移動平均線の種類やそれぞれの性質について!


以前は移動平均線の概要部分を説明しましたが、
今回は、移動平均線の種類、それぞれの移動平均線の弱点について説明していきます!
前回の記事は下にリンクを貼っておきますね


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SMA(単純移動平均線)

図1:SMA(単純移動平均線) 米ドル/日本円 1時間足チャート(TradingView)

単純移動平均線は前回説明した通り、一定期間の終値を平均化して線で表したもので多くの投資家やトレーダーの間で愛されているテクニカル指標です。

終値を平均化した平均価格を使用することで日中の大きな変動に左右されることなく、現在の相場のトレンドが上昇しているのか下落しているのか判断することができます。

SMA(単純移動平均線)の弱点について

トレンド判断ができると一言で済ませてしまうと凄く便利に思えてしまいますが、実は弱点があります。

遅効性

移動平均線は、大局的なトレンドを把握するのには優れていますが、相場自体のトレンドには遅れる傾向があり、設定している期間が長ければ長いほどその傾向は強まります。

相場がその時点で暴落や急騰をしても移動平均線の傾きは、それほど急変しないのです。

この傾向は、特に単純移動平均線では顕著に現れます。

相場自体のトレンドはすでに転換しているのに、単純移動平均線がトレンド反転のシグナルを発するまでに時間がかかります。

これが遅効性と呼ばれる弱点です。

重要度(ウェイト)

単純移動平均線は、期間中の価格をすべて平等に扱ってしまっていることも弱点の1つと言えます。

相場は日々新たな材料や市場参加者の心理を織り込みながらレートを形成しています。

当日のレートと過去のレートを平均化してしまっては、その時に起きていた重要な材料なども平等に捉えられてしまいます。

例えばSMA200(直近のローソク足を含めた200本分の単純移動平均線)なら、直近終値と199本前の終値では現在の相場に対する重要度は変わってくるのではないか?という考え方です。

WMA(加重移動平均線)

図2:WMA(加重移動平均線) 米ドル/日本円 1時間足チャート(TradingView)

単純移動平均線の弱点とされる、遅効性とウェイトの問題を軽減させるものとして、海外の投資家やトレーダーを中心に愛用されているのが“加重移動平均線Weighted Moving Average)”通称、WMAと呼ばれるものです。

WMAは、一定期間の価格を過去になるほど低く、直近になるほど高く評価して算出した移動平均線です。

これはどういうことかというと、過去のレートを軽視して、直近の値動きを重視している(ウェイトを置いている)ということです。

直近の値動きを重視しているので、素早く反応する利点を活かした短期トレード向けの移動平均線です。

WMA(加重移動平均線)の弱点

しかしWMA(加重移動平均線)にも弱点があります。

ダマシが多い

WMAは、直近の値動きにウェイトを置いている分、過去のレートを軽視しています。

例えば、今から99本前のローソク足に急騰や急落があったとします。

その値動きは、直近のローソク足1本では平等に100WMAではウェイトを低くして扱われます。

しかし、次のローソク足が出れば100本前の終値になるので、設定期間から外れます。

つまり、過去の価格を盛り込んでいないためダマシが多いといえます。

EMA(指数平滑移動平均線)

図3:EMA(指数平滑移動平均線) 米ドル/日本円 1時間足チャート(TradingView)

EMAは、WMAの弱点をさらに補った“指数平滑移動平均線Exponential Moving Average)”と呼ばれる移動平均線です。

WMAのように、直近のレートにウェイトを置いていますが、期間外の価格のウェイトもほぼゼロにはしない、ある程度の影響を残す方法で算出されます。

EMAは、SMAよりも相場のトレンドに早く反応し、WMAよりも比較的動きが滑らかでダマシが少ないと考えられています。

EMA(指数平滑移動平均線)の弱点

そしてEMA(指数移動平均線)にも弱点があります。それはやっぱり

ダマシが多い

EMAはWMAよりも比較的滑らかでダマシが少ないとはいえ、やはり直近のレートにウェイトを置いているので、動きに敏感に反応する分ダマシも多くなってきます。

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様々な移動平均線の長所を活かして、相場を分析しよう!


どのテクニカル指標でも、これを使うのが正解!というものはないんだ。

検証や実践でしっくりくるものがあればそれを使って自分を有利な状況に導いていこう!


※記事中のチャートツールはtradingview.comを活用しています

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