どうもJINです。引き続き「米国株決算結果から見るワイの買い時分析」シリーズとして、アメリカの航空会社大手アメリカン航空の2022年第1四半期決算分析をお届けしたいと思います
ワイも株を持っているので是非頑張ってほしい航空会社です!
思い入れとかそういうの全く感じさせない、シンプルにホルダーだから応援するその姿勢は嫌いじゃないけどなんだかなぁ・・・w
アメリカン航空って?
まずは企業の概要から紹介しましょう。
ワイが株式投資でメインで使っているSBI証券によると以下の通り。
アメリカン・エアラインズ・グループ(American Airlines Group Inc)は、ネットワーク航空会社の運営、旅客及び貨物の定期航空輸送を提供することを主要な事業活動とする持株会社である。【事業内容】旅客及び貨物の航空輸送を提供するアメリカンセグメントを運営する。
引用:SBI証券企業情報ページ
米国4大航空会社のうちの1つであるアメリカン航空は、その名の通り主にアメリカで旅客機をメインに事業を展開する航空会社です。
4大航空会社の他3つは先日紹介したユナイテッド航空、そしてサウスウエスト航空とデルタ航空です。
航空連合はワンワールドに所属しており、日本ではJALが所属しているアライアンスになります。
ユナイテッド航空の決算分析はこちらをどうぞ
https://jinfxblog.com/archives/25348
ユナイテッド航空と似たような感じだからあんまり説明すること無いわ。アメリカの航空会社ですンゴ
早速決算予想と結果を見てみましょうか
アメリカン航空の決算
それではアメリカン航空の2022年第1四半期決算予想と2022年4月21日に発表された結果を見ていきましょう。
ちなみに以下表記のBはビリオン(10億)、Mはミリオン(100万)です。
2022年第1四半期決算予想
予想は以下の通りでした。(ヤフーファイナンスの予想平均値(コンセンサス)から取得)
- 売上高予想:$8.83B(88.3億ドル)(low $8.73B – high $8.89)
- EPS予想:$-2.4(low $-2.65 – high $-2.25)
2022年第1四半期決算結果
結果は以下の通り。
- 売上高結果:$8.899B(88.99億ドル) 予想より良い
前年同期:$4.008B(40.08億ドル)で今年は122%増加 - 純利益:$-1,638M(-16.38億ドル)
前年同期:$-1,25M(12.5億ドル)で今年は31%悪化 - EPS結果:$-2.32 予想より良い
前年同期:$-4.32で今年は86.2%改善
というわけで今期の売り上げとEPSは予想を上回りました。通年事業見通し(ガイダンス)では次の四半期決算では黒字化を見込んでいるという強気な見通しと国内出張や海外旅行などの乗客数の上昇による確かな回復が見られるという点がポイントでしょう。
やはり新型コロナウイルスの影響が弱まってきており、世界経済の正常化に向けた動きは活発化しています。この勢いで旅行需要は更に伸びていくことが期待できるかもしれません。
ええやん!純利益こそ悪い数値だけど売り上げ増加してるし仕事増えてきてる感あるな!!!
Q2で黒字ってマジかよ?そんなにうまくいくかなあ・・・
アメリカン航空の今後はどう?
ユナイテッド航空の時と似たような見通しになってしまいますが、売り上げなどいろいろな決算の数値だけを加味するとアメリカン航空の方が強そうな印象ではあります。
とはいえもともとの企業価値のようなものも考えてみると、そうとも言い難いのが難点です。
(というのも2013年頃からの株価の推移を見比べるとユナイテッド航空の方が長期的に見て右肩上がりのチャートのため。のちほど解説します)
とにかく強調しているのは、第2四半期の業績は改善される、という点。これがもし本当なら、次の決算で株価上昇が見込める可能性もあるでしょう。
アメリカンなど米航空株が上昇、企業の利用や国際便の渡航が回復
21日の米株式市場で、アメリカン航空グループなど航空株が大幅高。同社は企業による利用や国際便の渡航が回復しつつあり、4-6月(第2四半期)は黒字を見込んでいると明らかにした。
参考:Bloomberg
長期的に見てもやはり渡航需要は戻ってくるはずです。アフターコロナ銘柄としてポートフォリオの1つに組み込むのは、選択肢としては悪くないように思います。
アメリカン航空は特に株価も安いですし、買いが入りやすいとも考えられるかもしれませんね。
ちなみにSBI証券の米国株で取引できますよ。今のうちに口座開設してチェックしておきましょう。
アメリカン航空の現在のチャート
そんなアメリカン航空の1年間の株価推移をチャートで見てみましょう。
コロナだから仕方がないね、と言えるようなチャートですね。3月のウクライナ侵攻ショックを起点にトレンドが転換したようにも見て取れます。
あの瞬間、コロナウイルスの話題は薄くなり、コロナの驚異はここまでだと判断した人も少なくなかったでしょうね。
次に5年間のチャートも見てみましょう。
コロナショック時の急落から見ると半値は戻した形ですね。しかしコロナ以前のチャート形状的には少し不安が残るような下落トレンドです。
実はチャートをもっと広げてみると、同社は2013年にUSエアウェイズと合併したという過去があります。それゆえに株価のチャートは2013年の年末からのデータとなっているんですが・・・これがまたちょっと伸びがイマイチなチャート形状。
先述しましたが、チャートで見る限りあまり順調に株価を伸ばせてこれなかった企業なのかなという印象を受けてしまいますので、企業価値という点で見ると競合他社の方が選択肢に入ってきてしまうというのも否めません。
アメリカン航空まとめ
いかがでしたか?
コロナ前の状況を加味すると、長期的に保有してもそこまで利益が見込める銘柄ではないのかもしれません。
もし利益を取りに行くにしても、押し目が来たら買って、ある程度短期的に上昇したところで利食いしてしまうのが良いかなと思います。
総合的に考えると、あまり積極的に買いに行きたい銘柄では無いかもしれませんね。
是非参考にしてみて下さい。
おい!オメェこのワイが持ってる銘柄になんでそんなケチつけてんだ!もっと応援してくれてもいいだろうが!
応援して株価が上がるなら世界の投資家はみんな応援スキルを磨くでしょうよ…
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
コメント