ゴールドの季節性（アノマリー）を約30年のデータでガチ分析したら●月後半から爆上げの可能性が見えた！

地政学リスクが高まると、投資家が必ず注目するのが「ゴールド（金スポット、またはXAU/USD）」ですよね。
「戦争や不安＝金を買え」というのは半分正しいのですが・・・はたして今、本当に買い場なのでしょうか？

今回は、
✅ ゴールドの 過去30年分の季節性（アノマリー） を徹底分析
✅ 直近の大手銀行グループによる弱気レポート
✅ これを踏まえた立ち回り方
をまとめてみました。是非参考にしてみてくださいね。

ゴールドの季節性を30年分平均化した結果

まずは結論から。下のグラフを見てください。

👉 1993年からのゴールドの日足終値を、年初を基準に%変化で平均化 したものです。
（EquityClockの手法を参考に、営業日を均等進捗で補間しています。）

ご覧の通り、

• 年初〜春：穏やかな上昇
• 夏場：6月下旬〜7月下旬にかけて底固めしやすい
• 秋口〜年末：強い上昇傾向！

という形が見て取れます。

つまり、ゴールドは夏はレンジを組みやすいが、年後半にかけて上がりやすい傾向があります。

大手銀行グループは弱気な見通し

とはいえ、直近の地政学リスクで上がりっぱなし…と思いきや、Citiグループは真逆のレポートを出しています。

Citiは6月17日付で金価格のターゲットを引き下げ。

• 3100-3500で値固めするが、その後下落トレンドに入ると予想
• 6〜12ヶ月後の予想価格を 3000ドル→2800ドル に下方修正
• 最悪 2500ドル台までの調整 を60%の確率で想定

https://jp.reuters.com/markets/commodities/E5XLPYKASRPHTBZNPELOS4CJ6A-2025-06-17

実際、関税問題が解決して地政学リスクが後退すれば、アメリカ経済はソフトランディングも視野に入り、リスクオンに傾く可能性が高いです。

経済が順調であればリスク資産に資金がシフトするので、ゴールドから資金は抜ける、という見通しなのでしょう。

ただし、このシナリオは20％の確率だそうな。もし強気のシナリオだとしても、こちらも20％の確率、とのこと。

ここからの現実的な戦略

今回の30年分の季節性チャートを見る限り、6月は金価格が底固めしやすく、6月後半から7月後半にかけて上昇しやすい局面にあたります。

したがって、直近でCitiが指摘するような短期の調整がもし起こるとしても、
むしろ 押し目を狙って買い増す好機 と捉えるのが有効です。

ポイントは以下の通りです。

✅ 6月下旬〜7月下旬の季節性を活かす
季節性の後押しが強いタイミングであるため、下げ局面では過度に悲観せず、段階的に買い下がるのが基本です。

✅ 中期目線では秋以降の再上昇にも期待
8月以降に調整が入る可能性もありますが、年末に向けて再び上昇するパターンが多いため、慌てず持続する余裕も大切です。

CFD口座を活用して臨機応変に

FXや株と異なり、CFD取引は「上がっても下がっても利益を狙える」点が大きな特徴です。
今回のように 短期は弱含みの予想がありつつも、季節性では上昇が期待できる 局面では、CFDのメリットが特に活きます。

• 上昇トレンドに入ればロング（買い）を伸ばす
• 急落には短期のショート（売り）でリスクヘッジ

この両面作戦が可能です。

まとめ：冷静に、計画的に

最後に今回の要点を整理します。

ゴールドは世界情勢の変化を敏感に映し出す鏡でもあります。
歴史が示すアノマリーと、プロの分析を両立させ、冷静に相場を乗り切りましょう。

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