損失と同時にYouTubeの再生数も減ってきてしまったオワコン系FX YouTuberのJINです。
先週から為替・株、共にアゲアゲムードで僕の持っているポジション達の含み損がかなり減りまして、とりあえずの危機は乗り切ったなということで楽観していたんですが
とんでもないニュースが入ってきました。
サウジアラビアの石油施設が攻撃を受けて大炎上
週末にサウジアラビア世界最大規模の石油施設がドローンの攻撃を受けて大炎上したそうです。
ニュースによると、サウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設2箇所がイラン南西部から仕掛けられた攻撃により炎上したとの事です。
またこの攻撃は米政府当局者によると無人機(ドローン)を利用した攻撃であると明かしましたが、根拠となる証拠は示されませんでした。
この攻撃はイエメンの新イラン武装組織フーシ派がドローンを使って攻撃したと犯行声明を発表していますが、イランはこれの関与を否定しています。
米、サウジ攻撃は「イラン南西部から」 月内供給復旧で原油反落
サウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所が14日に受けた攻撃について、米政府当局者は17日、イラン南西部から攻撃が仕掛けられたという見解を示した。米国がこうした見方を示したことで中東の緊張が一段と高まる恐れがある。
ロイター https://jp.reuters.com/article/wrapup-saudi-attach-idJPKBN1W22KF
3人の米政府当局者は匿名を条件に、攻撃には無人機(ドローン)と巡航ミサイルが使用されたと指摘。攻撃は当初考えられたより複雑で高度なものだった公算が大きい。当局者らは根拠となる証拠は示さなかった。
こりゃまたどえらい事件だわ
一説によると、この攻撃によってサウジアラビアの原油供給約50%が供給不可になるかもしれないとのことでした。
トランプ大統領「臨戦態勢を取る」
この事を受けてトランプ大統領は「検証の結果次第では臨戦態勢を取る」としており、報復の準備があることを明らかにしました。アメリカとしてはこの攻撃はイランによる犯行だとしているとのことです。
米大統領「臨戦態勢を取る」 サウジ石油施設の攻撃受け、報復を示唆
サウジアラビアの石油施設がドローン(無人機)に攻撃され、原油価格が急騰している問題で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は15日、米国は「検証の結果次第では臨戦態勢を取る」と報復の準備があることを明らかにした。米政府は、この攻撃をイランによる犯行だとしている。
AFPBB News https://www.afpbb.com/articles/-/3244638
アメリカとしてはイランが黒幕だ!と言っているみたいですね。これをきっかけにアメリカとイランが戦争をおっぱじめるんじゃないか!?という緊張から、
原油価格が高騰し、リスク資産である「円」や「金」が買われ、週明けから株が急落しました。
しかしトランプ大統領はその後ツイッターなどでイランの責任を強調しながら軍事対応には「準備完了」と表現するも、「イランとは戦争を避けたい」「彼らが交渉を望んでいることも知っている」と、慎重な態度を示しました。
トランプ氏、「イランとの戦争は避けたい」
トランプ米大統領が16日、サウジアラビアの石油施設に対する攻撃を受け、イランの責任を強調しながらも、軍事対応には線を引いた。前日、ツイッターを通じて「準備完了」という表現まで使って軍事措置を示唆したが、慎重な態度を示した。
東亜日報 http://www.donga.com/jp/article/all/20190918/1850061/1/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%80%81%E3%80%8C%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AF%E9%81%BF%E3%81%91%E3%81%9F%E3%81%84%E3%80%8D
米紙ニューヨーク・タイムズなど米メディアによると、トランプ氏は同日、ワシントンのホワイトハウスで、イランへの軍事措置を問う取材陣に、「米国は凄まじい能力を備え、必要に応じて戦争する準備ができているが、それ(戦争)を避けたい。彼ら(イラン)が交渉を望んでいることも知っている」と述べた。
危うくあと一歩で戦争になるところでしたが、今回は踏みとどまったかなという感じですね。
サウジのエネルギー相「原油供給は月内に攻撃前水準」
そんなサウジアラビアの状況なんですが、半分ほど供給が停止していたものの、備蓄などを供給に回して原油価格の高騰に対して沈静化を図る措置をしたとの事です。
サウジ・エネルギー相「原油供給、月内に攻撃前水準」
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は17日夜(日本時間18日未明)、サウジのジッダで記者会見し、何者かによる攻撃で大きな被害を受けた石油施設の状況について「9月末には日量1100万バレルの生産能力を回復する」と述べた。攻撃前の供給体制に早期に復帰するとの認識を示したものだ。
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49918440Y9A910C1000000/
かなり危険な状況に追い込まれたと思われましたが、貯めておいた原油を使うことによって難を逃れたという感じでしょうかね。
これから戦争が起きてしまうのか!?
これらを理由に戦争が起きるかも、という懸念がありますが、僕が思うに
戦争は起こりません
なぜこんな楽観視してられるのか?
ゲームや映画の世界で起きるような出来事が実際に起きてヤバい!と思われがちですが、大丈夫です。なぜなら
戦争をするメリットが無いからです
アメリカとしてはイランとガチで大規模戦争をする意味があるのかと言われると、無いんですよね。
確かにアメリカは以前イラクと戦争をしていました。ただあの戦争はテロ行為に対する報復というのも影響していましたし、結果的にめちゃめちゃ失敗だったなんて言われています。ですが今回のイランとの対立による戦争は望まれていません。
戦争は基本的に景気が悪いと起こるんです。景気が良い状態のアメリカがわざわざイランと戦争をする必要があるのかと考えてみましょう。景気の側面から見ると、必要無いですよね。黒幕だって不明確ですし。
ここで思い出されるのは北朝鮮とアメリカの対立です。北朝鮮が核実験(水爆だったかな?)をしてアメリカと緊張状態になり、戦争か!?なんて状況に陥っていました。僕のYouTubeでも取り上げたかと思います。
でも結局あの時も戦争は起きませんでした。
これはアメリカ側としては北朝鮮と戦争するメリットがまったくないからです。同じ様な理由がイランにも当てはまると思います。なので戦争は起きないと思います。
サウジアラビアの石油施設が攻撃された経緯
このサウジアラビアの石油施設が攻撃された経緯なのですが、まずは原油価格を見てみましょう。
中東にある産油国との関係
ここ最近、原油価格は下がっていました。
中東には産油国はたくさんあります。クウェート・イラク・イラン・サウジアラビア・アラブ首長国連邦などなど…色々な国がありますが、彼らは基本的に油田で生計を立てています。
それも石油を掘り当てて石油王になった、なんて話は実は100年ほどの前からの歴史なのです。そんな昔から大金持ちだったというわけではありません。
そんな産油国ですが、彼らはめちゃくちゃ仲が悪いです。
同業他社ってのは基本的に仲が悪いです。
例を挙げますと、先にあったコンビニの隣にもう1つ別のコンビニが開店したとします。そうなると元々あったコンビニの売上はかなり落ちてしまいますよね。こうしてお互いの売上を奪い合ってしまうので、仲が悪いことがほとんどです。
サウジアラビアはそんな中でもアメリカとは持ちつ持たれつの関係があり、中東でもかなり大規模な石油施設を持っています。ここを攻撃すると供給量が減り、原油価格が高騰します。
他の国が石油が高く売れる用になるから攻撃した = 同業他国のしわざなのでは…?
なんて図式も考えられてしまうわけですね。もちろんイランの仕業と決まったわけではないですが、産油国のどこかが計画したのではないかな?なんて考えてしまいました。
アメリカの原油に対する考え方
対してアメリカは原油価格を下げたいんです。アメリカは車社会ですしガスを多く使用します。原油が高騰すればそれだけコストが大きくなってしまうので、安いほうが良い。
さらにアメリカにはシエール油田もありますので、これ以上中東と揉めて原油の価格を上げるようなことをする意味は無いんです。
つまりアメリカは基本的には原油価格を下げたい。しかし中東側は上げたい(かも)。この意識の違いがあります。
その意識の違いがあるので、アメリカは戦争を起こすという事は無いんじゃないかなという結論に至りました。
原油価格高騰による影響
今回の一件で原油が高騰しましたが、これがアメリカの政策判断に影響が及ぶのではないかという見方が広がりました。
投資家の間では中長期の原油高が期待インフレ率の押し上げに繋がると見ているようで、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を下げる可能性の予想値は63.5%と15ポイントもの下落を見せました。
原油急上昇でFRB利下げ確率低下 金融市場予想
中東情勢緊迫による原油価格の急上昇で、16日の金融市場では米連邦準備理事会(FRB)の政策判断に影響が及ぶとの見方が広がった。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を0.25%引き下げる確率は63.5%となり、前週末に比べて15ポイント低下した。中長期の原油高が期待インフレ率の押し上げにつながり、政策変更を見送ると予想する投資家が増えたようだ。
ロイター https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49865770X10C19A9000000/
どういうことかというと、原油価格が高騰すると物のコストというのは上昇します。物を運んでいるのは飛行機・船・車両などのガスを使う輸送機です。そのコストが上がればもちろん物のコストも比例して上がります。
そして物価が上昇するということは金利を上げる必要があります。物の値段が高くなり企業の収益が高まる場合、賃金も上がり消費が活性化していきます。
そうなると金融機関はより有利な高い金利を提供し始めます。こうして金利が上がっていくという流れになります。
つまり原油価格が高騰したから、金利は下げなくてもいいという考え方になるのでは…?という懸念が出たということですね。
今夜(18日夜)に米連邦公開市場委員会(FOMC)があります。ここでおそらく利下げはされるでしょう。ここは市場予想が60%台になったとはいえ、行われると見て良いと思います。
しかし問題はその後のFRBパウエル議長の発言です。
もしこの原油価格高騰により今後の利下げに対してネガティブな発言をされたとすると、利下げ期待が後退したということで株価に大きく影響が出る可能性があります。
そしてやっぱりアノ人です。トランプ大統領。
もしこの利下げ期待が後退した場合、間違いなくトランプちゃんは暴れるでしょう。
毎度おなじみのトランプ暴走劇場なんですが、前回は中国との貿易関税を激化させましたね。今回も大統領Twitterリスク発動がかなり懸念されます。
しかしなんだかんだ言いながら、トランプ大統領の目論見通りになっていることは否めません。
金利は下がって、ドルの価値は下がって、株価も上昇しています。ダウ工業株30種平均(NYダウ)に関しては最高値を更新する勢いです。
こうして株高になってくるとトランプちゃんが暴れ始めるから非常に危険な状態になってきたんじゃないかなと予想しています。今夜はマジで気をつけましょう。
今回の株価下落による僕の投資経過
そんな中、僕は株が下落したところで少し買いました。
しかし先述したFOMC後の色々が怖いので、なんとかFOMC前には手仕舞いしておこうかと考えています。
前にも言いましたが、暴落時は一旦様子見して余力を残しておく!そして落ち着いたら買う!これに尽きます。
確実に投資家として成長している事を実感してきました。トランプ大統領の行動も読めるようになってきた。
そしてどんな暴落が来ても耐えられる様に余力を残しています。暴落かかってこいや!
リーマン級の暴落が来たら流石に耐えられませんけどね…
いずれにしてもトランプリスクは買いです!暴落が来たら落ち着いてから買い!ここで勝負だ!
これを繰り返して今年なんとかしてプラスに持っていけたらいいなぁ…
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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