アメリカ高配当株は夢か罠か!?S&P500“利回りトップ3銘柄”を徹底検証してみた結果!

みんな高配当株は好きかい!?ワイはどちらかというとバリュー投資家なのであまり惹かれないんだけど、せっかくなら皆が好きな高配当株を調べてみようと思って記事にしてみたよ!

株を持ってるだけでオカネ貰えるなんて夢のようだし、大きい額になるならより嬉しいけど、はたして高配当株は良いことばかりなのか?今回はそんなテーマです。

参考記事:

https://finance.yahoo.com/news/buy-3-highest-paying-dividend-140700793.html

目次

史上最高水準の配当利回り3銘柄

S&P500の中で「7.5%以上の配当利回り」を誇る銘柄は、実はわずか3つしかありません。それが

  • ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)
  • コンアグラ・ブランズ(Conagra)
  • リオンデルバセル・インダストリーズ(LyondellBasell)

です。

いずれも業種はバラバラですが、共通しているのは「高配当」という点。

しかし、高配当株には必ずリスクが潜んでいます。

今回はこの3銘柄について、強みと弱みを整理していきましょう。

UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)配当利回り7.8%

世界最大級の宅配業者であるUPS。

パンデミック期にはEC需要拡大の恩恵を受け、業績も株価も絶好調でした。ところが現在は状況が一変しています。

  • 売上は2023年に前年比9%減少
  • 過去6四半期のうち4期が減収
  • 利益水準は2021年ピークから半減
チャート的には仕込み始めても良さそうな位置にきている気もするが・・・

さらに、Amazonとの関係悪化が大きな痛手。

かつては最大のパートナーでしたが、Amazonが自前の配送網を強化したことで、両社は2025年までに取扱量を半減させる合意を結びました。

UPSは「高利益率案件に集中する」としていますが、足元の業績は厳しいまま。来年には利益の持ち直しが予想されていますが、それでも2021年の半分程度にとどまる見通しです。

問題は 配当の持続性。来年の予想EPS7.23ドルに対して配当性向は91%。わずかな業績のつまずきでも、16年続いた増配記録が途切れる可能性があります。

配当狙いで買うには、ややリスクが高い局面です。

Conagra Brands(コンアグラ・ブランズ)配当利回り7.6%

「Hunt’s」トマトソース、「Pam」スプレー、「Hebrew National」ホットドッグなど、家庭に馴染み深いブランドを展開する食品大手です。

景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄ですが、実際の業績は苦戦が続いています。

  • 2期連続の減収
  • 直近決算では売上・利益ともに市場予想を下回り、株価は軟調
  • 2026年度のガイダンスは「売上横ばい、利益は予想を下回る」
こちらもチャートだけ見ると超長期ダブルボトムを作る気配も・・・?

ただし、配当性向は79%とUPSよりは余裕があります。

大きな成長は期待しづらいですが、食品という安定した需要を背景に、配当自体は当面維持される可能性が高いと考えられます。

LyondellBasell Industries(リオンデルバセル)配当利回り10.7%

今回紹介する3銘柄の中で、最も高い利回りを誇るのが化学メーカーのリオンデルバセルです。

しかし、この「二桁配当」は投資家にとってむしろ警戒シグナルです。

  • 4年連続の減益トレンド
  • 配当は純利益ではカバーできず、キャッシュフロー頼み
  • 業界自体が景気循環の影響を強く受ける
こちらはもう少し下げ余地がありそうな感じ・・・

今年7月には同業のDowが配当を半減したばかり。リオンデルバセルも同じ道をたどる可能性が十分にあります。利回りが高いのは魅力的ですが、それは株価下落リスクと裏表。「高配当の罠」に陥る危険がある典型例といえるでしょう。

これらの株はmoomoo証券で取り扱いがあるよ!
同社が提供する分析ツールでそれぞれの業績を見てみて欲しい!きっと色々と発見があるはずだよ!

高配当株=安定ではない

一般的に「高配当株=安定収益」と考えられがちですが、実際には逆のケースも多いです。

配当が高いのは株価が下がっているからであり、その裏には 業績悪化や構造的な課題 が隠れていることがあります。

今回の3銘柄の特徴を整理すると:

  • UPS:物流大手だがAmazon離れと高コストが重荷。配当維持に黄信号。
  • Conagra:安定した食品銘柄だが成長性は乏しい。配当は何とか維持。
  • LyondellBasell:業界のサイクルに翻弄される高リスク高配当銘柄。減配リスク濃厚。

投資家が取るべき戦略は?

短期的な利回りに飛びつくのは危険です。

むしろ、長期的に安定した配当を出し続ける企業――例えば、マイクロソフトやジョンソン&ジョンソンのような「増配王・増配貴族」銘柄の方が安心です。

もちろん、高配当株は「タイミング投資」としては有効な場面もあります。

特にUPSのように事業再建の目が出てきた場合、株価と配当の両面でリターンを狙える可能性はあります。

ただし、その場合も 減配リスクを覚悟の上で入る ことが前提です。

では今回のまとめです。

  • 高配当株=安全とは限らず、「罠」を見抜く力が投資家に求められる!
  • UPS・Conagra・LyondellBasellはS&P500で唯一、配当利回り7.5%以上!
  • UPSはAmazon離れで苦境、配当維持はギリギリの水準!?
  • Conagraは食品の安定需要で支えられるが、成長は期待薄!?
  • LyondellBasellは配当利回り10%超だが「減配の落とし穴」が待っている!?

というわけで配当が高いからと言って安易に投資せず、ちゃんと企業の業績などをチェックしたうえで投資するようにしよう!分析にはmoomoo証券のツールを使ってみてね!

寝てればお金が来る、夢のような配当金。ただ甘い話だけじゃない。
その企業がどういう企業なのかしっかり見極めて投資しましょう

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