FXでのロットとは?ロットの適量を見つけて、きちんとした資金管理を!〈後編〉

前編では

  • FXでのロットとは取引単位の事
  • 1Lotが幾らかは扱う通貨ペア・その時点での為替レートによって異なる
  • 口座残高から取引可能Lot数を出せる計算式がある

など、ロットの仕組みについて解説してきました。

後編では少ない資金でFXを始められるからくりや、実際の注文画面でのロット数の扱い方などトレードを始める際にすぐに役に立つ事を書いています。

ロット数の決め方をマスターして、より良い資金管理を目指しましょう!

前編はこちら

FXでのロットとは?ロットの適量を見つけて、きちんとした資金管理を!〈前編〉

前編を頑張って読み進めてここまで辿り着いてくれた諸君!
もう少しでロット数の取り扱い方をマスター出来るから頑張って最後まで読んでくれよな!


目次

ロットよりも大事?!最小取引単位とは

レバレッジをかけて必要証拠金を少なくしたって、100万とか大金を動かしてるかと思うと怖いよ…
たまに、数千円からお取引可能とか広告を見かける気がするけど…

基本的に国内FXでは「1Lot(1枚) = 10,000通貨」が一般的です。

通貨ペアによっては1ロット = 1万通貨でない場合も
同じ業者であっても通貨ペアによって1ロットが示す通貨数が変わることがあります。米ドル円やユーロ円、英ポンド円、豪ドル円などが1ロット = 1万通貨であっても、価格が小さい南アフリカランド円は1ロット = 10万通貨の場合がある事もあるので注意が必要です。

では、必ずしも10,000通貨からしか取引出来ないのか?

いいえ、使用するFX会社によっては1,000通貨から取引出来るところもあります!

僕がオススメしてる業者を例に挙げるとメリット・デメリットは上の通り

1,000通貨の場合も、前編で解説した以下の計算式に当てはめて計算してみましょう。

〈例〉口座残高1万円・1米ドル 110円・取引単位1,000通貨・レバレッジ25倍
   (1000通貨を1Lotとしている業者の場合)

※取引可能Lot数の計算式の為、2Lotと記載していますが、実際の注文画面で打ち込む数字はFX会社によって異なる場合があります。詳しくは後述してありますので是非読んでみて下さい。

この場合、1,000米ドル(日本円で11万円分)をレバレッジ25倍かけて1Lot取引するから、必要な証拠金は4,400円

口座に1万円あるとすると、最大レバレッジ25倍をかけたら2Lot取引出来るという事ですね。

1,000通貨単位でもレバレッジを使えるため、併用すると必要証拠金をより少なく抑えることが出来るという事です。

数千円からFX取引が可能と言うのはこのような意味なのです。

使ってみたいと思っているFX会社がある場合、始めに最小取引単位が何通貨なのか確認する事も大切です。

ロット数を増やすほど損益が大きくなる

ロット数別、為替レートが変動した場合の損益

1Lotで取引した場合には、1pipsの変動で100円、10pipsの変動で1,000円、100pipsの変動で10,000円の損益が発生します。

また、10Lotなどロット数を増やして取引すると、1pipsの変動で1,000円、10pipsの変動で10,000円の損益となるのです。

この様にロット数を増やせば増やす程、損益が大きくなります。

もちろんロット数が大きい方が利益は大きくなりますが、十分な資金が必要で損失額も一桁大きくなります。

資金を十分に用意している方であればオススメですが、初心者の方、資金が少なめの方にはリスクが高いケースもありますので注意が必要です。

ロットを使いこなして注文ミスを無くそう

FX初心者の方の中には、取引時にレバレッジを記入する欄があると思っている方もいると思いますが、そうではありません。

レバレッジの倍率は、口座にある資金に対しての取引量で決定するのです。

なので、取引画面にはレバレッジを入れるのではなく、レバレッジを加味したロット数を打ち込みます。

注意:FX会社によっては、そのまま数量を入力する会社もあります。

〈例〉みんなのFXの注文画面で具体的に説明していきます。

“Lot”の表示が見えるので、ロット単位での入力です。
みんなのFXでは「1Lot = 1万通貨」なのですが、最小取引単位が1,000通貨なので、0.1Lotからの注文が可能です。


例えば、3,000通貨取引するなら0.3Lotと入力するんだ。
間違っても最小取引単位が1,000通貨からだから3.0Lotという訳では無いので注意してくれよ!


中には「1ロット=1,000通貨」の業者も

“外為どっとコム”や“ヒロセ通商 LION FX”などのように、FX会社の中には1ロット=1,000通貨の業者もあります。FX会社によって1ロットが指す数量が異なる場合があるので必ず注意が必要です。

上記の様なFX会社を使う場合は、3,000通貨取引するなら3Lotと打ち込む事になるのです。

この様に会社・業者によって最低取引単位とロットの扱い方が異なるため、新規口座を開いた際には必ずその会社・業者の定めている単位・ロットを確認しましょう。

ロット数の上限

そして取引出来るロット数には、上限があります。

例として、みんなのFXで定められている上限を調べてみました。

  • 全通貨ペアの売建玉と買建玉を合計して 50,000,000 通貨(5,000Lot)
  • 米ドル/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円は売建玉と買建玉を合計して 10,000,000 通貨(1,000Lot)
  • 上記以外の通貨ペアは売建玉と買建玉を合計して 5,000,000 通貨(500Lot)

みんなのFXにおいては、全通貨ペアを合計して5,000Lotまで取引可能となっており、通貨ペアによって上限が1,000Lotの通貨ペア500Lotの通貨ペアがある事が分かりますね。

※みんなのFXは「1Lot = 10,000通貨」となっています。


さっきまで1Lotがどうとかって話だったけど、急に桁が大きくなったな…
ボクも気を付けて取引するぜ。

君はすぐポジションを持つからね。みんなも、すぐに上限まで行く事は無いにしても、どのFX会社でも上限があるという事を頭の片隅に置いておこう!


ロット数を使いこなす事できちんとした資金管理を!

FXのロットとは「1万通貨」などの一定数量に決められた取引単位を表す言葉で、「扱う通貨ペア・その時点での為替レート」によっていくらか変化する物とお伝えしてきました。

ここまでたくさん計算式などを使って説明をしてきた為、ロットの計算なんて慣れないし、もう正直めんどくさいなと思われた方も居るかもしれません。

しかし、一度身につけてしまえば、取引金額が簡単に設定できるようになり、取引にかける金額をいくらにするか悩まず、用意出来る資金の中で自分に合った取引金額を設定出来る様になります。

注文画面で適正なロット数を打ち込む事はレバレッジの管理=資金管理に繋がるのです。

初心者の方や、資金の少なめの方は、きちんとFX会社を選んで自己資金に対して無理なロット数では取引しない様にしましょう!

どなたも、自分の用意できる資金の中で無理のないトレードを!

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