為替レートの動きを予想し、その予想通りとなれば大きな利益を得ることができるFX
為替レートは日本や世界の経済の流れを刻々と織り込みながら変化しています。
そのため、FX取引では、経済の流れを観察し動きを敏感に感じ取ることが大切です。
そこで、経済の流れを知るうえで助けになるのが、各種の経済指標です。
はっきり言って、経済指標を勉強せずにFXをするのは、お金をみすみすドブに捨てるほど危険な行為なんだ!一緒に勉強して行こう!
この記事は、数ある経済指標の中でも特に重要なものが分かる様になってます。各指標の詳細は別記事で解説しますね。
経済指標とは?
経済指標とは、各国の政府や中央銀行など公的機関が経済状況を数値化して発表したものの事を言います。
一般的に、相場はその国の経済状況に応じて変化するため、経済指標は将来の価格(レート)の方向性を予測する上で非常に役立つものです。
多くのトレーダーがチャートのテクニカル分析だけではなく、経済指標等を参考に取引をしており、経済指標次第で相場は大きく変動します。
経済指標や金利等の経済情報をファンダメンタルズと呼びます。
経済指標の種類と部門毎の重要指標
経済指標は、大きく分けて5種類あります。
- 金利に関する指標〔政策金利/為替介入〕
- 景気に関する指標〔GDP/各種景況指数/鉱工業生産/中古住宅販売件数〕
- 雇用に関する指標〔失業率 /非農業部門雇用者数/ADP全国雇用者数〕
- 物価に関する指標〔生産者物価指数(PPI)/消費者物価指数(CPI)/小売売上高〕
- 貿易に関する指標〔貿易収支〕
大まかに分けると5種類ですが、世界各国では日々様々な指標が更新されているので、すべてを把握しようとすると膨大な数になってしまいます。
ですので、まずは重要なものから覚えていきましょう!
https://min-fx.jp/market/indicators/
各FX会社のHPに経済指標カレンダーがあるから、一度見てみると良いよ!本当に沢山あるんだ。
参考にみんなのFXの指標カレンダーのリンクを貼っておくよ。
経済指標重要度ランキング!
とてもじゃないけど全部なんて覚えられない!
という事で、部門関係なくとにかく重要なものを勝手に星の数でランク付けしてみました!
米国雇用統計 オレ的重要度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
米雇用統計は数ある経済指標の中でも、世界中の投資家が一番注目している「キング・オブ・経済指標」。
その影響力がどれくらいかと言うと、発表後一瞬で1円=100pips動くことも珍しくない、経済指標の中でも特に注意すべき指標です。
10数項目の統計がある中でも「非農業部門就業者数」と「失業率」が特に注目されます。
FOMC政策金利 オレ的重要度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
FOMCとは連邦公開市場委員会を意味し、米国の金融政策を決定する会合のことで、その会合で決定された政策金利が発表される指標です。
世界的に取引量が非常に多い米ドル相場に大きな影響を与える指標です。
ECB政策金利 オレ的重要度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
欧州中央銀行(ECB)の最高意思決定機関であるECB理事会によって決定された政策金利が発表される指標です。
ユーロ圏の政策金利等の決定が行われる為、ユーロ相場に大きな影響を与える指標です。
GDP(国内総生産) オレ的重要度:⭐️⭐️⭐️⭐️
景気動向の総合的判断に使われる指標です。
GDPはその国の経済規模や成長度合いを測れます。
GDPは国の景気が良いのか悪いのかを表す指標なので、数値(成長率)が良かった場合、その国の通貨は買われやすい傾向になるなど為替相場にも影響のある指標です。
ISM製造業景況指数 オレ的重要度:⭐️⭐️⭐️⭐️
全米供給管理協会(ISM=Institute for Supply Management)が算出する製造業の景況感を示す指数のひとつ。
景況指数とは、消費者やアナリストに現在の景気や今後の景気動向についてアンケート調査を行った結果の指標です。
複数ある景況指数の中で最も注目度が高め。
小売売上高 オレ的重要度:⭐️⭐️⭐️
小売売上高は百貨店、スーパーマーケット、コンビニをはじめとする小売業者の売上額をまとめた指標です。
個人消費の動向がわかり注目度は非常に高い。
天候や季節によるブレが大きい指標となっています。
鉱工業生産 オレ的重要度:⭐️⭐️⭐️
コンピュータ、電化製品、自動車などの工業品の生産高を示した指標です。
前述の小売売上高と合わせて数値を読むと、より深く消費動向を分析できるとされる指標です。
やっぱり、基軸通貨である米ドルに関するアメリカの指標は重要度が高めなんだお!
経済指標だけでも利益を上げられる?
経済指標発表時、相場が動く場合は、大きく変動します。
チャンスととらえて、経済指標の発表時だけトレードをすると言う方もいます。
しかし、相場の方向性が上昇か下落かはっきりと出やすく、大きな損失を出してしまう危険性もあり経済指標発表時は取引をしないと言う方も多いです。
それほど経済指標が市場に与える影響は大きいのです。
経済指標の発表予想数値および前回値において、その国の経済の成長度からその国の通貨が買われ、失速度からその国の通貨は売られる、といったものとなります。
しかしながら、市場(マーケット)は発表数値を予測し、既に既存レートに織り込んでいる場合もあり、一概に結果が良くても悪くても価格変動があまり生じない場合もあります。
数値が良かったから上がると言った単純なものじゃなく、判断が非常に難しいのです。
経済指標はその国の経済状況を把握し、通貨価格の変動を予測するために使うことはできます。
しかしながら、経済指標やマーケット情報に絶対はありません!
様々な思惑や要因が絡んでマーケットは動きます。
大きく動きそうだからと言って無理にトレードするのではなく、経済指標やマーケット情報は相場が変動するきっかけや節目を知る道具ぐらいに考えておくのがいいでしょう。
大切なのは様々な情報で投資判断の精度を上げる事
テクニカル分析、ファンダメンダルズ両方とも絶対はありません。
しかし、様々な情報を知ることにより投資の判断がしやすくなります。
FX初心者の方は、重要経済指標発表時は取引しないというのも賢い選択です。
する、しないの判断をするためにも、最低限いつ重要な経済指標が発表されるのか?を把握する必要がありますよね。
指標がいつ発表されるかなどの詳細は、続きの記事でまとめていきますので、そちらも合わせて読んでみて下さいね。
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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