原油でまた大損しました。もう2度と商品先物はやりません!!

原油で爆損しちゃった系FX YouTuber JINです。

最初にお知らせです。

今週発売の『SPA!』に「コロナ相場で大底を見極めろ」、コロナで大損トレーダー集合という特集がありまして、これにちょっとだけコメントをさせていただきました。(21ページ目)

もし見かけたら手にとって見てみてください。

さて原油なんですけれど、5月限の原油で爆損してしまいました。

まさかの-40ドルというとんでもない前代未聞の暴落…

5ドル弱で買った私の原油は、結局のところ強制ロスカットを食らって-135万円という悲惨な結果に終わりました。

詳しくは、以前の記事をご覧ください。

原油価格がまさかのマイナス40ドルになる大暴落!強制ロスカット&追証に・・・

ちなみに、前回の動画について訂正です。

5月限を5月ゲンって言っていたんですけれど、そうじゃなくて“5月ギリ”って言うんだよというご指摘をいただきました。

※5月の限月(げんげつ)、取引は5月限(ごがつぎり)と読む

ご指摘、本当にありがとうございました。

原油の先物というのは、基本的に期日で区切られていて、5月もの、6月もの、7月ものと区切られているんですが、5月で切られるものを5月限と呼びます。

限月(げんげつ)
原油の先物取引では、最終取引期限が異なる先物が複数売買されています。先物の期限の満了する月のことを限月(げんげつ)と呼んでおり、別の銘柄として取り扱われます。

目次

スーパー原油暴落事件発生

その5月限の原油相場が期末に大暴落して、まさかのマイナス価格に突入という前代未聞の事件が起きました。

それが6月限に切り替わって、その後もまたもう1回暴落…6月限の原油が6ドルくらいまで暴落して、スーパー原油暴落事件発生です。

それで、コモディティ(商品)を扱っている各証券業者が、どうもマイナスになることを想定していなかったようで、マイナスになるとトレード自体ができない状況になっていました。

実際僕もDMMコモディティを使ってリアルタイムでやっていたんですけれど、マイナスにならずに0.93くらいからシステムが停止したのか取引不能になっちゃって、結局期日が切り替わった時に、価格調整額の調整が入って結果損切りしました。

ちなみにこの期日の切り替わり時に起こる調整をロールオーバーといいまして、原油が5月限のものから6月限のものに入れ替わるので、その価格の差額分だけの調整金が入る(もしくは取られる)というものになります。

例えば5月限の原油がマイナス40ドルで終わって、次の6月ものが20ドルとしたら、60ドル分のジャンプアップをする。

買いと売りで調整額が取られたり貰えたりなんですが、結局のところ調整額の分だけ価格も動くので、調整金そのもの自体は損も得もしないんです。

プラマイゼロ、だからあまり深く考えなくて良いです。

ただ、結局6月限に変わっても下がり続けているんですよね。

だから基本的に原油に買いで入るとずっと損していくんじゃないの?と思ってしまいました。

原油の需要は今後復活していくと思うので、いつかはどこかで跳ね返るんでしょうけれど、やっていて思ったのが…

原油は駄目だ

跳ね返らないんですよ…

6月限の原油もかなり急落しちゃって6ドル台まで落ちたんですけれども、そこからいろいろとポジティブ要因がありまして30%ほど跳ね返ったんですよ。

そのポジティブ要因を紹介しますね。

原油在庫がついに改善

まず1点目が原油在庫について、こちらがかなり改善されたようです。

ずっと過去最大にたまりまくっていて「もう原油をこれ以上持てない」、「お金をあげるから引き取ってくれ」という史上初の状態になっちゃって、5月限の原油が最終的にマイナス30ドルか40ドルくらいまで落ちた…

という前代未聞の事件が起きちゃったんですけれども、在庫についてはひとまず落ち着いたようです。

過去最大に積みあがっていた原油在庫、今週ようやく減少

とはいえ在庫がありすぎるという、そういう状況には変わりないのと、何にせよ需給がありません。

実際に使っていないからどんどん溜まっていっちゃうという状況にあまり変わりはないので、やはり価格が大幅に上がっていくのは難しいんじゃないかなという結論に至りました。

原油暴落で取引業者がまさかのパワープレイ

それで、価格が下がり続けるものだから取引業者も結構なパワープレイに出まして、本来だったら今は6月限の原油でトレードするはずなんですけれど、GMOクリック証券とDMMFXが、なんとまだ6月限にも関わらず、7月限の原油に移行しました。

GMOクリック証券からのお知らせメール
原油価格のマイナスにシステム上対応していない為、
急遽7月限の原油に切り替えを行ったそうです

要は現時点でのトレードシステムだと価格が0以下だと取引できないので、それを回避するために7月限の原油に強制的にチェンジするという荒技を行いました。

当然ロールオーバーするので調整金は取られるわけなので「切り替えますよ」というお知らせのメール等はきていたと思うんですけれど、売りで入っていた人達や原油に売りで入っておくかって指値を入れていた人達が、ここで業者にとんでもないパワープレイをされた影響でロールオーバーで事故ったらしいです。

先程も説明したとおり、調整が入ると差額分だけ爆上げしちゃうわけですから、売りの指値を入れてたら刺さっちゃうんですよ。

しかもGMOクリック証券だと、ロスカットレート…要は損切りのラインを最初に設定してあるので、爆上げすると売りで入ったとしても上げが凄すぎてすぐにロスカットされてしまう。

お知らせをちゃんと見ていなかった人なのか、「指値が刺さった瞬間にロスカットされた」、「損切りさせられた」という人が結構TwitterなどSNSにいっぱいいまして、爆損者が続出するという、まるで地獄のような状態になっています。

僕もそれで、基本的にロールオーバーした後は下がりやすいので売りで入ったんですけれども、怖くなって手放して損切りしちゃいました。

無理!持ってられないよこんなの!

原油は買いも売りも得できないんじゃないかな、という気が凄くするんですよね…

確かにボラがデカいので波に乗れればおいしいんでしょうけれど、あまりにも投機的過ぎて…ギャンブル的すぎて勝てる気がしないと思いました。

以前、原油価格は0から下にはならないだろうということで「下がったところで買いで石油王を目指す」みたいなことを言ったんですけれど、撤回します。

原油は無理!

というか、商品先物自体がもう無理だわ…

やっぱりロールオーバー…コンタンゴというんですけれど、調整金が入る以上は無限に下がっていくのと同じ意味ですよね。

原油在庫の減少という好材料があったとしても、もはや買おうとは思いません。

トランプちゃん、「嫌がらせ」のイラン艦船は破壊

あともう1つ、2点目の好材料です。

好材料と呼べるのかどうかはわからないですけれど、トランプ大統領がパワープレイに出ました。

「イランがもしも船舶に対して嫌がらせ行為をしてきたら、いかなるものでも攻撃して破壊していいよ」という指示をしたそうです。

米海軍、「嫌がらせ」のイラン艦船は破壊 トランプ氏が指示

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は22日、米海軍の艦船に対し嫌がらせ行為に及ぶイラン艦船に対し、いかなるものでも攻撃し破壊するよう米海軍に指示したと述べた。

トランプ氏はツイッター(Twitter)に「私は米国海軍に対し、海上にあるわれわれの船に嫌がらせを行うイランの小型艦船はいかなるものでも攻撃し破壊するよう指示した」と投稿した。

これに先立つ15日、ペルシャ湾(Persian Gulf)北部の国際海域で、イラン革命防衛隊(IRGC)の小型艦船11隻が米海軍・沿岸警備艇約6隻を取り囲む事態が発生。攻撃はなかったものの、米国防総省はイランの小型艦船は、衝突あるいはさらに深刻な事態を引き起こす恐れのある「危険で挑発的な行為」に出たと述べていた。

AFPBB News https://www.afpbb.com/articles/-/3279882

とんでもないパワープレイだな…

要は、原油価格が下がりまくっていてマイナス価格という状態になっているので、これが続くとアメリカのエネルギー関連企業が軒並みつぶれてしまうことを懸念しての発言でしょうね。

実際にアメリカのシェール油田の会社が破綻しているんですよね。

そういうこともあり、それを守るために無理やり原油価格を吊り上げたいのか、わざとイランと緊張を高めれば原油価格は上がりますから、攻撃的なツイートをして緊張感を高めて原油価格を上げようとしているという恐ろしいパワープレイを始めました。

そんなこともあり、原油価格が30%くらい跳ね返ったんです。

跳ね返って、一旦ここでセリングクライマックスについたんじゃないかということから原油価格がちょっと回復しそうなんです。

けれども、あまりにも怖すぎる…

セリクラがついたわりにはあまり回復していかないんですよ。

当然一番の理由としては今は本当に需要が無いでしょうからしょうがないんですけれど…

新型コロナウイルスのせいで経済が麻痺っていますからね。

ちなみに調べたんですけれど、原油の実需要って40%が車らしいんです。

現状は新型コロナウイルスのせいで世界各地が自粛モードに入っていて、欧米なんかはロックダウンされていて、外に出るなとなっているわけですよ。

そうしたら当然車も動かないわけで、原油の需要が激減です。

なのでいくらポジティブなニュースが出ても実体経済で消費が行われない限り、原油はどんどん在庫が増えて供給過多になっていきます。

なのでこれは手を出さないほうがいい。

商品先物は一般投資家に不利

以前もちょっと思ったんですけれど、やっぱり商品先物って一般投資家がやるには情報面とかであまりにも不利すぎるんです。

そんなの原油を実際に取り扱っている人達から見ればどうなるかなんてわかるわけじゃないですか。

原油がどんどんきてるけど「これはやばいよ」、「パンクするよ」と、原油相場が暴落するっていうのがわかるわけじゃないですか。

でも一般投資家からすれば断片的な情報しかないですから、原油在庫がどのくらいだとか、どうなるんだろうという想定の範囲外のことをやられちゃうんですよ。

今回の原油相場マイナスみたいな事とか…

だから予想して投資するにはあまりにもリスキーだなと思います。

逆に原油を実際に中東などで取り扱っている現場の人達は、価格がどうなるかっていうのはすぐに分かりますから圧倒的に有利にトレードできるわけじゃないですか。

内情を知っている人達は「これは原油が将来的に需要が全然間に合っていないから絶対やばいな」とわかるわけじゃないですか。

在庫を実際に管理している人達は知っているわけじゃないですか。

そういう人達がインサイダーしているかどうかは、はたまた禁止されてるかどうかはしらないですけれど、そういう人達が圧倒的に有利な中、断片的な情報しかない個人投資家が原油や商品先物で戦って儲けるのはあまりにも無理があるというか、普通に考えてキツいでしょう。

なので、ギブアップします…

石油王チャンレジ、ギブアップ!!

ネバーギブアップって言いましたけれど、無理!

こんなもので勝てるわけないだろ!この野郎!!

原油で爆損だよ、この野郎!

原油なんか買わなきゃよかった、ちくしょう…

………

……

僕の尊敬する有名なトレーダーのcisさんも、この原油に手を出して爆損したらしく、4桁万円の損失を出したみたいなツイートをしていました。

つまり、優秀なトレーダーでも勝てないんですよ!

原油なんて二度とやりません…

商品先物、二度とやらねぇからな!!

勝った試しがろくにないので、本当にやりません…

天然ガスでも爆損こいたし、コーンも買ってましたけれど損切りしました…

何10万円、何100万円も損したので、もう絶対にやりません。

株や為替のほうが全然読めるわ!

商品先物は本当に一般投資家が勝てる余地がない…不利すぎる!

しかも証券会社も突然のロールオーバーとかいう無茶なことをやるのでやめます。

こんな危ないものに手を出しちゃ駄目です。

僕が実際にリアルでトレードして、実際にライブ配信もしていて見せたわけなんですけれど、あんなもの勝てないんです。

いい勉強になったでしょう?

本当に最悪だよ…

僕の金だけがなくなっていく…

いうても何1000万円とか損した過去もあるので、100万単位で終われたのはよかったと思っています。

いい勉強になりました。

もう二度と原油なんてやらないから!

絶対に原油なんてやらない!!

二度とやりましぇぇぇぇぇん!!!

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