リスクが低いことで有名なIPO株式投資。
それでも損をするときはしますし、公募割れによる損失リスクも0ではありません。
ですが、知識があれば公募割れを回避できるのも事実です。できることなら損失機会を減らし、IPO株式投資の勝率を上げたいですよね。
そこで今回は、公募割れしやすいIPO銘柄の特徴についてまとめてみました。
特徴を押さえれば公募割れするIPO株を購入しなくなり、利益を得られる銘柄を選択できるはずです。
ぜひこの記事を参考に、IPO株式投資の勝率を上げていきましょう。
今回は公募割れしやすいIPO銘柄の特徴をまとめてみたお。
特徴がわかれば損失機会も減らせるはず。
キミもこの記事を読んで、IPO株式投資の勝率を高めるのだ。
公募割れするIPO銘柄の特徴
さっそくですが、公募割れしやすいIPO銘柄の特徴をリストアップしてみました。
- 公募価格が仮条件の上限額ではない
- 上場市場が新興市場ではない
- 大型上場銘柄
- 再上場銘柄
それぞれの特徴を深掘りし、解説していきたいと思います。
公募価格が仮条件の上限額ではない
IPO株の公募価格(購入価格)を決めるにあたって、抽選(ブックビルディング方式)がおこなわれます。
仮条件の上限額でない場合の例がこちら。
たとえば、1000円~1500円の間で何株買うか?がA社の仮条件だとします。
そういった場合1000円で100株(単元株)の購入を希望する人もいれば、1500円で200株の購入をしたい方もいるでしょう。
最終的にA社のIPO株の需要がわかり、公募価格が1300円に決まりました。
上記の例が仮条件の上限額ではない場合にあたります。
この場合の上限額は1500円なので、公募価格が1500円で決まらないと、公募割れしやすいと判断できるのです。
人気のないIPO銘柄は初値が大した値段にならないからなんですね。
実際に抽選に参加して当選した時に、公募価格が仮条件の上限でないなら辞退するのがおすすめです!
抽選の参加方法やIPO株式投資の一連の流れを知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
「せっかく当選したんだから!」と熱くなる気持ちはわかりますが、資産が減る可能性を考えると諦める心も大切でしょう。
上場市場が新興市場ではない
新興市場とは、新興企業(ベンチャー企業)が多く上場している市場のことをいいます。
JASDAQや東証マザーズが代表的な新興市場です。
こういった新興市場に上場すると、成長企業といったイメージが強くなり、注目度もグンと上がります。
逆に東証一部や2部に上場してしまうと、老舗企業や成熟した企業といったイメージが付き、初値にはマイナス要因になるのです。
一つ前の段落でもご説明した通り、IPO銘柄は人気や注目が高まることで初値が公募価格を上回る傾向にあります。
以上のことから、上場市場が新興市場でない場合は要注意と覚えておきましょう。
人気のIPO銘柄はかなり当選しにくいですが、当たった場合は全力で挑むのがおすすめですよ!
とりあえず人気のIPO銘柄なら間違いないってことかお?
そうとも限らないから、この後紹介する内容もきちんと読んでくれよな
人気の高いIPO銘柄でも損失リスクがあることを紹介していくよ
大型上場銘柄
上場規模が大きいのも懸念材料の一つです。
IPOでは資金調達のために、株式の発行や既存の株主による株の売り出しが行われます。
こういった株式の発行や売り出しの株数が多く、時価総額が数千億超えるような銘柄が大型上場銘柄です。
大型上場銘柄は株の発行や売り出しが多いので、購入しやすくなってしまいます。
そうなると株価上昇を阻害してしまうのです。
有名な大型上場銘柄の例として、ソフトバンクのデータをご紹介します。
ソフトバンクの公募価格は1500円でした。
最低購入額は1500円×100株(単元株)の15万円となります。
そして上場した後についた初値は、なんと1463円。
1463円×100株=146300円なので、15万から差し引いた金額である3700円が損失額となりました。
以上のことから、人気や注目されている銘柄でも損失リスクはあるということがわかります。
ソフトバンクの場合は上場前に通信障害を起こしたりと、マイナス要因が発生したために公募割れしたそうです。
勝てると見込んだ銘柄でも、思いもよらぬ事態により損失する可能性があることを覚えておきましょう。
再上場銘柄
再上場銘柄とは、名前の通り過去に上場廃止になった企業が再び上場することをいいます。
一度上場した銘柄が2度目の上場をするのは凄いことですが、目新しさのなさから不人気の銘柄になりやすいです。
そうなると初値にも期待できないので、公募割れリスクの要因になってきます。
余程の注目を集めるような再上場なら別ですが、基本的には再上場銘柄には期待できないと覚えておいてくださいね!
まとめ
今回は公募割れしやすいIPO銘柄についてまとめてみました。
基本的にローリスク・ハイリターンで人気の高いIPOですが、なんでもかんでも購入すれば良いというわけではありません。
今回ご紹介した内容を参考に、公募割れによる損失機会を限りなく0にしていきましょう。
どんどん勝率をあげて、IPO株式投資を楽しんでみてくださいね!
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