ株価も上がり、弱ければ叩き落とされる。この構図が変わらない限り、メタプラネット株は【チャンスとリスクが背中合わせ】の“極限投機銘柄”であることに注意が必要です。
更に今回のように日本株の特殊な事情もあり、メタプラネットの株価自体はビットコインが堅調でも荒れる可能性を含んでいます。ビットコインに投資するつもりでメタプラネットを買うのは若干リスキーかもしれません。
短期での売買を狙う方は、ボラティリティを味方につけられるかが勝負の分かれ目。長期での投資を考える方は、財務健全性や事業の多角化進展を見極める必要があります。
単純に日本の税率でビットコインに投資できればいいんですが、そう甘くもないですね。メタプラネットに投資する際はリスク面もしっかり頭に入れた状態で投資することをおすすめします。
普通にビットコイン買えばいいんじゃね、とも思うけど、大きな資金を投入するタイプの投資家としては税率55%と20%は差が大きすぎるんだよね・・・メタプラネットがほぼ完璧にビットコインと連動した動きをしてくれりゃいいんだけど、今回の件を見る限りじゃ、そうもいかなさそう
ある種のミーム株みたいになってしまったけど、保有ビットコイン数は依然として増えていることもあるので、ビットコイン価格が上がれば自ずと上がっていくはず・・・とはいえそんなに簡単じゃないよなあ
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コメント
コメント一覧 (1件)
なるほど、そんな動きだったんですね
まとめありがとうございます