ワイも持ってるけど、そもそもTOBって何なんだっけ?
株価上がるの?下がるの?どこで売ったらいいの?
今回はそんな迷子の初心者投資家さんに対して詳しく解説していきます
2025年5月29日、通信キャリア最大手のひとつ NTTドコモ が、ネット銀行大手 住信SBIネット銀行(証券コード:7163) を買収するというニュースがありました。
そこで本記事では、「TOBってそもそも何?」 という基本から、「1株4,900円の公開買付価格はどう考えればいい?」、そして 「株価は今後どう動く可能性がある?」 までを丁寧に解説します。
今回の買収劇をざっくり把握しよう
まずは全体像を眺めてから、細部を掘り下げましょう。
- 買収主体:NTTドコモ
- 買収対象:住信SBIネット銀行
- 手法:TOB(株式公開買付け)
- 買付価格:1株4,900円
- 買付期間:2025年5月30日(金)〜7月10日(木)
- 取得予定比率:65%(将来的に上場廃止の可能性あり)
解説
通信会社が銀行を傘下に入れる狙いは、「スマホ × 金融」のサービス強化です。ドコモ自身はこれまで銀行ライセンスを持たず、ライバルのKDDI(auじぶん銀行)やソフトバンク(PayPay銀行)に比べて遅れを取っていました。
住信SBIを取り込むことで “抜けていたピース” が埋まり、ユーザー囲い込みに勢いがつくというわけですね。
そもそもTOBとは何なのか?
ここで改めて TOB(Take Over Bid) を定義しておきましょう。
ある上場企業を買収したい会社が、市場外で“期間・価格・株数”を公告したうえで不特定多数の株主から株を買い取る方法のこと。
TOBで押さえるべき3つのポイント
- 価格はあらかじめ固定
- 買収者は「○円で買います」と宣言。株主は“応募”か“スルー”を選択。
- 期間も固定
- 今回は約6週間。期間内に意思表示しないと応募できません。
- 成立条件がある
- 「●%以上集まったら成功」といったハードルを設定するのが一般的。
マーケットで大量に買い集めると株価が吊り上がり、いくら払うことになるか読めません。TOBなら“あらかじめ決めた価格”で集められるため、買収コストが見通しやすいのです。
4,900円という公開買付価格──プレミアムの正体
ニュースを見た初心者の方が真っ先に疑問を抱くのが 「なぜ4,900円なの?」 という点でしょう。
- 直近終値(3,700円前後)より約30%高い
- 過去6か月平均終値 にも約25%上乗せ
この “上乗せ分” を 「プレミアム」 と呼びます。プレミアムを乗せることで、株主に「市場で売るよりTOBに応募したほうがお得」と感じてもらい、短期間で大量の株式を集めやすくする狙いがあります。
TOBのプレミアムは案件によって10〜50%と幅広いですが、友好的買収では20〜30%がよく見られる水準です。今回の4,900円は“標準〜やや高め”といえるでしょう。
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ユーザーの反応は冷ややか・・・
高い買収価格が提示されたと思われましたが、これに対して住信SBIネット銀行の既存ユーザーからは不満の声が挙がりました。
- サービスの改悪を心配する声
- 複雑な心境や改悪を懸念
- 利点がない、手数料が心配
- サービスの継続性への懸念
- 買収のタイミングや過去の期待
- 歴史的な役割と遅れの指摘
ネットでの反応
住信SBIネット銀行は、使いやすいシステムやSBI証券との連携(ハイブリッド預金など)で人気です。しかし、NTTドコモの買収後、dアカウントとの連携や仕様変更で使いにくくなるのでは?と不安視する意見が多く見られました。
長年愛用してきたユーザーからは、買収に複雑な気持ちや、サービス改悪を避けてほしいとの願いも。
ドコモに買収されるとハイブリッド預金が廃止とか、Vポイントからdポイントに変更とか、dアカウント認証が必須とか糞仕様にされちゃう心配しかない
ドコモが買収したら使えないdアカウントとの連携を求めて謎の認証が多くなって使えない銀行になるのが目に見えている
住信sbi銀行買収されてもユーザーにはなんも利点ないんだよな 手数料改変されて終わりじゃね?sbi証券も微妙になる可能性 となると、楽天民になるのでは?
住信SBIネット銀行は使い勝手がよく、特に個人口座で長年お世話になってたのでちょっと複雑。NTT傘下に入って改悪されないことを願うばかり…。新生SBIに流れる人も出てきそう。
SBI証券と連携されたSBIハイブリッド預金が便利で利用しているんだけど、無くなったら口座保有している意味が無くなるなぁ
確かにdアカウント認証とかちょっと面倒な気もする・・・
実はワイも住信SBIユーザーなんだけど、今がとても使いやすいから改悪だけはしないでほしいなぁ・・・
株価は4,900円を超える?
TOB価格が提示されても、株価はその後の思惑で動くことがあります。ここでは代表的な3パターンを見ておきましょう。
パターン | 背景にあるシナリオ | 投資家が注意すべき点 |
---|---|---|
①株価がTOB価格付近で安定 | 対抗買収の気配がなく、成立確度が高い | 市場とTOBどちらで売ってもほぼ同値。早く現金化したい人は市場売却もアリ。 |
②株価が4,900円を上回る | 「もっと高く買う企業が出るかも?」という思惑買い | 実際に対抗TOBが出なければ、株価は再び4,900円近辺に戻ることも。長く粘り過ぎると機会損失のリスク。 |
③株価が4,900円を下回る | TOB成立要件が厳しく「失敗か?」という不安が台頭 | 今回は友好的TOBでハードルも低め。極端に乖離する可能性は小さめと見るアナリストが多い。 |
株価がTOB価格を超えた場合、「対抗TOB」や「条件引き上げ」が起きるかどうかのニュースヘッドラインを常にチェックする必要があります。過去には最初の提示額から2度も3度も上がった案件もある一方、結局不成立に終わって株価が急落した例もあります。
既存株主はどうしたらいい?3つの選択肢
TOB発表で「じゃあ自分はどう動けば…?」と悩む方に、選択肢をもう少し丁寧に整理します。
- TOBに応募して4,900円で売却
- 期間内に証券会社へ応募の手続きを行うだけ。手数料は証券会社ごとに数百円〜千円程度。
- 市場(東証)で売却
- 価格がTOBとほぼ同じなら即約定で早く現金化可能。板が薄くなる終盤は約定しにくくなる場合も。
- 保有を続ける
- TOB成立後に「株式併合」や「スクイーズアウト」が行われ、強制的に4,900円前後で現金化される見込み。決済が数か月先になる可能性がある点に要注意。
流動性があるうちに方針を決める:TOB期間が終わると市場での売買チャンスが激減します。
税金面を要確認:NISA口座で保有している場合でも、TOB応募には課税口座へ払い出す手順が必要になるケースがあります。
というわけで今回のまとめです。
- TOBは期間限定の“公開買付け”。応じるかどうかは株主の自由。
- 4,900円のプレミアム価格は「株主にとってのインセンティブ」。
- 株価が上回る場合は「対抗TOB」や「条件上げ」への期待感。逆に下回る場合は「成立不安」を示唆。
- 自分の投資方針・資金計画・税金面を踏まえ、どの選択肢を取るか早めに決めよう。
なるほどね!4900円が確定してるのなら、それに応じたほうが無難かもしれんな!
でもワイは強欲に6000円指値でいきます!!!しらんけど!!
実際、少しでも高く売りたいって人はいるだろうね。そうなると4900円より上の壁は厚そうだけどなあ。そこから買いたい人はあまりいないと思うし、そうそう上に突き抜けることは無いと思うんだが・・・
あとは対抗が出るかどうかだけど、いずれにしても月曜日に短期的にどう動くか楽しみですね
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