今回は前回の続き、新規失業保険申請件数について説明していきます!
こちらの経済指標もかなーり重要なので、FXビギナーズの人たちはぜひ読んでいってね!
前回のADP雇用統計に関する記事はこちらからどうぞ
経済指標:新規失業保険申請件数とは?
新規失業保険申請件数は、米労働省雇用訓練局(ETA)が給与に関する業務を扱う州事務所の報告を受けて作成し、全米で前の週に失業保険の給付を初めて申請した人数を示すデータを発表する経済指標です。
正式名称は“Initial Jobless Claims”といい、日本でも“イニシャルクレイム”と言ったりしますが、“失業保険新規申請件数”のほうが通じます。
失業者が増加すると失業保険の給付を申請する人は増え、失業者が減少すれば申請者は減ります。そのため、雇用の状況を把握する上で高い注目を集める経済指標がこの失業保険新規申請件数です。
特に、米雇用統計の調査週である毎月12日を含む週の結果は、米雇用統計の結果を予測する上でも超重要と位置づけられています!
ただし、失業保険を申請できる人の割合は失業者全体の半数以下とも言われているため、実際の失業者数はデータよりもずっと多いと考える必要があります。
新規失業保険申請件数の経済指標発表時間は、夏時間の場合は毎週木曜日の21時30分、冬時間の場合は毎週木曜日の22時30分です。
経済指標:新規失業保険申請件数の特徴
前週分のデータという速報性の高さはあるものの、翌週にほぼ100%数値が改定されます。
週によって結果が大きくブレるという特徴もあります。気温や天候、カレンダーの並びなどといった季節変動要因の調整(季節調整)が施されているものの、調整した以上に件数のブレが大きくなることは頻繁にあります。
過去4週間の結果を用いた4週平均などを使う方法が、中長期的な推移を見極める分析手法として取り入れられています。
さらに新規失業保険申請件数は、景気の動きに敏感に反応する指標としても知られています。
具体的には、景気のピークや底をつける2~3カ月前に、新規失業保険申請件数のトレンドが変わっていることが確認されています。そこから、新規失業保険申請件数が増加傾向に転じたときは好景気の終わり、減少傾向に転じたときは不況の終わりが近いと予測することができると考えられています。
経済指標:新規失業保険申請件数のまとめ!
新規失業保険申請件数もADP雇用統計に負けないくらい米雇用統計に関わる大事な指標の1つです。
特に、米雇用統計の調査週である毎月12日を含む週の結果は、米雇用統計の結果を予測する上でも超重要と位置づけられているので、しっかりチェックしておきましょう!
以下に新規失業保険申請件数の経済指標発表の発表日と発表時間をまとめました!
【新規失業保険申請件数の経済指標発表日時】
◆経済指標発表日
毎週木曜日 (※ 毎月12日を含む週の木曜日は特に重要!)
◆経済指標発表時間
・夏時間の場合
21時30分
・冬時間の場合
22時30分
失業保険申請件数はADP雇用統計に比べると少し重要度は劣るかもしれませんが、それでも米国の景気を測るために重要な指標であることは間違いありません。
情報を制するものは真のFXウォーリアに近づくと言っても過言ではありませんよ!
ブレが大きいのと頻繁に改定されてしまうことを考えると、参考度は低めかなと個人的には思ってしまうわ
タイミングによってはかなり重要な指標なんだけどな
米雇用統計の前の発表とかは参考にしている人も多いぞい
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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