さて、正しいナンピンとは何か?
やみくもに相場が逆方向に動いた時にポジションの平均価格を下げるためだけに使っていませんか?
今回の記事では正しくナンピンを使う状況や戦略などについて詳しく解説していこうと思います。
ナンピンとは!
ナンピンとは、買った後に価格が下がった場合に更に買い増しをすることにより、平均購入価格を下げることを指します。
売りからの場合も同様に、売った後に価格が上がった場合、更に売り増しをして平均売却価格を上げることもあります。
例えば、ドル円を110円で買った時、その後レートが100円まで下がった場合、ここで同じ数量を買い増しすれば平均購入価格を105円まで下げることが出来ます。
これにより、110円まで戻ってくるのを待つ必要はなく、105円より価格が上昇すれば利益が出るという仕組みです。
更に詳しくは前回解説した記事をどうぞ。
ナンピンの正しい使い方
ナンピンも正しい使い方をすれば協力な武器になります。
ただし、初心者の方が適当に使うのは危険なので事前にしっかりと知識を身に付けておきましょう!
戦略的なナンピン
ナンピンは邪道と説明しましたが、プロでもナンピンをする場合があります。
しかし、これは苦し紛れにナンピンをしている訳ではなく、徹底したリスクコンロトールの元、戦略的に行われるナンピンです。
例えば、米ドル/日本円の通貨ペアで考えてみましょう。
1ドル110円50銭の際に、ドルは上がると考え、ロングポジションを持ちました。損切りは30pipsと決めていたとすると、逆指値で1ドル110円20銭になると損失は出ますがイグジットすることになります。
リスクリワードを2.0と決めていれば60pipsで利益確定です。1ドル111円10銭まで上がるのを待つことになります。
しかし、日本時間の夜になってニューヨーク市場がオープンし、雇用統計の結果がネガティブでした。リスク回避のために一気にドルが売られることになり、あっと言う間に1米ドル110円20銭を割り込みました。
本来であれば自分で決めたルールに従って損切りすべきなのですが、やっぱり戻るのではないかという気持ちになり、損切りをやめてしまったとします。
1ドル110円ちょうどまで下がりました。含み損は50pipsです。これはチャンスだと考え、ロングポジションを買い足します。
すると、1ドル110円50銭まで戻らなくても、半分の1ドル110円25銭まで上がれば、含み損は相殺されることになり、1ドル110円50銭まで戻れば、むしろ利益が出るわけです。
これを成功させるためにはかなりの経験を積み、相場の動きを読むことに長けていなければいけません。
こういったナンピンはベテラントレーダーが使うことのできる高等技術なのです。
長期運用で積立投資する
2つ目の正しい使い方は、“長期運用で積立投資をする”です。
積立なので価格が下がっても淡々と購入するこという意味でナンピンです。
事前にしっかりと戦略を決めた適切なナンピンなので、短期売買で一か八かのナンピンとは全く異なります。
戦略的に積立のナンピンをしていくことで、将来の上昇相場で大きな利益を期待できるのです。
マネースクエアのトラリピでは一定のルールに従って売買しているのでちょっとナンピンとは違うんだけど、長期目線でコツコツ買っていくということを考えたらナンピンするよりもこっちのほうが断然有利だと思うよ。
短期間で結果を出したい人はちょっと向かないけど、積立投資と似たような感覚で使ってみたい人は是非口座開設してみてね。
用法用量守って正しくナンピンをしよう!
現実のお金が動くと人は冷静でいられなくなります。
できるだけ損をしたくないので、損切りできない、ナンピンするという行動に出てしまいます。
特に一度それで損失をカバーできた経験をしてしまうとそれが習慣のようになってしまいます。コツコツ勝ってきても一度の大きな損失のためにトータルで負けるトレーダーになってしまうわけです。
損失が出ても自分で決めたルールを守り、理性を保つことができる人が勝てるトレーダーです!がんばりましょう!
上でもおすすめしたけど、短期でやきもきして損切りが遅れたりナンピンしてしまう人達は、感情に左右されない機械トレードをしてくれる自動売買のトラリピの方がいいかもね。僕も良い成績を出せてるし、おすすめだよ。
投資資金が長期的に拘束されてしまう可能性もあるから、本当に長期で運用する資金を投入できる人は是非検討してみてほしいね。
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
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