2021年3月に行われた日銀の金融政策決定会合で、
新たな付利制度を導入することを発表しましたよね。
長期金利の変動幅も±0.25%になったサプライズもあったし、
そんな追加緩和に関するニュースが出たので、今回はそれについてお話していきます。
3月の金融政策決定会合についてはこちら
新たな付利制度が長期金利の引き下げの手段に!
2021年3月の金融政策決定会合で発表された金融緩和の点検を踏まえた“貸付促進付利制度”について、黒田日銀総裁は、長期金利の引き下げという追加緩和手段の実用性を高めるという認識をオンライン講演で発言しました。
新たな付利制度導入、追加利下げの実効性高める-黒田日銀総裁
日本銀行の黒田東彦総裁は30日、今月の金融政策決定会合で決めた新たな付利制度の導入が、長短金利の引き下げという追加緩和手段の実効性を高めるとの認識を示した。オンライン形式で行われた講演で述べた。
黒田総裁は、金融緩和策の点検を踏まえた「貸出促進付利制度」について、「金融仲介機能への影響に配慮しつつ、躊躇(ちゅうちょ)なく、機動的に長短金利の引き下げを行うための仕組みだ」と説明した。
貸付促進付利制度については、以下の通りです。
コロナオペ等の貸出増加を支援する資金供給制度をⅠ~Ⅲにカテゴライズし、その利用額に相当する日銀当座預金に対して短期政策金利と連動した付利を行い、マイナス金利の影響を緩和するというものです。
市場影響はなかったが、さらなる金融緩和の姿勢を強調
この発言を受けて、金融政策決定会合の会見時にもあった内容だったので市場影響はありませんでしたが、日銀金融政策決定会合で見せた緩和姿勢をさらに強調するような発言が結構多かった印象です。
発言の内容は、
市場が追加利下げは困難との見方に対して、金融機関の貸し出しの状況に応じて一定程度和らげることが可能と指摘する一面や、今回の政策修正によって金融緩和の枠組みが一段と強化され、これまで以上に金融緩和が推進できる。
といったものでした。
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果たして今後長期金利の引き下げは行われるのか!?
このニュースを受けて、黒田日銀総裁の追加緩和の姿勢をさらに強調するような発言と取れたので、追加緩和の手段として今後の日本の長期金利は引き下げられるのか、興味深いところではあります。
世界中では、新型コロナウイルスの影響を受けて金融緩和を行い長期金利が上昇している国が多く、特にアメリカの10年国債利回りが急上昇しているうえに、アメリカの金融緩和の出口戦略(テーパリング)の話題など、アメリカのことについ目が行きがちになります。
アメリカのニュースに比べたら霞んでしまう日本のニュースですが、金融政策決定会合で決定した長期金利の変動幅を拡大したニュースのように多少なりとも値動きすることもありますので、甘く見ずにしっかり動向を追っていきたいですね。
いま、投資界隈ではアメリカのテーパリングで話が持ちきりだよね・・・
長期金利もめちゃくちゃ上がってるし、米ドル/日本円なんて110円を超えてきた・・・
かといって、日本の発言は相場にあまり影響がないからといって、
目を背けるのは良くないと思うぞ。動くことだってあり得るんだし、
一応確認しておいたほうがいいかもしれないね。
にしても、長期金利の変動幅を拡大したサプライズが出たときは
急に米ドル/日本円が動いたから焦ったよ・・・
ほんとだよね、あんなこといったけど、
ぶっちゃけ僕も日銀だからどうせ動かないって思ってたし。
まさかあんなに値動きするとは思わなかったよ。
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