オレ的重要経済指標ランキングの詳細紹介シリーズ第3段!
今回は以前紹介した経済指標一覧の中から、オレ的重要度⭐️4の指標についてです。
今回は、景気に関する指標GDPについてだ!
以前紹介した分も含めて見てくれよな!
GDPとは?
GDPとは『Gross(合計)Domestic(国内)Product(生産)』の頭文字をとった略語で、日本語で「国内総生産」と言われており、国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額を表わす指標になります。
GDPは、ほとんどの国や地域で発表されています。
GDPは、市場で取引されたものを対象としているため、家事労働やボランティアなどは含まれません。また、国内市場での取引が対象となっていることから、国内企業による海外の取引・生産・サービスなども含まれません。
GDPをスーパー簡単に説明すると、一つの国の国内で生み出された「儲け」の合計って事だお。
二種類あるGDP
GDPには「名目GDP」と「実質GDP」があります。
普段、経済指標として市場が注目したり、ニュースなどで取り上げられたりするのは「実質GDP」のほうです。
何故、実質GDPの方が注目を集めているかと言うと、実質GDPは名目GDPから物価変動の影響を除いたものになるので、実質的な経済成長率を示しているからです。
- 名目GDP
名目GDPとは、国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額を表したもの。その年に生産された財やサービスについて、それぞれの付加価値を足し合わせて算出されています。 - 実質GDP
実質GDPとは、国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額を表わす数値ですが、物価変動の影響を取り除いて、その年に生産されたモノやサービスの「本当の価値」を算出したものです。言い換えれば、名目GDPから「物価変動の影響」を除いたのが実質GDPです。
例えば、ある年に、100円のジュースを10本販売したとします。
この場合のこの年のGDPは、100円×10本=1,000円となります。
では、翌年に、ジュースの値段を100円から110円に値上げして10本販売したらどうなるでしょうか?
名目GDPは、110円×10本=1,100円と算出しますが、実質GDPの計算では10円の値上げ分は考慮されないので、実質GDPは昨年と同じく1,000円となります。
この場合、取引の拡大(1,000円→1,100円)は物価上昇によるものであり、販売数量が増えたわけではありません。
つまり、名目GDPは物価変動の影響を受けるため、どの程度経済が成長したかが把握しにくいのです。
従って、一国の経済の成長を測る際は、一般的には実質GDPを重視するのです。
今回の例の場合、実質GDPは(1,000円→1,000円)で変化ないから成長率は0.0%って事になるよ。
成長してると見せかけて成長してないパターンのやつだな。
成長してる風に見せて成長してないって、誰かさんの事みたいだな。
各国発表スケジュール
GDPは国によって発表回数が違うことも特徴のひとつです。
- 米国、英国、ユーロ圏
各四半期とも、速報値、改定値(速報値の約1ヶ月後に発表)、確報値(改定値の約1ヶ月後に発表)と3回発表 - フランス、ドイツ
各四半期とも、速報値、確報値(速報値の約2週間~4週間後に発表)と2回発表 - 日本
一次速報、二次速報(一次速報の約1ヶ月後に発表)と2回発表 - その他の多くの国
各四半期とも1回のみの発表
米国GDP発表スケジュール
米国も四半期の終了後に随時発表されますが、速報値、翌月に改定値、翌々月に確報値、といった3段階の順番で発表されます
基本的に速報値は【1月、4月、7月、10月】の下旬に発表されます。
発表時刻
〈夏時間〉 日本時間 21:30
〈冬時間〉 日本時間 22:30
最も相場にインパクトを与えると言われているのが速報値なんだ!
じゃあ、基軸通貨米ドルに関係ある米国のGDP速報値は要チェックだね。
GDPの発表で相場は動くのか?
GDPは国の景気が良いのか悪いのかを表す指標なので、数値(成長率)が良かった場合、その国の通貨は買われやすい傾向にあります。
ですが、GDPが発表されたからといって、必ずしも為替相場が大きく変動するとは限りません。
その理由としては、既に数値が予想されているからですが、レートが予想を織り込み済な事は、他の指標でもよくある事です。
GDPにしかない特徴としては、
- 国により、数値が何度も発表される。
- まず速報値が発表され、翌月に改定値、翌々月に確報値が発表される国の場合、速報値が最も注目度が高く、市場の反応も大きくなりやすい。
- ただ速報値は、推計値を多く用いた暫定数値のため、その後の改定値と確定値で大きく修正されることも珍しくなく、その修正度合いが大きいほど市場の反応も大きくなりがち。
この様にGDPにしか無い特徴も踏まえてトレードの戦略を立ててみましょう!
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