昨晩午後11時（23時）ごろ、ドル円は数分で150円から147円台にまで下落するという介入のような動きを見せました。

一体あれはなんだったのか？
一夜明けて情報が少しずつ揃ってきましたので、わかる範囲で解説したいと思います。

ドル円は150円をタッチ

2023年10月3日の午後11時ごろ、米ドル円は節目の150円をついに突破しました。

僕が円買いポジションを持っているからって無慈悲にも円安方向に延々と進行していくドル円。

僕はその時YouTubeライブで配信しており、もう勘弁してくれよ、今が介入のチャンスだろうがよ・・・とボヤいていました。

直後に急激な下げ。介入か！？

その直後、時刻にして午後11時12分頃、なんとドル円が突如として下落。

150円突破からの利確売りかと思われた下落は2分ほどで147.５円付近まで大暴落。

僕のFXの含み損は一時9000万円を超えていたのですが、一時的に8000万円まで減り、1000万近くの含み損が減るという急変動っぷりを見せました。

なお、有志がその瞬間をX（Twitter）にまとめてくれました。よかったらご覧ください

実際の生放送アーカイブについては記事の最後の方に貼っておきますので良かったら見てください。近日中にメンバー限定になりますが、数日中は公開状態にしておきます。

なんか14000人もの同時接続があったみたいで・・・みなさん本当にありがとうございます。

※音量注意

FXライターの高城さんに介入（？）時の僕の動物園っぷりを文字起こししてくれたんですが、改めて見てみると自分でも引くぐらいの興奮っぷりですね。血管切れてそう。

その後、我らが神田財務官は介入についてノーコメント。

ノーコメントってことはもう介入したって認めたってことでいいんですか？って雰囲気が漂っていました。

しかし、先ほど発表されたとある情報によると介入は否定された、とのことです。
そちらのデータを次の項目で見ていきましょう。

ちなみに急落直後も介入じゃ無いと言っている人も多数いました。以下が理由です。

日銀当座預金増減要因を見ると・・・

本日2023年10月4日の午後6時ごろ、日銀の当座預金がどうなったかを知らせるレポートが更新されました。

以下がその実際のページとなります。

日銀当座預金増減要因と金融調節 (10月5日＜木＞分)日本銀行金融市場局

 www3.boj.or.jp

2023年10月5日との記載がありますが、2営業日前のデータが予想として反映されるため、このページは2023年10月3日のデータとなります。

もし2023年10月3日夜に為替介入が行われていれば、財政等要因の部分がマイナスになるそうで、仮に3兆円分の介入が行われていたとしたら、数字は-30,000（億円）となっているはずです。

しかし実際は100（億円）という数値の発表という事になりましたので、為替介入は行われていなかった、と考えられるということでしょう。

じゃあアレはなんだったのか？

となれば、あの急落は一体何だったのか？

レートチェックを行ったという報道も無いですし、仮にそうだとしてもレートチェックであんなに下落することは過去に無かったはずです。

為替介入でも無いとすれば、あとは普通に売りが走ったということになるのかなと思われます。

150円は節目のレートですし、かなり意識されていた水準だと思います。そこを目掛けて大口が大きな売り（買いの決済？）をぶつけてきたという可能性もあります。

真実のほどはわかりませんが、市場参加者に150円がかなり意識されているということはわかりました。

節目のレートで大きな売りが来るというイメージが植え付けられた今、これ以上の買いが積極的に走るかと言われるとちょっと懐疑的です。

願わくばこのまま下げトレンドに転換してほしいところです。

是非参考にしてくださいね。

2023年10月3日の配信前半↓

2023年10月3日の配信後半↓（途中で途切れてしまったので同日2枠目です）