Google(アルファベット)が決算をミスるも時間外で上昇!どして?【現物株分析】

やあこんにちはJINです。株式分割をしていまホットなGoogle(アルファベット)が第2四半期決算を発表したよ。市場の思惑と今後について分析していこうと思いますので良かったら見ていってくれよな

 

決算書を見ればどんな企業も丸裸さ!さて!内容を教えてくれ!

自分で読むんじゃないんですねそこは…

目次

アルファベット(Google)が株式を分割。他社の決算を受けて下落

まずは直近の動きについて。Googleが株式分割をした件とSNAPについてです。

以前記事でも取り上げましたので分割の詳細については過去記事を見てもらうとして、Googleは予定通り7月半ばに株式分割を実施しました。

https://jinfxblog.com/archives/25721

その後、個人投資家などの買いが入ったのか、反発してきたかに見えたのですが…スナップチャットを運営する$SNAPの第2四半期決算が予想を下回り、決算結果自体もあまり良くなかったことからMeta(Facebook)やGoogleも釣られて下落しました。

スナップ4-6月売上高が予想下回る、広告業界低迷で-株価急落

写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが発表した4-6月(第2四半期)決算で売上高がアナリスト予想を下回った。広告支出の大幅な低迷と減少傾向にある広告費の奪い合い激化が影響した。同社の株価は時間外取引で急落し、メタ・プラットフォームズやアルファベットの株価も下げた。

引用:Bloomberg

広告業他社の決算が悪かったため、同じく広告収益を持つMeta(Facebook)やGoogleが売られたってことですね。

このままGoogleも決算が悪くて株価は落ちてしまうのか!?


買おうと思ってたんだけどSNAPのせいで正直あまり買う気が起きなかったわ

肝心の決算結果はどうだったのか見ていきましょう

アルファベット(Google)の第2四半期決算

それではアルファベット(Google)の2022年第2四半期決算予想と2022年7月27日に発表された結果を見ていきましょう。
ちなみに以下表記のBはビリオン(10億)、Mはミリオン(100万)です。

2022年第2四半期決算予想

予想は以下の通りでした。(ヤフーファイナンスの予想平均値(コンセンサス)から取得)

  • 売上高予想:$70.04B(700億ドル)(low $68.04B – high $72.06B)
  • EPS予想:$1.31(low $1.13 – high $1.54)
EPSとは?
1株当たりの当期純利益を示すもので、当期純利益を発行株数で割って計算したもの。Earnings Per Shareの略です。

参考:Yahoo!ファイナンス(英語)

2022年第2四半期決算結果

結果は以下の通り。

  • 売上高結果:$69.685B(696.85億ドル)予想と同じぐらい
    前年同期:$61.88B(618.8億ドル)で今年は増加
  • 純利益:$16B(160億ドル)
    前年同期:$18.525B(185.25億ドル)で今年は減少
  • EPS結果:$1.21 予想より悪い
    前年同期:$1.36で今年は悪化

参考:Alphabet

というわけで決算結果はご覧のとおりでした。純利益とEPSは去年より悪く、パッとしない印象でした。SNAPの件もありますし、悪かった、という報道については、やっぱりなという印象でした。

しかし米国市場の引け後、アフターマーケットでGoogleは上昇。実に5%ほどの反発を見せています。

何故、アフターで上昇したのでしょうか?


なんでなんで!?どして!?早く教えて!

大きな数字ではなく、細かい内容を見ていくことが大事ですね。詳しく見ていきましょう

広告業の売上高は増加傾向が好感されたか

今回の決算で特に注目したい部分は細かい事業別の売上高。特に検索関連とクラウド事業は良い伸びを見せています。

  • 検索および関連事業 : 406.89億ドル(前年同期比、約13.5%増加)
  • YouTube広告 : 73.4億ドル(前年同期比、約4.8%増加)
  • ネット広告 : 82.59億ドル(前年同期比、約8.7%増加)
  • クラウド系 : 62.76億ドル(前年同期比、約35.6%増加)

前年同期比で悪かった事業と言えばその他の事業ぐらいです。他は軒並み好調の様子。

これが何を意味するかと言えば、やはり広告出稿が回復の兆しを見せているということでしょうか。企業が広告を以前の様に出し始めているという事の現れかもしれません。

アルファベット社のルースぽラット最高財務責任者(CFO)は資料内で「広告主支出の幅広い力強さを反映したもの」と語っています。

今後のGoogle広告業には期待が持てそう、ということで株価に買いが入ったものかと思われます。

アナリスト予想はどう考えるべきか?

アナリストの予想平均値よりも実際の決算結果が悪かった影響で決算ミス!と報道されました。自分もヘッドラインを見た時は、やっぱりGoogleも駄目だったか・・・と思っていました。

しかし蓋を開けてみれば内容は良く、しっかり株価にも反映され、今後を期待しても良さそう…と思える決算でした。

アナリストの予想よりも決算書の方に重きを置いて今後の株価推移を考えていくことを大事にしたいと思わされた今回の決算発表でした。

全体像よりもその会社の柱となる事業を細かく見て判断していきたいですね。

ちなみにSBI証券の米国株で取引できますよ。まだ口座開設していない人は下のバナーから口座開設して株価をチェックしておきましょう。

アルファベット(Google)の現在のチャート

そんなアルファベット(Google)の1年間の株価推移をチャートで見てみましょう。

年間を通してみると安値圏にいますね。しかしもっと長期で見ると下落トレンドの最中とも見て取れます。

FRBの金融緩和の引き締めや利上げの影響もあって今年の米国株式市場は軟調の状況が続いています。まだまだ利上げ局面が続きそうです。

そんな中で買っていって良いのか?最後にまとめていきたいと思います。

まとめ:結局どうなの?買いなの?

いかがでしたか?

Googleの決算はGAFAMということもあって注目度が高い銘柄ですよね。当ブログとしても極力拾っていきたいと考えております。

買い場かどうかと言われると正直微妙なラインです。米国株式市場はまだ底を打ったとは言えない状況ですし、引き続きインフレを退治するかしないかという議論を続けている事を考えると、買い時は今じゃないのかもしれません。

とは言え長期目線ではドルコスト平均法でコツコツ拾って行けるような状況にはなってきたかなと考えています。筆者も少しずつ買っていこうかなと思い始めているところですが、自己責任でお願いしますね。

是非参考にしてみて下さい。


ワイのYouTube活動にも影響を及ぼすからつい見てしまうな
今後もしっかり頼むでアルファベットさんよぉ!

参考になったらブログ購読とYouTubeチャンネル登録もよろしくお願いいたします!

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