「安く買って高く売る」のは株式投資の基本。
そんな基本に忠実な投資方法として、割安株に投資するといった方法があります。
一般的にバリュー投資などと呼ばれ、割安株に魅力を感じている投資家は非常に多いです。
安い値段で買った株を放置するだけで、値上がり益や配当金、株主優待までももらえる可能性がある割安株。
まさにダイヤの原石といえるでしょう。
そこで今回は、割安株のメリット・デメリットや探し方についてまとめてみました。
気になる人はぜひチェックしてくださいね!
割安株(バリュー株)には魅力がいっぱい!
バリュー投資は株式投資の基本だからしっかり理解しておこうな!
君もこの記事を読んで割安株マスターになるのだ!
割安株(バリュー株)とは?
割安株とは、その会社の利益や資産に対しての評価が株価に反映されておらず、株価が低い状態の株のこと。
簡単にいうと、株価が企業価値に見合ってない状態ということですね。
企業価値を考えると本来はもっと株価が高くていいはずなのに、評価されてないダイヤの原石。
そんな割安株はバリュー株とも呼ばれています。
運用方法としてはバリュー投資と呼ばれ、株式のみではなく投資信託などにも用いられています。
バリュー投資は株式投資の代表的な方法なので覚えておきましょう。
他にも株を選ぶ方法について初心者向けに紹介している記事がこちら。
バリュー株(割安株)投資とよく比較されるものに成長株(グロース株)投資といった方法があります。
こちらについても今後別記事で解説する予定なのでお楽しみに!
割安株(バリュー株)のメリット
割安な株を買うことで考えられるメリットは3つ。
- 大きな利益を得られる可能性がある
- 短期的にこまめに気にする必要が無い
- 更に下がる事はそんなに無いので高値づかみになりにくい
それぞれ見ていきましょう。
大きな利益が期待できる
割安な時に買うことで投資家に注目されたときの伸びによるキャピタルゲイン(売買差益)を得ることができる可能性が大きいです。
業績によりけりかもしれませんが、良い企業なのに割安な状態の株はその後に伸びる可能性を秘めています。
投資家の注目を集めて波に乗って企業の適正価値まで株価が伸びれば、かなりの利益が期待できるでしょう。
こまめに気にしなくて良い
基本的には長期的に保有する場合がほとんどなので短期的な時間足で気にする必要はありません。
企業の価値が株価と見合う頃に利益を確定させるつもりで長く持ち続けるのがバリュー投資です。
もしそれが短期間で訪れてしまった場合にはその限りではありませんが、そこまで頻繁にチャートを見る必要がないのもメリットです。
高値づかみしない
割安な時に買うということは株価が安い時に買う、ということです。
同じことを言っているかもしれませんが、逆に言えば高値で掴むことがほとんど無いと言っていいでしょう。
割安の理由にもよりけりですが、良い企業の割安株の場合はそこから伸びていくしかないですからね。
ちなみに僕も株価が安い時に買って放置しています!
株は基本的に上がっていくものだから、安い時を狙ってガツンと買うのが一番だお!
割安株(バリュー株)のデメリット
一見メリットばかりのように思える割安株ですが、実はデメリットも存在します。それは
投資家に注目されるまで持ち続ける必要がある
という事。
安値圏を推移している割安株ですが、投資家に注目されなければ、当然株価は上がりません。
どんなに企業に価値があっても、投資されなければ意味が無いということなんですね。
そういったことから、バリュー株投資は長期戦になることを覚悟しておきましょう。
また、安値で推移している理由をしっかり把握するのも重要です。
業績や悪材料があれば、今後も注目される可能性は低くなります。
情報を集める方法として、企業が投資家向けに必要な情報を提供している過去のIR情報から分析する方法があります。
IR情報とはインベスター・リレーションズの略で、投資家向けに企業が財務などの開示している情報のこと。
IR情報は企業のホームページや証券サイトなどから確認できるのでぜひ。
せっかく買ったのにずっと株価があがらなきゃ意味ないよなぁ
気になる株はその会社のIR情報とかをチェックしてみるべきだのう
割安株の探し方
割安株を探すためには2つの指標を用いるのが一般的。
それぞれ詳しく解説していくので、しっかり理解して割安株を見つけ出しましょう!
PER(株価収益率)を使って判断する方法
PER(株価収益率)とは、株価が1株あたりの利益の何倍かを表す指標です。
ちなみにPERはPrice Earnings Ratioの略だということも頭の片隅に入れておいてください。
PERを算出する計算式がこちら。
PER(株価収益率)=現在の株価÷1株あたりの純利益
よくわからない方がほとんどだと思いますので、例を用いて解説します!
1株あたりの純利益(1年間に生み出された利益)が50円のA社と100円のB社があるとします。
どちらも現在の株価は500円だとしましょう。
この場合すぐにわかる方もいるかもしれませんが、B社がお得な割安株となります。
では、先ほどの計算式に当てはめてみましょう!
A社 500円(株価)÷50円(1株あたりの純利益)=PER10倍
B社 500円(株価)÷100円(1株当たりの純利益)=PER5倍
以上の結果から、PER(株価収益率)は低いほうがお得だということがわかりますね!
業種によって偏りはありますが10倍以下なら割安、15倍以上なら割高とされているので、ぜひ参考にしてみてください。
じゃあPERが低い株を探しまくれば大金持ちになれるお!!早速探しまくるお!!!
低いから買ったとしても絶対に儲かるわけじゃないんだぞ。あくまでも参考程度にしつつ、その企業の他の部分もしっかりチェックしような。
PBR(株価純資産倍率)を使って判断する方法
PBR(株価純資産倍率)とは、株価が1株あたりの純資産の何倍かを表す指標です。
ちなみにPERとは「Price Book-value Ratio」の頭文字を取った略称です。
基本的な考え方はPER(株価収益率)と同じで、倍率の低いほうがお得だと言えます。
PBR(株価純資産倍率)を算出する方法はこちら。
PBR(株価純資産倍率)=現在の株価÷1株当たりの純資産
こちらも例を用いて解説。
1株あたりの純資産(現在企業が保有している資産)が500円のA社と1000円のB社があるとします。
どちらも株価は1000円だとすると…?
B社のほうが純資産が多く、お得なことにはお気づきでしょう。
それでは、先ほどの計算式に当てはめてみましょう!
A社 1000円(現在の株価)÷500円(1株当たりの純資産)=PBR2倍
B社 1000円(現在の株価)÷1000円(1株当たりの純資産)=PBR1倍
上記の結果からも、PBR(株価純資産倍率)も、倍率が低いほうがお得だということがわかりますね!
一般的にPBR(株価純資産倍率)は1倍以下なら割安、1倍以上なら割高といわれています。
1倍以下なら割安株だといえますが、あまりに下回っている場合や下回った数値をキープしている株にはご注意ください!
そういった企業は、倒産リスクがあることも覚えておきましょう。
PERがダメならPBRで判断すればいいんだお!!!
早速PBRが低い企業を探して割安株を見つけ出すんだお!!!
お前最後の一文読んだか?
あまりに低かったりずっと低い会社には倒産リスクがあるから色々見て総合的に判断しなきゃダメだっての!
バリュー株(割安株)投資をはじめよう!
いかがでしたでしょうか?
今回は割安株(バリュー株)のメリット・デメリットや探し方について解説しました。
PERやPBRを使えば現在の株価が割安なのか割高なのかを判断することができます。
もちろんこれだけで判断すると痛い目を見る事もあるので、他の情報も見て総合的に判断することも求められます。
しかし一つの指標として十分参考にできるデータなのも事実です。
購入価格がお手頃で、注目された時のリターンがデカい割安株。
ぜひPERやPBRの指標を使って、お得な割安株を見つけてみてくださいね!
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