インフレがマジでヤバい!?Tradingviewを活用してEUの経済状況を見てみたら問題ありすぎた【後編】

やぁ。前回の記事でトレビューの有益な使い方をお伝えしたわけなんだけど、それをベースに見ると欧州がヤバいってことがわかったんだよね。今回はそれを詳しく解説していくよ

 

前回の記事は下においておくから、まだ読んでない人は是非読んでみてくれよな!

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インフレがマジでヤバい!?Tradingviewを活用して各国の経済を読み取る方法【前編】

※記事中のチャートツールはtradingview.comを活用しています

ヨーロッパの経済状況

どーんw 

10.7てw

そりゃ数字では知っていましたが、こうしてビジュアルで見てみると中々壮観でありますw

インフレ率(赤)は遥か彼方の上へ逃げ、その勢いは留まるところを知らず、追うべき政策金利(青)はまだようやくスタートを切ったばかり。

マネーサプライ(M2、黄色)とバランスシート(CBBS、緑色)を追加しました

しかもECBは利上げこそ始めましたが(しかも米国より更に遅く)バランスシート縮小にはなお消極的な姿勢をみせており、来年入ってからまあ渋々始めようかといった態度です。流石にQEは止めているみたいですが。

 

マネーサプライ君も元気にうなぎ昇り。

 

バランスシートとは
バランスシート、BS=貸借対照表のことで、資産と借り入れの状況、つまり財務の状態を表します。よってバランスシートを縮小するということは、資産と負債を全体的に減らす事を指します。
ECBとは
ヨーロッパ中央銀行のこと
マネーサプライとは
マネーサプライ、マネーストック、またはM2とは、市場に出回っている通貨の総量のこと

 

こうした後ろ向きともとれるECBの金融引き締めへの姿勢なのですが、その理由としてどうやらECBは

「アメリカは需要増大(ディマンドプル)によるインフレだけど、EUは供給不足(コストプッシュ)によるインフレだから金融引き締め(QT)は効果ないっしょw」

と、考えているみたいなんですね。

 

コストプッシュインフレに金融引き締め(QT)は効果ないという意見は昔からあり、これに対して個人的には甚だ疑問が残るのですが仮にそうであったとしても、コストプッシュインフレの元凶となっている2月下旬のウクライナ侵攻以前に既にしっかりとインフレは始まっているんですよね。

 

つまり現状として今のEUを襲っているのは、デマンドプル+コストプッシュの相乗効果による未曾有の猛烈なインフレではないのかと思うのです。

 

ただ、プーチンが突然ヒヨってウクライナ問題が解決したならば、コストプッシュ問題が大幅に改善される可能性もまた同時に高まり、QTを回避する為の理由を探しているECBもホッと胸を撫で下ろす事になります。

 

EU諸国のインフレ率を個別に示してみます。

  • FR = フランス
  • ES = スペイン
  • DE = ドイツ
  • IT = イタリア
  • BE = ベルギー
  • NL = オランダ

セーヌ川のほとりではまだカフェを楽しむ余裕がありますが(フランス)、ヴェネチアは既に水没しており(イタリア)チューリップ畑に至っては焼け野原。(オランダ)

 

各国こんなにも差があるのに1つの政策金利でそれぞれのインフレと戦わなければならないここにECBとユーロシステム真の苦悩と困難がある気がしてなりません。

 

EUは一刻も早くその通貨量を減らさなければならず、金利上昇と併せて迅速かつ断固たるQTが必要な状況だと考えます。

その場合対策が先行している米国とこれからとなるEU、現状パリティであるドルとユーロ間に有意な差がついてくる可能性が考えられます。

 

そして緩和を続ける日本、引き締めるEUの対比ならユーロ円を買いで持ちたくなってきます。


ってことはユーロが上昇していくってことでいいんですね!?ドルが買われすぎている今、ドル売りユーロ買いでユロドル爆上げってことでいいんですね!?

貴方にこの話をしたからかわからないけど、本当にユーロドル買いしててちょっとわらいましたわ・・・
でも結局買いかどうかは、この後の話を読んでから決めてくれよな

 

もしユーロドル買うんだったら手数料も安くてスワップ金利も優遇されてるみんなのFXで口座開設してFXトレードしてみてくれよな!
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結局ユーロは買いなのか?

…と、ここまで主に通貨の量にフォーカスして話を展開してきましたが、相場はそう簡単でもないようです。

 

もし自分がユーロ圏に住んでいたとして、金利2%だから資産としてユーロを持っていたいかというと違いますよね?

 

なぜならインフレによりその価値が日々毀損していってるからです。

 

完全に個人的・オレ的実質金利予想

※実質金利は政策金利 – インフレ率で割り出したパーセンテージですが、各国は現状マイナス%になっています

 

ざっくりとした話になりますが、ヨーロッパは政策金利2% – インフレ率10.7%=マイナス8.7%が実質金利となり、「ユーロなんか持っていても損してくんじゃないの?」という考えが生まれ、ユーロ以外の資産に変えたくなってきます。

日本はマイナス金利ですがインフレ率もまた低い為、この観点だと円もひどいがユーロよりはまだマシって事になります。

じゃあ資産を円で持つのか?といえば、そもそもマイナス金利なので却下。ならばせっかくの円安を活かして円買って円建ての資産、例えば不動産もいいけど、ここは割安に見え流動性も高いやっぱ株かな?と、つまり日本株でも物色しようかといった発想に繋がってくるんですね。

 

この観点なら結果的に円は買われ、日本株も上がる方向の話となります。

 


ってことは日本株がこれから来るってことなの!?スーパー日本株マスターの井村さんとKENちゃんにお話を聞かねば!次に上がる株はなんですかね!?

そういう考え方もあるよって事で紹介してるんですよ・・・?投資は自己責任で頼みますね・・・


 

総量が減ってくる事により一粒あたりの価値が高まるユーロ、上記理由により買われる円。

相反する要素(残念ながら他の要素も加わり)によりシーソーのように市場参加者のポジションは、より投資妙味がある方へと流れていきます。

そしてシーソーの傾きはやがて止まり、そこに留まる者、機に先んじようとまた戻ろうとする者、そのまま別のシーソーに乗り換える者、その選択は様々です。

 

経済って複雑ですよね。作用と反作用が常に発生しているカオスみたいです。

チャートの上下動の裏には様々なファンダメンタルズによるバイアスと、同時に人間ならではの思惑、テクニカルが交錯してるんですね。

 

昨今の金融危機は、コロナから人々を救おうと世におカネを爆増させたその反作用としてインフレもまた巨大化し、皮肉にも結果として人々が苦しんでいる姿がチャートに映し出されています。

実に4-50年ぶりに相場に現れたインフレという巨大な敵は謂わば教科書に載っている敵であり、殆どの市場参加者にとって実際に対峙するのは初めてとなります。

そしてその対応については様々な利害関係が複雑に絡み、これまた巨大化した今の金融市場においては昔のような思い切った強硬策が中々執りづらい現状があるのでしょう。

ただ、対応がタカ的であればあるほどインフレは早く倒す事ができ(勿論代償として実体経済はその分のダメージを受け)、ハト的であるほどその逆となる点については投資を行う以上、常に留意が必要です。

 

コロナウイルスは人類にとっての大災厄でありました。
その健康に対する脅威について人類はこれを克服しつつありますが、世界経済に遺した爪痕もまたあまりに深く、これからも予断を許さない状況が続きます。

 

今回利用した指標はたった4種でしたが、それでもチャートは様々な考察を我々に与えてくれます。

インフレやばいやばいと言いつつ、それを数値として知っていたとしても、他に必要な情報を加えて視覚化し時系列で比較検討までしてみると、また改めて受ける印象が変わったりします。トレーディングビューはそれを簡単に為してくれるツールなんですよね。

こんな有用な投資ツールが誰でも無料から使えてしまうこのITの時代と、そして何よりもトレーディングビューに感謝です。ありがとうトレーディングビュー!

https://jp.tradingview.com/

有難いことにトレーディングビューで利用できる経済指標はまだまだ沢山あったりします。そのあたりについてはまた改めて紹介させて下さい。

今後もあらゆる可能性を念頭においた上で、気を引き締めて投資を行っていきたいと思います!

 

最後に今回紹介した3カ国の経済予報を視覚的にわかりやすく紹介してお別れしたいと思います。

【Jinの経済予報】

JP:💀
US:💀💀💀💀
EU:💀💀💀💀💀💀💀💀💀💀

EU\(^o^)/

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