トラリピのハーフ&ハーフって?設定のポイント

ハーフ&ハーフってなに?トラリピでどうやって運用するの?

何が起きるかわからないFXでは、広いレンジ幅を最小の証拠金でカバーする設定方法で「ハーフ&ハーフ」という戦略があります。
今回はハーフ&ハーフの仕組みとメリット・デメリットについて、学んでいきましょう。

ハーフ&ハーフは中級者以上向けと言われていますが、初心者の人でも内容は知っておくと、今後の役に立つはずです。
ぜひ最後まで読んで、トラリピの運用を詳しく理解しておきましょう。


ハーフ&ハーフは、FX自動売買で人気の設定!
仕組みを理解して、自分なりのハーフ&ハーフ設定を作ってみてくださいね!


トラリピのハーフ&ハーフって?

トラリピのハーフ&ハーフ

トラリピのハーフ&ハーフとは、レンジ幅の上半分を売りトラリピ・下半分を買いトラリピで設定して、レンジ幅をちょうど2分するように仕掛ける戦略のことを言います。

以前の記事でも説明した通り、トラリピはスワップポイントがプラスに貰える片方向で仕掛けるのが基本です。
例えば米ドル円なら、買い方向のポジションを持っておけば、スワップポイントが毎日貰えます。

しかし片方向のみだと、広いレンジ幅をカバーするには多額の証拠金が必要になるデメリットがあります
そんな時はハーフ&ハーフで同じレンジ幅に仕掛けることで、必要な証拠金を抑えて同じレンジ幅をカバーすることができるわけですね。

スワップポイント:
金利差調整分」とも呼ばれ、2カ国間の金利差によって発生する利益です(※逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップポイントの支払いが発生します)

【米ドル円】すべて買いポジションで運用する場合

例えば、米ドル円を100〜120円までカバーする設定を仕掛けたとします。
ちょうどレンジの1番下である、米ドル円が100円になった時の必要証拠金は、862,220円です。

  • 通貨ペア:米ドル円 買い
  • レンジ幅:100〜120円
  • 注文数;60本(値幅0.338円)
米ドル円買い注文(100〜120円)

【米ドル円】ハーフ&ハーフで運用する場合

トラリピの、「買い/売り両方のポジションを持つと証拠金はどちらか一方のみで良い」という性質を活かして、買い/売りでちょうど半分ずつ仕掛けたとしましょう。

トラリピでは買い売り両方を同時に設定できませんので、設定は1つずつ仕掛けます。
証拠金は買い・売りのどちらか多い方で済むため、片方向の設定のみの証拠金に抑えられます。

注文本数が半分になっていますので、ちょうどレンジの1番下である米ドル円が100円になった時の必要証拠金は、275,640円です。
一方向のみで仕掛けた場合と比べて、証拠金は半分以下で済む計算です。

  • 通貨ペア:米ドル円 買い/売り
  • レンジ幅:100〜110円/110〜120円
  • 注文数;30本(値幅0.344円) / 30本(値幅0.344円)
米ドル円買い注文(100〜110円)

売りと買いのトラリピを1つずつ仕掛けて同じレンジをカバーしつつ、必要証拠金を抑えるモデルってことか!


ハーフ&ハーフのデメリット

ハーフ&ハーフは確かに証拠金が抑えられて有効な注文方法ですが、実際に運用するには課題があります。
デメリットは以下2つ。

レンジ幅の上下どちらを外れても損失になる

まずはレンジ幅を広くカバーしておかないと、上下のどちらにレンジが外れてしまっても損失になること。
買い・売りの両方で仕掛ける性質上、どちらでレンジが抜けても買い・売りのどちらかで損失になってしまいます。

必然的にハーフ&ハーフでは、広いレンジ幅をカバーしなくてはいけないことになりますね。
上下どちらでもレンジ幅を抜けないように、予想が難しくなります。

中央値の予測が難しい

ハーフ&ハーフの設定の肝となる中央値の設定によってハーフ&ハーフの収益率が変わる、と言っても過言ではありません。

中央値が高すぎても必要な証拠金が増えますし、中央値が低すぎてもマイナススワップのポジションを長期的に持つことになります。

よくある例だと、過去5年のチャートか過去10年のチャートから、ハーフ&ハーフの中央値を算出するのが一般的な例かと思います。
過去10年だとリーマンショックも含まれて振れ幅が大きくなりますので、最近のボラティリティ(値動き)が少ない相場には向かないかもしれません。

今の相場と合っている設定なら、5年以内の値動きを参考にするといいと思います。
中央値は、ぜひご自身で設定を考えてみてくださいね。


ハーフ&ハーフは証拠金を抑える中級者以上向けの技!
チャートを見ても何が何だかわからない人は、プラススワップの片方向設定にしておいてくださいね


基本的にはスワップポイントがプラスの方向で運用する

ハーフ&ハーフで設定すると買い・売り両方を仕掛けることになりますので、マイナススワップの発生する方向でも仕掛けることになります。

マイナススワップが発生するポジションをずっと持っていると、かなり痛い!

例えば米ドル円のスワップポイントは、買い:1円 売り:-99円(2020年7月時点)となっていて、マイナススワップの大きさはなんと99倍!

マイナススワップをまともに喰らっていたら、利益があっという間になくなってしまうので、なるべくマイナススワップのポジションは短期決着をつけてしまいたいですね。

例えば米ドル円で言うと、買いポジションがプラススワップになるので、ハーフ&ハーフで運用するなら中央値はなるべく高めにして、買いポジションで運用します。
一時的に高値圏になった時に売りポジションが作動するくらいが、運用としてはちょうどいいのではないかと思います。

トラリピ1クリックでもハーフ&ハーフの設定が出ることもある

トラリピ1クリック:米ドル/円長期買い(2020/06)

例えば2020年6月のトラリピ1クリックでは、100〜110円の買いポジションのロジックがありましたので、米ドル円の110円を中央値の例としました。

米ドル円の5年くらいの値動きを見ると、110円を超えている期間は数ヶ月で終わっています
米ドル円で110円を中央値でハーフ&ハーフを仕掛けていても、マイナススワップのポジションも長くても3〜4ヶ月で決済できていることになります。

トラリピ1クリックでもハーフ&ハーフのモデルが出ることもありますので、気になった人は設定を見てみてください。


トラリピでハーフ&ハーフを使えば、戦略の幅が広がるお!

レンジ幅と中央値を予想して、自分なりのハーフ&ハーフ設定を作ってみてね!


ハーフ&ハーフを使いこなして、戦略の幅を広げよう!

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